【光州の風景】光州郷校など:光州公園の周辺・その1

光州川にかかる光州橋を渡った正面の光州公園の入り口の階段を上らずに左手の道を上がっていくと、韓国自由総連盟の建物の横手に、石碑が立ち並んでいる一角が見えてきます。



階段を上がってみると、そこにはちょっと驚くほどの数と密度で大小新旧の石碑群が現れます。これらは墓碑ではなく、事績碑・顕彰碑の類です。一つ一つ細かく見ていけばそれはそれで面白いのかもしれませんが、あいにくそこまでの時間的余裕も歴史的知識も持ち合わせてはいません。




ここからさらに道を進むと、すぐ鼻の先に、伝統式の門構えが見えてきます。ここが光州郷校です。朝鮮時代の儒教教育機関として設立されたのが1398年と言いますから、これはソウルの成均館と同じ年です。その後移転を繰り返し、今の場所に落ち着いたのが1488年とか。光州市の指定有形文化財第9号だそうです。


http://www.gjhyanggyo.or.kr/
光州郷校 祠堂-書院-樓亭
光州郷校 - 光州広域市

門をくぐって敷地に入ってみると、ここは朝鮮時代を偲ばせるような「遺跡」ではなく*1、現在も現役で機能している場所だということがすぐにわかります。現場の横断幕や光州郷校のサイトを見れば、儒教祭祀を執り行っているほか、儒教教育・漢文教育プログラムを実施したり、伝統婚礼を行なったりもしています。





成均館のような学校法人ではなく、組織としては財団法人なんですかね?儒林会館の看板を見ると、様々な団体が入っているようですけど。




*1:例えば全州の全州郷校などはそんな感じに近い雰囲気が残っています。