どこでも真似のできることではないですけどねえ。
大学のブランドという資産を奨学金の創設につなげたこの事例は、何らかのモデルになると思います。
北大「きのとや奨学金」新設 クッキー「札幌農学校」売り上げ寄付で 毎年度3人、月4万円給付
11/14 05:00北大は13日、経済的に困窮する学生を対象にした新しい給付型奨学金「きのとや奨学金」を新設すると発表した。大学認定商品のクッキー「札幌農学校」を販売している洋菓子メーカー「きのとや」(札幌)からの寄付が累計で1億円を超えたことを機に、寄付金を原資として創設。来年度の入学生から募集する。
新しい奨学金は返還義務がない給付型。日本人の大学1年生を対象に毎年度3人を募集し、月4万円で4~6年間給付する。北大には海外への留学や大学院生を対象とした給付型奨学金制度はあるが、経済的困窮を条件とした給付型奨学金は初めて。
きのとやは2005年、北大OBの長沼昭夫会長(当時は社長)が北大にちなんだ菓子を作って学生を支援したいと提案し、北大の前身である札幌農学校の名をつけたクッキーを商品化。同年から売り上げの一部を寄付してきた。
札幌農学校は年間売り上げ約10億円の人気商品となり、近年の寄付金は年間1千万円以上。累計約1億200万円となった。ポプラ並木が倒れた04年の台風被害に伴う緑化事業などに使われてきたが、今後は奨学金の原資に充てる。
長沼会長は「自分も中学1年の時に父親が病死し、奨学金で高校と大学を卒業した。支援がないと勉学に励めない学生の助けになれば」。北大の名和豊春学長は「新渡戸稲造夫妻が貧しい人のため無料で(札幌に)開いた遠友夜学校と同じ精神に立つもの。有効に使いたい」と話した。
北海道には一度しか行ったことないのですけど、また行きたいものです。その時にはちょっと気にかけてみるとします。
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