【坡州の風景】2018年夏、龍尾里2墓地を歩く・その2:納骨施設(屋内型・屋外型)
さて、続きです。
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続いては納骨堂のほうへ。手前にあるのは「韓国型家族墓示範公園」。土饅頭の周囲に個別のカロートを設置して、一基当たり数人から十数人の遺灰を収納可能にしたお墓のスタイルなのですが、たぶんここでしか見たことがなく正直あまり普及してません。1990年代後半から2000年代初頭の時期、葬法の主流が土葬から火葬へと入れ替わろうとしていた時期の試行錯誤の跡と言えるでしょう。
てことで、まずは屋内から。ソウルの納骨施設はどこもほぼ満場状態なのですが、こちらは現在87%と若干余裕があるようです。
ただこの数字、リストアップされてる施設を見ると、この87%という数字はのちに見る屋外型納骨施設も含めた数字であろうかと思います。
서울시설공단 장사시설 시설현황 | memorial>서울시립승화원>주요시설
実際、建屋内はほとんど空きがありません。ただ、管理費未納通知はここでもあちこちに貼られています。将来的には、この辺にも空きが出てくるでしょう。
内部は何度か見ていますし、さほど変化があるわけでもないので、ざっと見てから屋外へ。
そこで真っ先に目についたのはこちら。
そうかなるほど。あの遺骨、散骨されたのではなく、龍尾里2墓地のこちらの納骨壇に安置されたんですね。当時の推測は訂正しないといけません。
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파주 용미리 제2묘지 도착한 35위
[뉴시스] 입력 2018.08.16 15:50【파주=뉴시스】홍효식 기자 = 16일 오후 경기 파주시 용미리 제2묘지에서 일제 강제징용 희생자 유해봉환위원회 등 관계자들이 강제징용조선인 유해 35위를 봉안하기 위해 이동하고 있다. 2018.08.16.
掲示されている金属板に光沢があって写真に収めにくいのはさておき、ここがこんなにスペースを占領できているのも、ここの屋外型納骨施設に受け入れの余裕がまだあったからに他なりません。屋内型に比べて屋外型が人気薄なのはどこでも見られる現象ですけど、龍尾里1墓地の壁式はこれよりもずっと入居率が高いですからね。もう少し埋まってても不思議ではないのですが…。