【仁川の風景】仁川家族公園2019夏・3:樹木葬地と回廊型奉安堂
こちらの続きです。
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前回取り上げた合同墳墓ですけど、その背後には新しい壁型納骨堂(奉安堂)*1ができています。見たところ、まだ供用はされていない感じです。
この裏手には、旧来型の土葬墓(非造成墓地)がまだ残っていたりもするのですが、樹木葬地もこっち側にあります。
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写真で見せると、こんな感じです。
今更ながら気付いたのですが、この「樹木葬林追慕者名単」、満場になって久しいというのにずいぶんと下に空白が残っていますね。これ、当初の予定ではもっと大々的に樹木葬を展開するつもりやったことの名残なのではないですかね。
韓国内のどこに行っても思うことですが、樹木葬ってどうもイマイチな雰囲気が漂っているところが目につきます。
この仁川の新しい樹木葬地とか、ソウルの龍尾里1墓地なんかは、相当頑張っている方だと思います。もっとも、上の「元祖・樹木葬」に比べると、かなり変質してる気がしますけど(「自然」要素が大幅に削られている、という意味で)。
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閑話休題。このあたりは、道としては人生に疲れた後の「自然の道」ということになります。ルートとしては、昇華院とセウォル号一般人犠牲者追慕館との間を最短距離で結びます。山側には回廊型奉安堂、谷側には駐車場や奉安堂、そして家族墓・自然葬地が広がっています。
わりと高いところを通っているので、眺めはなかなかのものです。盆地の内側(その全体が仁川家族公園)なので、墓地しか見えませんけど。
で、今回はとりあえず回廊型納骨堂。
入口のところの横断幕で「使用資格緩和」の告知がされていたのはここのことです。
去年の写真を見比べてみればわかりますが、増えてはいるものの、この調子ではこの周囲にもいっぱい作ってしまったある屋外型納骨堂が埋まるのはいつになるのやら…というペースです。まあ、一言でいえば、「あんまり人気ないんやろなあ…」ってことです。
率直に言ってこれは仕方ありません。樹木葬と同様、こういう屋外型納骨堂はどこも不人気をかこっています。
昌原なんかひどいもんでした。
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ソウル・龍尾里1墓地はまだマシと言えばマシか*2。でも、2墓地の方はけっこう空き家が目立ってたぞ。
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屋内型と比べれば、骨壺の置かれている環境に差が出るのは否めないですもんねえ。こっちの方が屋内型より環境負荷が小さくなるのはわかりますけど、納められる側からすれば野ざらしより室内で守られた方がいいに決まっています。まあ、ジレンマです。
今回は、人気イマイチ2トップをご紹介しました。長くなるので、ここでいったん切ります。