弥勒寺址の石塔、20年かけて元の姿と異なる形に「修復」

あちゃー。これは、南大門再建工事の悪夢再びですか。

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んー、どうやら歴史的なことも含めて色々事情はありそうなんですが、現場の判断で設計が恣意的に変更されて、辻褄の合わないチグハグなものができあがったたっぽいですね。

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20年かけ修復「元の姿と違う」百済の石塔、韓国で批判
ソウル=武田肇 2019年3月26日14時54分

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修復工事が終わった弥勒寺址の「西の石塔」(韓国全羅北道・益山、韓国文化財庁提供)

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修復工事が行われる前の弥勒寺址の「西の石塔」=韓国全羅北道・益山、韓国文化財庁提供写真・図版

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修復工事が終わった弥勒寺址の「西の石塔」(手前)。韓国監査院に「原型と違う」と指摘された=韓国全羅北道・益山、韓国文化財庁提供写真・図版

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修復工事中の弥勒寺址の西の石塔。右手に見えるのは復元された東の石塔=2015年5月、韓国全羅北道・益山

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修復工事中の弥勒寺址の西の石塔=2015年5月、全羅北道・益山

 韓国で国の予算執行を検査する監査院は、約20年かけた修復工事が今月に完成した百済時代末期(7世紀)の寺院跡、弥勒寺址(し)の「西の石塔」(高さ約14・5メートル)について「原型通りに修復されず、安全性の検討も正しく行われていない」とする報告書を発表した。所管の文化財庁は釈明に追われ、韓国内で「ありえないことだ」と批判が起きている。

 「西の石塔」は百済の都だった扶余から南へ約30キロにある寺院遺跡、弥勒寺址にあり「韓国最古の石塔」として国宝に指定されている。日本統治時代に補強されたコンクリートの傷みが激しくなったことから、2001年から約230億ウォン(約23億円)かけて大規模な解体修理工事が行われ、日本の古代史ファンの関心も集めていた。

 報告書によると、修復過程で構造安定性が十分検討されないまま設計変更が行われ、当時の石材と新たに持ち込んだ石材を混ぜて積むなどした結果、元の姿と輪郭などが異なるようになったという。

 監査院は「安全性を検討した上で、適切な措置案を検討すべきだ」と通知。4月に完工式を準備する文化財庁は「設計変更図に準じる図面を作成した」と釈明したものの、安全点検を実施すると発表した。

 石塔はユネスコ世界文化遺産百済歴史遺跡地区」の構成資産の一つで、地元全羅北道の観光資源になっている。地元の市民団体は「石塔のイメージが傷つき、住民は精神的な衝撃を受けた」として賠償を求める声明書を発表した。(ソウル=武田肇

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