もう5カ月ほどたっているのですが、九州への旅のことを記事にしていかないと。もうすぐ次のネタが入ってきますし。
まず初日は長崎です。
はい皆さん、この観覧車はご存知ですね。そう、ココウォークです。ここから山側に入ります。
これもよく知られた坂本国際墓地です。永井隆博士や倉場家の墓をはじめとした多くのお墓が車道の両側に集まっています。
これはこれで非常に興味深い墓地なのですが、今回の目的地はここではありません。
そもそも、この地には、坂本国際墓地だけが墓地としてあるのではなく、このあたり一帯に墓地が広く見られます。その全体を「坂本墓地」と称し、その一角に「坂本国際墓地」があると考えればいいのではないかと思います。
で、国際墓地から道路を挟んで山側に、参道の入り口があります。
この上り坂の参道を少し上ると、左手に陸軍墓地へ通じる道が見えてきます。
ここからも少し歩きますが、その先に程なく墓域が見えてきます。
長崎という重要都市の陸軍墓地でありながら、どことなくひっそり小ぢんまりとしていて、日常的にこの場所を気に留めている人が多くはなさげ*1なのは、長崎県の陸軍聯隊の駐屯地は基本的には大村にあったからだと思われます。
実際、この坂本にある陸軍墓地について言及している記事は、他に比べて多くありません。
nippon-gokoku.sakura.ne.jp
ameblo.jp
なお、説明板によれば、坂本墓地は明治20年代、軍人墓地は明治30年代に移設・設置されたものです。大村聯隊の設置は1896年(明治29年)と言いますから、ここはごく初期の戦没者の埋葬地として位置づけられるようです。
*1:いないわけでは決してありません。