さて、ちょっと歩きますよ。
山王神社は坂本墓地から歩いてすぐです。というか、山王神社は同じ坂本町内にあります。
この二の鳥居は以前に見たことがあるのですが、神社の境内を訪れたのはたぶん今回が初めてです。巨大な一対のクスノキは、「被爆クスノキ」としてよく知られたものです。
山王神社を過ぎた後は、長崎大学病院を過ぎて、長崎西洋館に立ち寄ります。目の前の路面電車の駅は「原爆資料館」駅と改称されていますが、この建物が原爆資料館なわけではありません。
ここにあるのは長崎路面電車資料館です。以前、閉館していては入れなかったリベンジを今回果たすことができました。
寄り道はこれくらいにして、先を急ぎましょう。長崎市の陸上競技場や市民プール、そして長崎県立総合体育館などを過ぎた先に、長崎県護国神社があります。車道メインの参道を上りきった高台にあります。市街地からは少し離れていますし、境内に隣接して広い駐車場スペースもありますし、ここへの参拝はクルマで、という方が多いと思われます。
広島とは違って長崎は諏訪神社をはじめとした有名寺社が市内にありますから、初詣先としてならそれほど目立つところではないような気がしますが、旧軍関係以外の碑の建立も目につきます。長崎での日常的な存在感は(遺族会関係者にとどまらず)それなりにあるはずです。
shinkokunippon.blog122.fc2.com
戦争ない時代 つなぐ 長崎県護国神社で戦没者追悼集会
2019/8/16 10:29 (JST) ©株式会社長崎新聞社長崎県出身の戦没者を悼む「戦没者追悼集会」が15日、長崎市城栄町の県護国神社であり、参列者は戦争のない平和な時代を守っていくことを誓った。
「英霊にこたえる会県本部」と「日本会議長崎」(いずれも理事長・池田剛康諏訪神社宮司)が、英霊を顕彰し、首相の靖国神社参拝などを求めて毎年開いている。参列した約60人は、玉音放送の録音や県出身戦没者の遺書の朗読に耳を傾け、政府主催の全国戦没者追悼式のテレビ中継に合わせて黙とうした。
父がビスマルク諸島で戦死したという市内の女性(82)は「若い人たちが平和な時代をつなぎ、戦争がないようにしてほしい」と望んだ。戦没者遺書を読み上げた長崎大教育学部4年の横枕大輝さん(22)は「平和を願いながら亡くなった方の思いに応えていかなければと思った」と語った。