こちらの続き。他もそうですが、水戸の場合はなおのこと、陸軍墓地と護国神社はセットで見ないといけません。墓地にあった軍人墓の遺骨の移送先が、護国神社の境内にあるからです。
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その経緯については、前回もリンクを貼った先達の記事を参照のこと。本記事はその追認作業になります。
ただこの両地点はわりと離れていて、徒歩移動は厳しいです。また、水戸陸軍墓地(堀町公園墓地)は大通りからやや入ったところにありますので、少し移動してからバスに乗る必要があります。
私の場合は、茨城交通の茨大前営業所まで行って、そこからバスに乗りました。運動公園沿いに歩いていけばそんなに遠くありません。私はつい茨城大学のキャンパスに寄って遠回りをしてしまいました。
で、こちらから新原・自由ヶ丘経由の水戸駅行バスに乗り、大工町三丁目のバス停で降りて、まずは茨城県歴史館を目指します。そして、歴史館や周辺の歴史的建造物を見学した後、反対側に抜けて常磐線の線路を超えれば、護国神社への入り口が見えてきます。
こちらは実は神社の裏側になるのですが、このルートにはかえって都合のいい面もあります。
日暮れ近くなってて写真写りはアレですが、まず見えてくるのがこれですので。
顕勲の塔。陸軍墓地にあった遺骨の移転先です。かつて堀町にあった納骨施設を示す碑も、その傍らに移設されています。
この場所、遺品館(開館時間に間に合わず…)の向かいになるのですが、拝殿と社務所の間を抜けていかないと見えてこない場所なので、境内をざっと見ただけでは見逃してしまうかもしれません。
これを現認できれば、あとは余禄。参道を逆にたどって偕楽園の駐車場に抜けていきます。日暮れが迫って読み難いものは他日を期します。
なお、それぞれの碑の内容については、こちらの記事の解説が素晴らしいです。私が見逃したもの、訪問できなかったものも含めて、碑文の文字起こしまでされています。