【大田の風景】大田護国院・2019夏・その4:漣川530GP殉職者墓所
こちらの続きになります。
blue-black-osaka.hatenablog.com
次に訪れたのがこちら。とはいえ、これを目指してきたわけではなく、こんなのがここにあるのを初めて知りました。
彼らが命を落とした漣川530GPにおける銃乱射事件については、ウィキペディアや日本語版の韓国新聞サイトでも日本語で情報を拾うことができます。ただ、公式的には決着済みとなっている事件の「真相」について、今なお割り切れない思いを抱いている人は少なくないようです。
ja.wikipedia.org
ko.wikipedia.org
https://namu.wiki/w/530GP%20%EC%82%AC%EA%B1%B4
犯行2日前に「同僚全員殺害」を決意 銃器乱射の金一等兵
Posted June. 21, 2005 07:43,19日、京畿道漣川郡(キョンギド・ヨンチョングン)の最前線監視哨戒所(GP)での銃器乱射事件を犯した金ドンミン(22)一等兵は、事件2日前に犯行を決意していたことが明らかになった。
また、今年初め、この部隊に転入してきた金一等兵が数回にわたって犯行を暗示するかのように不満を強く示したが、部隊側はこれに全く気付いていなかったという。
陸軍・合同調査団は20日、事件の調査結果を発表し、金一等兵が犯行2日前に、普段先輩兵士たちからひんぱんな暴言と叱責にあったことに恨みを抱いて、小隊員全員を殺害する決意を固めるなど、前もって犯行を緻密に計画したものとみられる、と明らかにした。
合同調査団の関係者は、「金一等兵は同僚のチョン一等兵に、3〜5回『手榴弾と小銃で(小隊員たちを)撃ち殺したい』と不満をぶちあけていた。しかし、チョン一等兵は泣き言や冗談だと思い、上部に報告しなかったことで確認された」と話した。
また合同調査団は、金一等兵が内気な性格で営内生活に問題があったが、金一等兵自身が「頑張ります」と意志を見せたという理由で「関心兵士」に分類しなかったことが判明した説明した。
陸軍の関係者は「事故が起きたGPでは警戒勤務方式を任意に変更し、弾薬の支給や返却手続きも守らないなど、勤務綱紀が乱れていた」と述べ、「指揮責任を問い、部隊の関係者たちを規定によって厳しく問責する方針だ」と話した。
陸軍は、事件の犠牲者8人に対して、進級を検討中であることを明らかにした。
一方、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は20日、今度の事件に対して「国民が一点の疑惑も持たないように徹底的に調査し、政府が取るべき対策を講じなければならない」と述べた。
盧大統領は同日午後、金雨植(キム・ウシク)大統領秘書室長を、被害将兵たちの合同焼香所が設置された国軍首都病院に送り、遺族たちを慰めて弔慰金を渡した。
www.sisajournal.com
news.joins.com
monthly.chosun.com
この事件との関連では、こんな映画もあったみたいですが、これも知りませんでした。日本語版DVDまで出てるのに。
映画『GP506』 「GP銃器乱射事件とは関係ない」
映画『GP506』(監督:コン・スチャン/制作:ボコピクチャーズ)の主人公チョン・ホジンが、2005年に起きた“GP銃器乱射事件”と今回の映画の内容は「何の関係もない」と明かした。
この映画は、非武装地帯の最前方境界警戒所GP(Guard Post)で、小隊員全員が殺害される事件を描いた。GPで起きた銃撃事件が背景であるため、2005年江原道(カンウォンド)漣川郡(ヨンチョングン)の非武装地帯で起きた実際の事件と比較された。
4日ソウル・鍾路区(チョンノグ)で行われたこの映画の制作報告会で、主演俳優チョン・ホジンは「実際の事件とは全く異なる。保障する」と強調しながら「実際にあった事件を再解釈しようとする意図は全くなかった」と明かした。制作会社も「実際の事件と何の関連もない」と強調した。
映画はGPで小隊員20人が死亡し、小隊長(チョ・ヒョンジェ)と意識不明の状態に陥ったカン上兵(イ・ヨンフン)だけが生き残り、捜査を受ける内容を描いた。実際に起きた“GP銃器乱射事件”は、勤務中の一等兵が中尉1人を含む8人を殺害し、世間に大きな衝撃を与えた。
2008/03/06 10:49配信
でもまあ、確かに「事件の再解釈」とかいった作品(少なくともそれを中心テーマに置いたもの)ではなさげですね。どっちかっつーとホラー映画のような…。
https://namu.wiki/w/GP506
www.hani.co.kr
nameinuuuu.exblog.jp