済州航空サイトの使い勝手・2018年夏時点

まあ、なんだかんだ言ってけっこう愛用しちゃってるんですよね。済州航空。いろいろ他の会社を試したこともありましたが、最近はジタバタするのを諦めました。

www.jejuair.net

細かい仕様やサービスはちょこちょこ変更がありますけど、ここまで使ってるとなじみ感のほうが強くなってきてます。私のようなものぐさな人間は、この状況では乗り換えるのをめんどくさがるようになります。

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いま起用されてるのは東方神起さんですね。原点回帰感はありますが、広告戦略はブレてません。

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LCCなんで、当然のことながらサイトから直接予約します。けっきょくこれが楽なんですよね。使い勝手も、最初のころを思えばずいぶん改善されました。

特に今回、ブラウザをChromeにしたまま予約手続きをしても問題なく作業が完了したことに感動しました。わりと最近まで、Internet Explorerを使わないとエラーが出る仕様になってたんですけどね…。

blue-black-osaka.hatenablog.com

東京都立大学→首都大学東京→東京都立大学?

個人的な感想ですけど、あまり趣味のいい名称とは思えなかったので、戻すなら戻すで、まあ悪くはないとは思います。十数年の歴史を重ねた名称で「深刻な認知度不足」と言われては、その時期に通った人は切ないでしょうけどねえ。

http://pocus.jp/07-2005/071605-omoikomi.html
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「首都大」→「都立大」 認知度アップへ、旧名称復活?
井上裕一 2018年7月20日06時22分

 東京都が設置する「首都大学東京」(東京都八王子市)が大学名変更の検討を始めた。小池百合子知事の意向を受けたもので、具体的な検討方法や時期はこれから詰めていく。背景には深刻な認知度不足があるが、発足から十数年で名称が変わるのか、学内では期待と戸惑いが広がっている。

 きっかけは、今月12日に開かれた都庁内の会議での小池氏の発言だ。首都大学東京について「ブランディング戦略の一つとして、大学名を変えるくらいの大胆な改革を進めることも必要」と指摘。「都立の大学であるということを都民に分かりやすく発信するため、『東京都立大学』も一つの考え方」と言及した。

 首都大学東京は、東京都立大学など都立の4大学・短大を統合し、2005年に発足。石原慎太郎知事(当時)が主導し、名称も決めたという。ただ当初から、都立大と比べて「知名度が下がった」「『大学』の後ろに『東京』と付くのが分かりにくい」という声が学内から上がっていた。

 大学が昨秋、学生を対象に行ったアンケートでも、「改善してほしい点」として46・1%が「大学名・知名度」と答え、最多だった。学生からは「首都大の名前を企業が知らないことがある」「就職活動で不利」といった意見も出ているという。

 関係者によると、教授や卒業生らの間では「『都立大』の方が分かりやすく、戻してほしい」と期待する一方、「知事に言われたから変えるというのも疑問」との見方もあるという。(井上裕一)

https://www.asahi.com/articles/ASL7M56LXL7MUTIL056.html

で、これの二番煎じをしようと思ってたっぽい某公立大学法人と某自治体は、どうするんでしょうかね。

富川国際映画祭で日本人監督が模造刀を振り回してスクリーンに穴を開ける?

富川映画祭と言えば、かの空耳アワー安斎肇監督も招待されたやつやないですか。何があったんですか?

記事入力 : 2018/07/17 17:10
鳴瀬聖人監督、BIFAN舞台あいさつ中に模造刀で一騒動

 鳴瀬聖人監督が、富川国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)のステージ挨拶中、模造刀を振り回してスクリーンに穴をあけてしまい、物議を醸した。

 鳴瀬聖人監督は今月14日、京畿道富川の映画館「CGV逍風」で開かれた映画『温泉しかばね芸者』の「観客との対話」の現場にて、模造刀でCGVのスクリーンに穴をあけた。鳴瀬監督は、『温泉しかばね芸者』で第22回BIFANに招待されていた。

 同映画祭側は、「鳴瀬聖人監督は、自分の映画を見に来てくれた観客と対面して、あまりにも嬉しかったようだ。現在、CGV側と問題を話し合っている」と説明し、「CGVから弁償金額の請求だとか、そういったことはない。招待ゲストがやったことなだけに、解決案を模索している」と伝えた。

 この件についてCGV側は「二日が経過した16日にBIFAN運営委から連絡を受けた。現在、経緯を調べているところ」とコメントした。

チョン・ヒョンファ記者

http://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/17/2018071702147.html

BIFAN 측 “日 나루세 키요토 감독 스크린 훼손, 전부 배상할 것”(공식)
박아름 기자 2018-07-17 20:41:14

[뉴스엔 박아름 기자]

부천국제판타스틱영화제가 직접 나루세 키요토 감독이 친 사고 수습에 나선다.

제22회 부천국제판타스틱영화제(이하 BIFAN) 측은 7월17일 일본 나루세 키요토 감독의 스크린 훼손 논란에 대한 입장을 밝혔다.

앞서 BIFAN에 공식 초청된 나루세 키요토 감독은 지난 7월14일 경기도 부천시 CGV소풍에서 열린 '살아있는 게이샤의 밤' 관객과의 대화(GV) 행사 도중 가짜 일본도를 휘둘러 CGV 스크린에 구멍을 냈다.

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이에 BIFAN 측은 "'살아있는 게이샤의 밤' GV 중 발생한 나루세 키요토 감독의 열정적인 퍼포먼스(!)로 인해 발생한 스크린 훼손은 이미 영화제에서 모든 것을 배상하기로 결정했고, 그래서 영화제 사무국이 주체가 되어 CGV와 협상 중에 있다"고 전했다.

한편 BIFAN은 오는 7월 12일부터 22일까지 11일간 부천에서 개최된다.

뉴스엔 박아름

http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201807172031471910

なんか、スクリーン交換費用(1000万ウォン以上とも言われる)を映画祭主催者側が負担するとか、日の丸スタイルで日本刀を振りまわしたとか、ずいぶんな状況らしかったことが漏れ伝わってくるんですけど…。

www.newstomato.com


ああ、元はこれですか…。うわー。こらあかんわ。恥さらしにもほどがある。

togetter.com


追記ああ、もう惨めすぎて…。


韓国国防部の「用語言い換えキャンペーン」

この手の話は以前からしばしばあるのですが、個人的には勉強になるので、気が付いたらクリップしています。

blue-black-osaka.hatenablog.com
blue-black-osaka.hatenablog.com

これも以前から変わらないことですけど、韓国国防部のそうした方針に私がとやかく言うことは何もありません。それより、そうしたキャンペーンが実を結ぶ=言い換えが定着するのかしないのか、その動きの行く末に興味があります。

記事入力 : 2018/07/17 11:07
韓国軍:隠語や日本式の言い回し、今後は使わない方針

 韓国国防部(省に相当)は16日、韓国軍で通用している不適切な言葉や難しい行政用語を追放する「正しい公共言語使用キャンペーン」を年末まで展開する計画を明らかにした。

 国防部は今回のキャンペーンを通して、隠語や日本式の表現、外来語、権威的な行政用語、なじみのない漢字語などを見つけ出し、他の言葉や簡単な用語に言い換える計画だ。

 現在韓国軍将兵の間で通用している日本式の用語としては「古参」「駆歩(駆け足)」「施鍵裝置」「各個点呼(人員点検)」、さらに「カラ(空)」「クサリ(面詰)」「ショーブ(勝負)」「ナラシ(均し)」などがある。また「ファイバー(ヘルメット)」「タク板(人員現況ボード)」「カルカリ(軍服の下に着込む防寒ジャケット)」「カクセ(カクタ〈削る、刈る〉をもじった言葉。理髪兵)」「チャムチ(チャムパプ〈軍隊、世間〉のコルチ〈下っ端〉。新入り、2等兵)」などの隠語も使用されている。

 国防部は、今後兵営内からこうした言葉を追放するよう、各軍において隷下部隊の教育を強化していくという指針を立てた。

 次いで「示方書(説明書)」「離隔距離(離れた距離)」「入手歩行(拳を握って歩く)」「触手厳禁(手で触るな)」「積置」などといったなじみのない漢字語や、「一環として」「符合する」「今番(今回、このたび)」「翌日」、漢字語の「必ず」などといった権威的な行政用語も使用しないこととした。

 国防部は「宋永武(ソン・ヨンム)長官が先月、国防部と合同参謀本部(合参)の主要な職位にある者を集めた席で、難しい漢字語や日本式の用語、隠語などを探し出して積極的に手を入れ、改善することを強調した」と伝えた。

 国防部の説明によると、専門家を動員して国防分野における言語使用の実態を研究し、正しい国防用語を定める案を打ち立て、年末には「国防分野公共言語使用指針書」を発行・配布する計画だという。

 また、国防部報道官が委員長(国語責任官)を務める「専門用語標準化協議会」を立ち上げ、新規の法案に難しい法律用語や専門用語が含まれないように審議を行う計画だ。

 国防部は「きょうから8月3日まで、国防部のインターネットおよびイントラネット(国防ネットワーク)において『国防分野で使われる難しい公共言語』の通報を受け付けることとした。将兵と全ての韓国国民が参加できる」と発表した。

ピョン・ジヒ記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/17/2018071701046.html

'깔깔이·짬찌·쿠사리' 등 은어 군대서 퇴출한다
변지희 기자
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입력 2018.07.16 11:10

f:id:bluetears_osaka:20180718123845g:plain:left국방부는 군대에서 통용되는 부적절한 언어와 어려운 행정 용어를 퇴출하는 '올바른 공공언어 사용 캠페인'을 연말까지 펼칠 계획이라고 16일 밝혔다.

국방부는 이번 캠페인을 통해 은어와 일본식 표현, 외래어, 권위적인 행정 용어, 낯선 한자어 등을 찾아내 다른 말이나 쉬운 용어로 바꿀 계획이다.

현재 장병들 사이에서 통용되는 일본식 용어는 고참(선임병), 구보(달리기), 시건장치(잠금장치), 각개 점호(인원 점검), 가라(가짜), 쿠사리, 쇼부(흥정·결판), 나라시(평탄화작업) 등이다. 화이바(헬멧), 딱판(인원 현황판), 깔깔이, 깍새(이발병), 짬찌(신병·이등병) 등의 은어도 사용된다.

국방부는 병영 내에서 앞으로 이런 말을 퇴출하도록 각 군에 예하 부대 교육을 강화하도록 지침을 내렸다.

이어 시방서(설명서), 이격 거리(떨어진 거리), 입수보행(주머니에 손 넣고 걷다), 촉수엄금(손대지 마시오), 적치하다(쌓아놓다) 등의 낯선 한자어와 일환으로(하나로), 부합하는(맞는·들어맞는), 금번(이번), 필히(반드시), 익일(다음 날) 등의 권위적인 행정 용어도 사용하지 않도록 했다.

송영무 국방부 장관은 지난달 국방부와 합참의 주요 직위자들이 모인 자리에서 어려운 한자어나 일본식 용어, 은어 등을 찾아내 적극적으로 다듬고 개선할 것을 강조했다고 국방부는 전했다.

국방부는 "전문가를 동원해 국방 분야의 언어 사용 실태를 전문가를 연구해 올바른 국방 용어를 정립하는 방안을 세우고, 연말에는 '국방분야 공공언어 사용 지침서'를 발간해 배포할 계획"이라고 설명했다.

또 국방부 대변인이 위원장(국어책임관)을 맡게 될 '전문용어 표준화협의회'를 운영해 신규 법령안에 어려운 법률 용어나 전문용어가 포함되지 않도록 심의할 계획이다.

국방부는 "오늘부터 8월 3일까지 국방부 인터넷과 인트라넷(국방망)을 통해 '국방 분야에 쓰인 어려운 공공언어'를 제보받기로 했다"며 장병과 모든 국민이 참여할 수 있다"고 덧붙였다.

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2018/07/16/2018071601233.html

【KARA】スンヨンファンミーティング

いつもながらKARAについては一歩踏み込んだこだわりを見せる日刊スポーツをはじめ、各紙ともウチのスンヨンを取り上げていただいてありがとうございます。

最初に見た時には二十歳でしたからねー。光陰矢の如し。

www.youtube.com

引き続き見守っていきますよー。

www.youtube.com

ハン・スンヨン (KARA) シングル (Kihno Card Edition)

ハン・スンヨン (KARA) シングル (Kihno Card Edition)

KARAスンヨン、ファンの30歳誕生日祝福に涙
[2018年7月16日0時41分]

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KARAハン・スンヨン(左)は、ファンミーティングで美声を披露

 2016年から活動休止状態が続く韓国女性アイドルグループ「KARA」のハン・スンヨン(29)が15日、都内で2部構成のファンミーティングを開いた。水色のブラウスにジーンズの短パンというラフなスタイルで登場。ホームパーティーというコンセプトで、ステージ上にはソファや本棚などを置いた。

 「最近は、皆さんにお会いできる機会が少ない。公演も少ないし…。でもこうして皆さんと、今年もホームパーティーをすることになって、本当にうれしいです。会いたかった」。16年以降も写真集やミニアルバム発売など、日本でのソロ活動を続けているが、全国ツアーを重ねたKARA時代と比べると、ファンに美声を披露する機会は減っている。

 「1人で活動を始めた時から、ファンの大切さが、もっと大きく感じられます。5人組や4人組で皆さんに会う時より、私を見ている皆さんの感情とか、目の色が、よく分かる」。グループ活動の時よりも、自身への注目度が高いことを実感している様子だった。

 この日は「Summer Candy」や「宇宙くん」など、ソロのオリジナル4曲を熱唱。質問コーナーやジェスチャーゲーム、綿菓子の調理、1年前のタイムカプセル解錠など、盛りだくさんのイベントでファンと触れ合った。

 今月24日が30歳の誕生日。サプライズでバースデーケーキを贈られ、涙が止まらなくなった。「皆さんひどいよ~。どうしよ~。これじゃ歌えないじゃん…。あ~すみません。ダメダメ。日本語とか、作詞とか、お芝居とか、もっとうまくやりたいのに、まだ難しい。日本の皆さんの応援をいただいて、私はもっともっと頑張れると思います。ありがとうございます」。ファンからの温かい拍手に包まれた。

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201807150000828.html

2018.7.16 05:03
元KARAのスンヨン、セクシー美脚アピール「すごく暑いですね~」

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猛暑に負けじと、セクシーなミニスカワンピースで元気に歌い踊ったスンヨン。美脚とくびれボディーで魅了した=東京・高輪(撮影・佐藤雄彦)

 元KARAの韓国人女優、ハン・スンヨン(29)が15日、東京・高輪のステラボールでファンミーティングを開催。昼夜2公演で計1500人を動員する人気ぶりを見せた。

 現在は韓国ドラマを中心に活躍し、日本でファンミーティングを開催するのは3度目。この日の最高気温は34・5度で、チェック柄のミニワンピース姿で美脚をアピールしながら、「日本はすごく暑いですね~」と日本語で驚いていた。

 韓国で発売されるミニアルバム(発売日など詳細未定)の収録曲「すれ違いの時間」(仮題)を初披露し、12月25日のクリスマスには東京・三田のウェスティンホテル東京でディナーショーを開催することを発表。「日本ではライブツアーをやってみたいし、バラエティー番組にも出たいです」とキュートな笑顔で意気込んでいた。

https://www.sanspo.com/geino/news/20180716/kor18071605030001-n1.html

元KARAのハン・スンヨン 日本のファンに「皆さんに会うことが大好き」
2018年07月15日 20時00分

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ハン・スンヨン

 元KARAのハン・スンヨン(29)が15日、東京・港区の「品川プリンス ステラボール」でファンミーティング「2018 fanSY HOME PARTY」を開催。未発表曲も披露し、2回公演合計2000人のファンを熱狂させた。

 2016年にソロになったスンヨンが今年初めて日本のファンの前に登場するとあって、開演前から長蛇の列ができた。タイトル通り“ホームパーティー”をコンセプトにしたイベントで、ファンと一緒になってクロスワードパズルや、韓国の伝統的な菓子作りに挑戦した。

 もちろん「Summer Candy」や、新しい振り付けの「宇宙くん」などソロ曲もパフォーマンス。さらに現在、制作中のミニアルバムに収録予定で、自ら作詞した「すれ違いの時間」も初公開した。

 ミニアルバムは70%ほどできているといい「今年中に出せればいいなあと思います。自分的にはアコースティックが好きでいっぱいやってきましたが、これからはいろいろ違うスタイルに挑戦しようと思います」と明かした。

 現在は韓国で立て続けにドラマに出演しており、イベントを行う機会もあまりないが「皆さんに会うことが、私は本当に大好きで楽しいです」と笑顔で振り返った。今後の日本での活動について「ライブツアーもやっていきたいです。たまにはバラエティー番組とかもやれたらなと思います」と意欲を見せた。

 なお、12月25日にウェスティンホテル東京クリスマスディナーショーを開催することも発表された。

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/1064674/

スンヨン今後も「いろんなスタイルに挑戦」(東京都)

KARAの元メンバーで、歌手で女優のハン・スンヨン(29)が15日、都内でファンミーティングを開催した。 日本で3回目のファンミーティング。 ファンが待ちわびる中、チェックのタイトワンピース姿で登場したスンヨンは「皆さん、こんにちは。元気でしたか?今日も暑いですね。一緒に盛り上がりましょう」と日本語であいさつした。 イベントのコンセプトは「スンヨンの家でホームパーティー」で、「私は(自宅の)部屋が一番好き。リラックスして親密な感じがする家で(ファンのみんなと)遊ぼうと思って」と説明。 楽曲「Summer Candy」や「宇宙くん」など4曲を歌唱したほか、韓国の砂糖菓子「タルゴナ」を作るクッキングコーナーももうけた。 現在は女優業のほか、作詞も手がけているスンヨンにとって、最近の癒やしは柴犬の写真集を見ることで、「疲れた時に見て、癒やされています」と、にっこり。 忙しく毎日を過ごしているが、今後も「いろんなスタイル(の仕事)に挑戦したい」と意欲的で、12月25日に恵比寿のウェスティンホテル東京クリスマスパーティーを開催することも発表してファンを喜ばせた。

[ 7/15 20:05 NEWS24]

http://www.news24.jp/nnn/news890177692.html

韓国の最低賃金、日本とほぼ並ぶ。

これ、見出しは「日本に迫る」となっていますけど、日本の数字は「全国加重平均額」ですから。

都道府県別の数字を見れば、韓国の最低賃金に及ばない地域が大半を占めていることが一目瞭然です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/
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まあ、最低賃金の引き上げが雇用状況にマイナスを影響を持つことは、確かなのですよ。だからと言って、その賃金で働く労働者の所得を抑えてていいのかと言えば、そこが経済状況にマイナスの影響を及ぼしているポイントなことも確かなわけで、保守であろうが進歩であろうが、影響の両面を両にらみしながらの采配が求められることに変わりありません。

韓国の最低賃金835円に 10年で2倍、日本に迫る
ソウル=武田肇 2018年7月15日23時11分

 韓国の最低賃金委員会は14日、来年の最低賃金を10・9%増の時給8350ウォン(約835円)に引き上げると決めた。「所得主導」の経済成長を掲げる文在寅(ムンジェイン)大統領の政策があり、日本の最低賃金(全国加重平均)の時給848円に迫る。ただ、コンビニなどの自営業者は「人件費が増えて商売にならない」と撤回を求めている。

 委員会は雇用労働省の所属機関で、雇用労働相が公示すれば来年1月から適用される。労働組合が有力支持基盤の文氏は2020年に最低賃金を時給1万ウォン(約1千円)にすると公約しており、前年の引き上げ幅は16・4%だった。韓国の10年の最低賃金は4110ウォン(約410円)で約10年で2倍となる計算だ。

 今月になって韓国銀行が今年の経済成長率の見通しを3・0%から2・9%に下方修正するなど、経済は停滞気味。経営者側は最低賃金の引き上げの凍結を主張しており、2年連続の2桁台の上昇に猛反発している。コンビニ店主などが加盟する小商工人連合会は、決定を受け入れないとする声明を発表した。(ソウル=武田肇

https://www.asahi.com/articles/ASL7G3HPLL7GUHBI011.html

極私的に大きな仕事ひとつ完遂

ここのところずっと気にかかっていた頼まれ仕事。出来はともかくとにかく完遂。

お役に立てたかどうかは心許ないですが、途中で心折れそうになりながらも、なんとか最後までやりましたよ。

高等教育の機会を保障することの大切さ

奨学金問題に限らず、大学以上の高等教育について参考になるところの多い記事をクリップ。教育を受けるスタイルの流動化など、同意できることも多々あります。

また、ここで論じられていることに通底する問題として、日頃考えていることに、「『大学なんか意味はない』論者が、その結果として高卒で社会に出ることになる若者たちの受け皿をどう考えているのか」というのがあります。私には「何も考えていない」ように見えているのですが、それはたぶん私の浅はかさからくる誤解なのだと思います。そちらのプランも、また拝聴したいところです。

"奨学金破産"は甘えた人の自己責任なのか
"三流大学"でも進学したほうがいい
政治・社会 2018.7.10
フリーランス編集者・ライター 飯田 樹 PRESIDENT Online

「三流大学にお金を借りてまで行く必要はない」。もしそう考えているとすれば、それは大間違いだ。東京大学の濱中淳子教授らの研究によれば、進学率5割を超えた現在であっても、高卒者が大卒者になることで、その人が生涯に支払う税金は大きく上昇する。学費をすべて公的負担しても税収にはプラスなのだ。しかし世間の「大学不信」は根強い。必要なことはなにか。東京1大学の濱中淳子教授に聞いた――。


大学生の2人に1人が奨学金を借りている

日本学生支援機構によれば、平成28年度までの30年間で国の奨学金を借りている人は約44万人から約131万人に増えた。現在、大学生の2人に1人が奨学金を借りている。貸与者が増えるのに伴い、奨学金を返せない人も増え、機構によれば、平成28年度までの5年間で、のべ1万5338人が奨学金を返せず自己破産している。

奨学金は「教育の機会均等」の役割を持つが、学生が将来にわたり、多額の借金を背負うことも意味する。奨学金破産や延滞が問題となる現状に対し、「お金を借りてまで大学に行く必要はない」とする意見もある。大学の教育費は誰が負担すべきなのだろうか。

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東京大学高大接続研究開発センターの濱中淳子教授は、「大卒者が増えるほど、国の税収は増える。進学費用の公的負担を真剣に考えるべきだ」と主張する。

濱中氏らは共著『教育劣位社会』(岩波書店)で、国の「賃金構造基本統計調査」を用いた推計を紹介している。その結果、「高卒者が大卒者となることで、その人が生涯に支払う所得税は1500万円上昇する」という。理由は、大学時代に学習習慣を身につけることが、就職後の学習の継続につながり、所得の向上をもたらすためだと考察されている。

いまや大学は「レジャーランド」ではない

だが、現在の日本では「大学の進学費用は個人が負担するべきだ」という考えが支配的だ。なぜそうした偏った認識が広まっているのだろうか。理由はどこにあるのか。濱中氏は「現役世代の大半が、大学教育の効用を実感できていない世代だからではないか」と話す。

「『大学なんか意味はない』と言っている人は2つのタイプに分けられます。いわゆる『地頭がいい人たち』と『1990年代以降の大学を知らない人たち』です。もともと頭が良くてビジネスで成功した人たちが、大学教育に意味を感じられないのは当然でしょう。また後者のタイプの多くは、『レジャーランド時代』に大学に通っていたので、勉強していた記憶がないのでしょう。しかし今の大学はその頃とは違います。当時の経験から、現在の大学を評価するのは間違っています」

大学教員の仕事時間は上限に近い

「レジャーランド時代」とは異なり、学生が学習習慣を身につけて社会に出られるよう、大学自体も変わりつつある。出欠確認は厳しく、授業に出ていなければ単位は取れない。そもそも双方向型の授業が増え、サボることも難しい。

しかしそうした取り組みは一部にとどまっている。背景にあるのは、リソース不足だ。日本の大学教員は忙しすぎる。大学自体の予算が足りないため、スタッフを十分に雇用できておらず、学生指導に十分な時間が割けない。

高等教育に詳しい浦田広朗氏の論文「大学教員の時間使用と授業改善」(「大学・学校づくり研究」第5号)によれば、学期中における大学教員の仕事時間は週50時間を超える。これは、最も長時間働く年代である40代前半の有業男性の仕事時間を上回るものだ。この論文で浦田氏は、大学教員の仕事時間が上限に近いことから、教育の効果を上げるために必要な授業準備時間を十分に確保できていないのではないかと分析している。

「大学が効用を生み出すために最も大切なのは、学生が自己学習力をつけることです。社会に出て『役に立たない』と言われるのは、自己学習力をつけないまま卒業している大学生がいるから。しかし、学生が課題を解いて、自分ができないことに気づき、『学ばなきゃいけないんだ』と実感する体験を今の大学で与えられるかというと、教員に時間がないし、スタッフも絶対的に少ないのが現状です」(濱中氏)

大学の教育費は当事者しか考えない

スタッフの数を増やし、教員が教育に使える時間を増やすためには、予算が必要だ。だが、進学費用をはじめ、大学教育費の公的負担とその規模の問題をめぐる議論は盛んではない。濱中氏は、「大学の教育費に関心を持つ人が当事者に限られていることが原因だ」という。

「子どもがいない人や高齢者、お子さんが幼児や小学生の人は、大学進学費用について考えません。中学生・高校生のお子さんがいる人達だけは考えますが、現在、その人達は50歳くらいです。バブル期で親が学費を払える時代に大学に通っていたので、大学の進学費用は親が負担するのが当たり前だと思っています」

大学教育はエリートだけで十分という思い込み

濱中氏との共著『教育劣位社会』で、矢野眞和氏(東京工業大学名誉教授)は「教育の当事者であるか否か」による教育世論の違いを分析している。この分析では、世帯を「子どもなし」「高校を卒業」「中学生以下がいる」「高校生がいる」の4つに分類。「大学進学機会の確保」について聞いたところ、「税金が増えてもいいから積極的に進めるべき」または「どちらかといえば税金が増えてもいいから積極的に進めるべき」と回答した人の割合は、「高校生がいる」世帯が50.0%と最も高い一方、「子どもなし」は22.2%、「高校を卒業」は26.8%と低い数値にとどまっていた。

 この分析を行った矢野氏は、同時にエリート主義的大学観の問題点も指摘している。「学業成績の低い者の(進学)メリットは小さい」という思い込みがあるというのだ。大学教育はエリートだけで十分、という考えが主流であれば、税金で大学教育費を負担しようという議論は生まれない。

日本の大学進学率はOECD平均より低い

繰り返すように、大卒者を増やすことは、国の税収を増やすことになる。それではどこまで進学率を高めればいいのか。現在、日本の大学進学率は54.8%(平成29年度学校基本調査)。近年上昇してきているが、OECD平均には及んでいない。

濱中氏は「80%~90%という選択肢を検討すべきだ」という。念頭に置くのはアイスランドスロベニアノルウェーなどの北欧諸国だ。これらの国の進学率は約70%~80%と高い。それには2つの理由があるという。ひとつは大学の学費が完全に無料であること。もうひとつは大学進学年齢が「18歳」と決まっているのではなく、学びたくなったときに、自由に学べるような社会システムが整えられていることだ。

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平成28年度 文部科学白書より抜粋。

「いつ学びたいかは人によって違うし、キャリアの中で学びたいことは変わります。このため進学率を高めるには、教育市場を流動化する必要があります。いつでも誰でも大学に行けるようにして、その時のお金はみんなで支える。北欧諸国はそうした考え方をもっているのです。日本は高度成長期から、高校卒業後に進学して就職する形になっているので、それを崩すのは難しいですが、本当にやろうと思えば変えられるはずです」(濱中氏)

誰もが「必要なとき」に大学に行ける社会に

流動型の大学のあり方に近づけるための方法として濱中氏は、社会人が大学に通う機会を増やすことを提案する。

「企業が大学に社員を派遣したり、社会人学生が増えたりすることで、社会人になってから大学へ通うことの意味を経験から学ぶのです。社会人の場合は必ずしも学位が欲しいとは限りません。そのため、社会人を受け入れる大学側は、単位認定の仕方や講義期間などを柔軟に考えていく必要があります」(濱中氏)

大学が高校卒業後に限らず、人生のなかで「必要なときに行く場所」になり、その価値を自らのキャリアでも実感できるようになることで、教育費の公的負担に対する関心も高まるはずだ。

誰もが必要な時に大学に行け、その費用をみんなのお金としての税金で負担することができれば、社会のお金で大学に通うことは「甘え」ではなく、「当たり前」となる。奨学金で進学することの価値を問う前に必要なのは、大学教育が何のためにあり、社会にとっていかなる効用があるのかを再確認することだろう。

http://president.jp/articles/-/25606

西日本で続発している災害と、大学現場の休講判断

先月の地震、今月の豪雨に関連して、学生を預かる各大学の休講(休校)判断が各所で問題になっていました。そんな中でこちらは、大学の現場判断の実態に迫った、比較的いい記事であると思います。

【検証・豪雨被害】大学はなぜ避難勧告の中、休講にしなかったのか
木許はるみ [Business Insider Japan]
Jul. 10, 2018, 05:10 AM NEWS, EDUCATION7,231

「〇〇川が氾濫危険水位になった」

2018年7月6日午前、教室に防災速報が鳴り響く中、授業が続いた。大学が休講を判断したのは、近くを通る阪急電車が運休してから。「運休してから、休講と言われても」と、ツイッター上などで、休講判断に疑問の声が相次いだ。

「記録的な大雨」の中、なぜ大学は授業を続けたのか。学生は授業に行くかどうか、どう判断すれば良いか。


2018年7月6日、大阪大学の1限目(午前8時50分〜午前10時20分)、30人ほどの学生たちは教室にいた。学生たちの携帯には「〇〇川が氾濫危険水位に」「〇〇に避難所を開設」という速報が表示される。学生の中には、「近所の川が……」という人もいた。

大阪府豊中市にある大阪豊中キャンパスで講義をしていた谷口真由美・大阪国際大学准教授はこう振り返る。

当日は未明から防災速報アラームが次々と鳴り、朝からJRの一部区間が運転を取りやめ、気象情報は大雨の注意喚起をしていた。

このため谷口さんは自主的に、授業の出席を取らないことを決断。当日の午前6時41分、出席を取らない旨と合わせ、「(出席するかどうか)自分で判断をしてほしい」と学内の電子掲示板で学生に案内した。それでも学生が来る可能性も踏まえ、自身は車で大学に向かった。

しかし、実際教室に向かうと、30人ほどの学生が出席していた。

掲示板、見なかった?」

と聞くと、学生たちの間からは、

「2限目以降、出席を取るかもと思った」「先生は授業をするだろうから」「下宿から歩いて5分だから来た」など、理由はさまざまだった。

ある遠方から通学する学生は、午前6時40分に自宅を出ていた。電車は運休していたが、「親が大学まで車で送ってくれ、親はそのまま会社に行った」という。さらに「何があっても学校に行くものだと思った」と話した。

大学から大雨に関してメールが来たのは、午前10時過ぎ。谷口さんには「現段階では休講になっていないが、出席できない学生に不利益にならないように配慮をしてほしい」というようなメールが届いた。1限が終わる午前10時20分の直前だった。

さらに午後2時前になり、大学から休講するとの連絡が来た。4限目(午後2時40分)以降の全学共通科目を休講にする連絡だった。

Twitter上では電車が運休した後の休講の連絡に、「電車が動かないのにどうやって帰るんですか」と戸惑いのつぶやきが見てとれた。

休講続けばお盆まで授業

なぜ大阪大学の休講判断は昼過ぎまで持ち越されたのか。

谷口さんは、大学の判断にも一定の理解を示す。

「大学には休講に関するマニュアルがあるので、それにのっとらないと休講にできない。さらに前期の授業は15回と決められている。地震による休講もあり、休講する授業が増えると、お盆まで補講をしなければいけなくなる」

大阪大学によると、休講の判断はキャンパスがある地域に、暴風警報、特別警報が発令された場合、または交通機関が運休した場合。対象の交通機関は、キャンパスによって異なる。豊中キャンパスの場合は、原則、阪急が全面運休した場合。

7月6日の豊中市付近の天候は、午前9時の段階で、1時間に35.5ミリの激しい雨が降っていた。該当の気象警報は発令されていなかったが、大学の近くを走る阪急宝塚線が、昼過ぎから全線で運転を見合わせたため、休講にした。

同大によると、最寄りの大阪モノレールや地下鉄は動いていたため、学生は帰宅できると判断したという。念のため、キャンパスに避難所も設けたが、利用者はいなかった。

学生から早い休講判断を求める意見が出ていることに、「そちらも含めて、対応をしなければいけない」(大阪大学教育企画課)と話していた。

休講基準に避難情報の規定なく

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それぞれの避難の情報。必ずしも、この順番で発令されるとは限らない。 出典:首相官邸

大学の休講の基準は、大学ごとで決められている。豪雨被害にあった他の地域の大学はどうだったのか。

京都大学は、7月6日正午すぎに休講と判断した。同大学によると、休講の基準は特別警報、暴風警報京都市または京都市を含む地域に発令された場合、JR西日本阪急電車京阪電車近鉄電車のいずれか3以上の交通機関が全面的または部分的に運休した場合だ。さらに授業をする学部・研究科の判断にもよる。

今回は、気象や交通機関の条件のいずれにも該当しなかったが、キャンパスのある一部地区で、午前11時ごろ、避難勧告が避難指示に切り替わり、気象状況の悪化も予想されたため、全学一斉で休講を決めた。

神戸大学は7月5日午前に校舎の裏斜面の土砂が崩れた。神戸市から避難勧告が発令され、5日2限目(午前10時40分)から休講にした。避難勧告の発令前に、すでに「避難準備・高齢者等避難開始」が出ていたが、大学の休講基準は気象条件や交通機関の運休の規定のみ。「個別ケースとして対応を検討した」という。

休講の措置を取った広島大学も、休講の基準は主に気象警報と交通機関の条件、岡山大学は気象警報が条件だ。神戸大学の担当者は、「規定の上で想定できたのは、気象や交通機関の条件だった。各大学ともに、(避難の情報をもとにした)規定を作っていないと思う」と続けた。

ちなみに大阪府内の高校は、各校で休校の基準が異なるが、暴風警報、特別警報の発令などが条件。6日は府教委に、学校から「学校の敷地に避難勧告が出ているが、休校にしても良いか」という問い合わせがあったという。

自分で判断できる感性を

今回の件を受けて、前出の谷口さんはむしろ、学生に対する防災・減災教育を求める。

谷口さんはこの日、学生に「自分の住んでいる地域に暴風警報が出ていたり、電車が動いていなかったりしたら、自分で(学校に)来てはダメと判断していいと聞いたことはないか」と学生に尋ねると、多くの学生は「聞いたことはない」と回答した。

万が一のことが起きたとき、「『なぜ、そこにいたの』と思われないように、教育されていないことが怖い。危ないなら行かない、という感性を広げる方がむしろ教育機関の役割ではないか」と谷口さんは話す。さらにこんな危機感を抱くのだ。

「このままでは社会人になったとき、這ってでも出勤するような大人になってしまう。いろいろな警報が出ていても、百貨店や店は開いている。従業員は無理して出社していると思う。一旦通学・出社すると、休講になった大学の学生、早めに帰宅するサラリーマンで駅などがごった返し、都市では2次、3次災害が起きてしまう。そのためにも自分で『行かない』と自分で判断できることが必要なのではないか」

(文、木許はるみ)

https://www.businessinsider.jp/post-170860

ただし、こちらの方が言われていることが、ここに付け加えられる必要があると思っています。学生の責に帰すオチで終わられては、けっきょく何の教訓も残さないのではないかと危惧します。



それぞれの現場での判断に迷いや遅れが生じたことは紛れもない事実で、それにはそれなりに情状酌量の余地はあったわけですが、だからと言ってそこで出てきた結果が「愚かなものでなかった」とは言えません。より賢明な判断をするためには何をどうすればよかったのか、本当に優先すべきなのは誰なのか何なのか、振り返っての検証が求められるのではないかと思います。

タバコの何が忌み嫌われる害毒なのか

正直言って、タバコを吸うのは個人の勝手だと思うんですよ。

だけど、煙を吐いてまき散らすのは、個人の勝手では済まないんですよ。

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「吸ってもええけど吐くなボケ!」もう少し柔らかく言えば、「吐くなら吸うな」ってことです。問題は「喫煙」ではありません。喫煙者の「排煙」なんですよ。

diamond.jp

 愛煙家が吸っているのは「主流煙」だが、受動喫煙で吸いこむのは、火のついた先から立ち上る「副流煙」だ。この副流煙には、主流煙に比べてニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍も含まれており、がんや脳卒中心筋梗塞、呼吸器疾患などのさまざまな病気のリスクを高め、妊婦や赤ちゃんにも悪影響を及ぼす。これはもう、大人なら、誰もが知っている常識のはずなのだが、愛煙家は、国会議員さえもが、「喫煙は個人の自由、個人の権利」「喫煙で健康を害するのは(喫煙者本人の)自己責任」と主張する。

 喫煙者本人が体を壊すのは確かに個人の自由で、自己責任かもしれない。(そこに国民健康保険から莫大な医療費が使われるのはともかくとして)だが、受動喫煙は違う。愛煙家にはどうぞ、宇宙飛行士のようなヘルメットでもかぶって喫煙し、たばこから出る全ての煙を、人間空気清浄器のように吸っていただきたい。周囲の人間に、自分のたばこの煙を吸わせないでほしい。

 奈々さんが、ここまで強く思うようになったのは、5年前、母親を肺がんで亡くしてからだ。まだ60代だった母は、たばこは一切吸わなかったが、父親はヘビースモーカーだった。幼い頃、父の友人や親戚が集まると、家中にたばこの煙が充満し、まるで霧の中にいるようだったことを奈々さんは覚えている。

 (母は、父が吸っていたたばこのせいで、肺がんになったんだ)

 悲しみの中で悶々としていた頃、母が治療を受けていたがん専門病院の主治医が、病理解剖の結果を教えてくれた。

「お母さんの肺がんは、受動喫煙の影響が大きいですね。肺の中がね、ヘビースモーカーのように汚れていましたよ」

 今宵も、奈々さんの家の窓は閉め切り。明憲さんが1人、ベランダに出て、おいしそうにたばこを吸っている。その後ろ姿に向けられた、冷ややかな視線に気づかずに。

https://diamond.jp/articles/-/174150?page=5