光州事件28周年

現代韓国における現行教科書的な表現としては「5.18民主化運動」と呼ばれる1980年5月の光州事件が、28周年を迎えた。とりあえず聯合通信の記事でも貼っておく。

光州民主化運動から28年、李大統領ら記念式出席


【ソウル18日聯合】光州民主化運動の28周年記念式が18日、光州の国立5.18民主墓地で開かれた。式には李明博(イ・ミョンバク)大統領をはじめ政府要人や各政党の代表、自治体首長、民主化運動の功労者と遺族、関係団体の会員ら2500人余りが出席した。

 李大統領は「5.18精神そのものが貴重な資産だが、われわれはそれを国発展のエネルギーに、先進一流国を建設する精神的な支えに昇華させなければならない」と述べた。また、昨年の大統領選で約束した、古い時代の差別と地域葛藤(かっとう)を根本からなくし産業化の段階で疎外されてきた光州・全羅南道地域が国際的な競争力を持つよう力を注ぐという意志を、改めて示した。

 李大統領は変化の必要性を訴えながら、直面する困難と課題をともに克服していくために力を合わせ覚悟を新たにしようと呼びかけた。南北関係でも変化が必要だとし、「北朝鮮が変化に乗り出すならばわれわれが先導して助ける。開かれた心で北朝鮮に対応しており、いつでも会って直面する問題を解決する準備ができている」と述べた。

李明博政権下で5.18や、あるいは4.19や3.15やがどのように位置づけられ、扱われていくのか、今後注目していきたいと考えている。