勝て勝て勝て勝て浦和やぞ!

G大阪2発快勝 山崎が2戦連発
「ACL準々決勝第2戦、G大阪2-0アルカラマ」(24日、万博)

 準々決勝が行われ、G大阪はホームでアルカラマ(シリア)を2-0で下し、2連勝で準決勝進出を決めた。後半38分にFW山崎雅人(26)のACL5得点目となるゴールで先制すると、同40分にはFWロニーが追加点を挙げた。浦和はアルカディシア(クウェート)を2-0で下した。日本勢2チームが4強入りするのは初めてで、準決勝(10月8日、22日)ではG大阪と浦和が対戦する。

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 試合後、ピッチの中央で久々に歓喜の輪ができた。G大阪恒例の勝利の儀式「輪になれナニワ」。ホーム万博で7月12日以来約2カ月半ぶりの勝利をもたらし、チームをアジア4強に導いたのは、頼れる伏兵だった。

 後半38分、FWロニーからのパスに左サイドで抜け出したのは後半途中出場のFW山崎。角度のない位置からシュートが、鮮やかにゴールを射抜いた。これでACLでは8戦5発。国際舞台で無類の勝負強さを発揮する“蒼黒のジョーカー”は「まぐれです。たまたま」とはにかんだ。西野監督も「イージーなチャンスを外しながら、難しいのを決めるよね」と苦笑いしながらも「相手の構成を破ることができる選手」と絶賛。0-1でも突破が決まる中、この先制点が相手の戦意を完全に断ち切った。

 準決勝では前年覇者の浦和と対戦する。5月17日のリーグ戦ではサポーター同士がJリーグ史上最大級の乱闘を起こした因縁の“ナショナルダービー”。指揮官が「レッズとやりたい思いで戦ってきた。当然ガンバが決勝にと思っている」と不敵に笑えば、MF遠藤も「中東に行く必要がなくなって良かった。浦和とはいつもガチンコになる。その雰囲気が僕にはうれしい」と腕ぶした。

 7月末から10戦勝ち星のなしというどん底を味わったチームも、これでリーグ戦を含め3連勝。完全に勢いを取り戻した。ナビスコ杯は連覇を逃し、リーグ戦も逆転Vは絶望的。だからこそ、アジアの冠だけは逃せない。「ここまできたら、ACLを獲りたい」と山崎。“赤い悪魔”を打ち破り、悲願のアジア制覇に王手をかける。

http://www.daily.co.jp/soccer/2008/09/25/0001478374.shtml

浦和だ浦和。そらーあんた、勝たんとあかんわな。