SMエンターテイメント

SMエンターテイメントといえば、日本ではエイベックスにも例えられるような韓国の大手芸能プロダクションであり、実際エイベックスとも提携関係にある。BoAがこのルートで日本デビューを成功させたし、東方神起も同じであるわけだ*1

詳細はぜんぜん知らないのだが、その東方神起SMエンターテイメントが揉めてるらしい。
下の記事などを読む限り、どうにもH.O.T解散時のことが思い出されてならない。あの時はあまり後味のいい終わり方をしなかったような記憶がある。

気持ちよく活動できるのがいちばんなんだろうけれど、金銭絡みの話はえてして当事者だけでは済まない話になりがちである。

記事入力 : 2009/08/07 17:02:19
SMともめたアイドルたちは今

 SMエンターテインメントとのトラブルが発覚したアイドルたちは今、東方神起とSMの対立をどう見ているのだろうか。

 現在、兵役の代わりに公益服務をしている元H.O.Tのチャン・ウヒョクは、東方神起3人が裁判所に訴えた後、自身のミニホームページのBGMを「釣られた子どもたち(韓国語で「子どもたち」は「アイドル」とよく似た発音)」に変えた。チャン・ウヒョクは同じH.O.Tのメンバーで、一緒にSMを去ったトニー・アン、イ・ジェウォンとJTLというグループを結成している。

 この歌は、JTLのファーストアルバムに収録されている。「20ウォン(現在のレートで約1.5円)の人生 おまえらホント かわいそう」「おれの人生で お前はヒルみたいなもん」「本当だろうと ホラだろうと じっとして黙ってろ」「おれの人生で お前は絶対“必要悪”」など、ストレートな歌詞がつづられている。チャン・ウヒョクのミニホームページを訪れたファンは「センスある選曲」「胸の詰まりがスッキリする思い」と書き込んでいる。

 SM初のアイドルグループだったH.O.Tは、2001年の5thアルバム「Outside Castle」リリース後に解散した。当時、KANGTAとムン・ヒジュンはSMに残り、ソロ活動を続けたが、チャン・ウヒョクら3人は契約が満了すると独立した。彼らの解散理由は「アルバム1枚当たり一人20ウォンの印税」という金銭問題だった。

 SHINHWAのキム・ドンワンは5日、自身のブログに「木の葉もたくさんあれば風に負けない」というコメントと写真を掲載した。98年にデビューしたSHINHWAは、H.O.Tに続くSMの看板アイドルグループだったが、03年にSMを離れた。当時、SHINHWAもH.O.Tのように解散説が流れたが、メンバー全員が別の事務所に移籍したことで、解散は逃れた。SHINHWAは全員の契約期間が終わってからSMを離れたので、あまり騒がれることなく移籍できた。

 SMは1990年代末、H.O.Tと女性アイドルグループS.E.Sのヒットを手始めに、SHINHWA、FLY TO THE SKY、天上智喜、SUPER JUNIOR、少女時代、SHINeeら数多くのアイドルを生み出した。H.O.Tは解散、S.E.Sもその後、事実上解散状態になっている。SHINHWAやFLY TO THE SKYなどはSMを去った。

 先月31日、東方神起のメンバーのうち、ジェジュン(ヒーロー)、ユチョン(ミッキー)、ジュンス(シア)の3人がSMを相手取り、専属契約効力停止の仮処分を申請した。この問題は5日、ソウル中央地裁民事第50部で審議されることになった。残りのメンバーのチャンミン(マックス)とユンホ(ユノ) 2人とは意見が分かれるだけに、「解散したH.O.Tと同じ道をたどるのでは」と、ファンは沈痛な面持ちだ。

http://www.chosunonline.com/entame/20090807000063

ちなみに、KARAは(ジェクスキスやFin.K.Lを輩出した)DSPエンターテイメントの所属で、BIGBANGは(1TYMやSE7ENが所属する)YGエンターテインメントの所属。だから、それぞれライバル事務所ということになるが、こんな風にSM所属の少女時代メンバーであるユナが元Fin.K.Lのイヒョリの歌でダンスを披露し、その後ろでBIGBANGのテソンがわーわー言っているのを観ると、細かいことはあまり気にされていないようでもある。

*1:逆に日本のエイベックス所属のアーティストが韓国でアルバムを出す時にも、SMを通してリリースしている。例えば大塚愛などもしかりである。