昨日、一般紙で一斉に報じられましたが、今朝になってスポーツ紙も(おそらく全紙が)ニュースにしています。
Jリーグの調査と処分、浦和レッズサイドの対応、そしてそれらに対するサポーターや世論の反応。
今後出てくるであろうそうしたものを、よくよく見極めてみたいと思っています。
仙台戦サポ差別発言、浦和に徹底調査指示
Jリーグ鬼武健二チェアマン(70)が18日、観客による人種差別発言に関し、浦和に徹底的な調査を命じたことを明かした。15日の仙台戦(宮城ス)で引き分けた際、浦和サポーターとみられる観客がペットボトルを投げ込み、仙台の外国人選手に対して差別的な発言をしたという報告があった。鬼武チェアマンは「すでに調査にかかっており、近いうちに詳しい報告がくるだろう。あってはならないこと。報告の内容によっては、それなりの処置を取る」と、厳しい姿勢を見せた。浦和に対しては、サポーターと話し合う場を持ち、発言者を特定するよう指示した。スタッフが発言を聞いたという仙台に対しても、さらに詳しい状況を説明するよう求めた。羽生事務局長は「人種差別は決して軽視できない。シーズン前にもチェアマンが各クラブに通達を出しているし、今後も再発防止を徹底する」と語った。
[2010年5月19日7時36分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20100519-631345.html
勝ち点はく奪も…浦和差別ヤジ徹底調査へ
Jリーグの鬼武健二チェアマン(70)が18日、差別撲滅に向け強権を発動した。東京都文京区のJFAハウスで行われた理事会後、15日の仙台―浦和戦(宮城ス)後に浦和の一部サポーターが仙台の外国籍選手に差別的な言葉を浴びせた件について徹底調査することを明言。「以前からそういうことはあってはならないと言い続けている。中身によってはそれなりの処分をしなくてはならない」と調査の結果次第で厳罰を下す可能性があることを示唆した。
国際サッカー連盟(FIFA)は06年3月の理事会で加盟各協会のリーグで起きた、選手、監督、サポーターらによる差別的な行為に対し、関係するクラブに厳罰を科すことを決定。それによると1度目は勝ち点3、2度目は同6をはく奪し、それ以上重なった場合は下部リーグへ降格させ、この新規則を適用しない加盟各協会はFIFAの国際大会に2年間出場停止としている。
Jリーグの羽生事務局長は仙台にさらなる調査、浦和にはサポーターの特定を指示したことを明かし「ゆゆしきこと。軽く考えられるわけがない。報告書を見て裁定委員長と相談する」と話した。
▽浦和サポーターの暴動 15日の仙台戦(宮城スタジアム)に1―1で引き分けたことに激怒し、一部サポーターがスタンドから選手に向けてペットボトルを投げ込んだ。その後は立ち入り禁止エリアに突入し、チームバスを取り囲み、フィンケ監督が事情説明する事態に。仙台の外国人選手には差別的発言も飛んだ。
[ 2010年05月19日 ]
J1浦和サポーター、国籍中傷発言か…調査へ
Jリーグは18日、J1・仙台―浦和戦(15日・宮城ス)で、浦和のサポーターが仙台の一部選手を人種差別的な言葉で中傷したとみて、仙台と浦和に事実関係を調査するよう指示したことを明らかにした。Jリーグなどによると、浦和のサポーターが試合終了後、仙台の選手に対して国籍に関する中傷をしたとみられる。仙台のクラブ関係者がJリーグに報告した。
Jリーグは浦和にサポーターとの話し合いや中傷した人物の特定を求め、鬼武健二チェアマンは「中身によっては、それなりの処置をしなければならない」と厳罰も示唆した。
人種差別は、国際サッカー連盟(FIFA)も根絶に取り組む。国内では昨季、J2・東京V―甲府戦で、選手間で差別的な中傷があったとして取りざたされ、Jリーグが調査した結果、該当する発言は確認されなかった。
(2010年5月18日18時19分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/news/20100518-OYT1T00868.htm