韓国の格安航空会社、業績好調

国内航空路線のシェアを順調に獲得しつつある上に、近距離国際航空需要にも対応する形で、いずれも業績を伸ばしているようです。韓国国内における各社の企業ステイタスも、日本の格安航空会社のそれに比べてかなり上になっているように思います。

2010/07/15 15:12 KST
格安航空上半期好調、4社中2社で初の営業利益

【ソウル15日聯合ニュース】国内航空需要の急増に後押しされ、格安航空会社4社のうち2社が上半期に初めて営業利益を計上し、残る2社も赤字幅を縮小した。

 ジンエアーは15日に就航2周年の記者懇談会を開き、上半期(1〜6月)に21億ウォン(約1億5370万円)の営業利益を記録したと明らかにした。売上高は500億ウォン。前年同期は58億ウォンの営業損失を計上しており、営業利益を出したのはこれが初めて。同社はことし通年で80億ウォンの営業利益を見込む。

 ジンエアーは現在、国際線では仁川とバンコクグアム島を結ぶ定期便を運航している。下半期にはクラーク(フィリピン)、マカオ便も運航する計画だ。

 釜山に基盤を置くエア釜山も、上半期に20億ウォンの営業利益を達成した。売上高はジンエアーより50億ウォンほど多い550億ウォン。前年同期は40億ウォン台の営業損失を出していた。2008年10月に就航した同社の黒字転換は、格安航空会社では最短記録となる。

 エア釜山は、釜山から福岡、大阪路線を就航しており、下半期はフィリピン路線の開設を予定している。

 2006年6月に就航した済州航空は、上半期に前年同期(366億ウォン)より81.3%多い664億ウォンの売上高を記録した。営業損失は91億ウォンで、赤字を免れることはできなかったものの、前年同期の127億ウォンに比べ、損失は28%減少した。これまで高コストの原因となっていたQ400航空機を売却したことで、下半期は営業利益を計上し、年間売上高1500億ウォンを達成できるものと期待している。

 現在同社は、仁川〜バンコク、仁川〜北九州、仁川・金浦〜大阪、金浦〜名古屋路線を運航している。下半期は香港とフィリピン路線を運航する計画だ。

 昨年1月に就航したイースター航空は、就航1年で500億ウォンを超える売上高を計上した。航空機5機を一度に導入し金融コストが増え、26億ウォンの営業損失を計上した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2010/07/15/0500000000AJP20100715002200882.HTML