韓国LCCの新規就航路線

韓国LCCトップの済州航空がいよいよ成田に乗り込むというのも気になりますが。

チェジュ航空 仁川−成田線チケットを特価で限定販売

【ソウル聯合ニュース】韓国の格安航空会社(LCC)、チェジュ航空が8日から、7月4日に就航する仁川−成田線の往復航空券を1000席限定で500ウォン(約43円)で販売するキャンペーンを開始した。空港使用料と燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を合わせると10万9600ウォンで往復できる。

 仁川−成田線は1日2往復で、出発時刻は仁川発が午前8時半と午後3時5分、成田発が午前11時50分、午後6時30分。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20130408002400882

すでに仁川‐那覇便を飛ばしているジンエアーがこんどは仁川‐長崎便を就航させるというニュース。日本を訪れる韓国人の需要もさることながら、仁川空港でのトランジット需要の喚起という観点からも、LCCの仁川‐九州便の持っている意味は小さくないでしょう。ただでさえ、九州からだと仁川空港の方が成田空港よりも近いんですから。

韓国LCCジンエアー 7月に仁川−長崎線就航

【ソウル聯合ニュース】韓国の格安航空会社(LCC)、ジンエアーは今年下半期に仁川−長崎線を新規就航させるなど国際線を積極的に拡大していく。

 馬元(マ・ウォン)新代表取締役は4日、ソウル市内で記者会見を開き「7月に長崎線を就航する予定。秋にはまた別の路線を就航する計画だ」と明らかにした。10月ごろに新規就航する路線の候補は仁川−仙台または中国・威海が有力だ。

 ウォン高・円安で韓国を訪れる日本人観光客は減ったが、反対に日本を訪れる韓国人が増えたため路線を拡大する方針だ。馬代表取締役は「長崎はライバル社がどこも就航していない。仙台も近隣に観光地が多いため就航地として十分だと判断した」と述べた。

 このほか夏までに東南アジアの1〜2都市の路線を確定する予定だ。このため同社が今年新たに就航する国際線は全部で3〜4路線になる見込みだ。

 国際線の新路線に投入する航空機B737−800も今年6月と9月に1機ずつ導入する。現在9機の航空機を保有する同社は10号機を長崎線に、11号機を仙台線または威海線に投入する。

 昨年の売上高が2450億ウォン(約207億円)、営業利益が145億ウォンと3年連続の黒字を達成した同社の今年の経営目標は、売上高3000億ウォンと営業利益150億ウォン。

 既に国内のLCC5社が競合し、日本と東南アジアに基盤を置く海外LCCが今年も続々と韓国市場に進出するため、利益を上げていくのは厳しい状況だ。激しい競争の中、同社が優位に立つためには人的資源を強化する必要があると馬代表取締役は強調した。

 航空業界内部の競争だけでなく北朝鮮リスクも経営の不安要素になるとみられる。馬代表取締役は「韓国発の需要に影響はないが、海外団体旅行客が韓国行きをキャンセルする動きが見られ懸念している」と話した。

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済州航空ティーウェイ航空も福岡便を持っていますし、西日本から名古屋あたりまでのLCC仁川便が、ピーチアビエーションやエアアジアジャパンなど日系も含めて、仁川での国際線トランジットの接続手段として機能する可能性は高いと思われます*1

関西空港はとっくにそのスポークに組み込まれているといってもいい状態ですけど、成田空港はその点、どうなっているんでしょうか。私は使ったことないので、実際のところがよくわかりません。

*1:もしかしたら北海道や東北地方でも、そうなるかも知れませんね。