ここで「『男性層への浸透はまだまだ』というのは事実」と書いたのはつい最近なのですが、オヤジ世代への浸透は予想を越えてあっという間に進んでいるようです。『夕刊フジ』がこんな記事を書くくらいですから。
まあ確かに、そもそも劇団ひとりさんだって充分にオヤジですけどねえ。
「こういう流行りに乗らない」というのも一つの見識ですし、好みの問題は当然はありますが、こうなってくると、「流れに乗り遅れて取り残される層」というのがどこに形成されてどんな反応を見せるのか、というのも興味深いテーマになってきそうです。
オヤジ世代でも人気…韓流アイドル、大手事務所が助言も
2010.09.14美脚美女9人がズラリ並んだ「少女時代」に、キュートな尻振りダンスの5人組「KARA」。韓流アイドル旋風が、オヤジ世代にも浸透してきた。
火付け役は、小倉智昭(63)や中山秀征(43)らテレビの情報番組の司会者や、KARAの大ファンを自任する劇団ひとり(33)たち。小倉は「とくダネ!」(フジテレビ系)でいち早く少女時代を取り上げ、「彼女たちは鍛え方が違う」と絶賛。10日には番組で日本初の生出演を実現させ、彼女たちを朝のスタジオに迎えて大はしゃぎだった。
8日に発売された少女時代の日本デビューシングル「GENIE」が1週目で4万5000枚を売り上げ、20日付オリコンの週間シングルランキングに4位で初登場した。海外女性アーティストのデビューシングルでは、8月23日付で“尻振りダンス”が人気を呼んだKARAの「ミスター」が記録した5位を上回り、歴代最高の初登場順位となった。
日本テレビ系の「DON!」の中山も負けずに同じ日の午後、少女時代をゲストに迎えた。
「事前告知なしでゲリラ的な出演だったのに、汐留には100人以上の追っかけが来て、ヒデちゃん(中山)がびっくりしてました」(局関係者)
韓国では数年前から、東方神起、BIG BANGら男性陣に続き、ガールズグループが続々とデビューして群雄割拠。このブームに日本で最初に飛びついたのは、同世代の女の子たちだった。
「先月25日に東京・有明コロシアムで開かれた少女時代のデビューイベントは客席の8割以上が若い女性。美形や化粧、セクシーなファッションに憧れている。すでに韓国のコンサートに出かけ“予習”済みだから、掛け声も『ソニョシデ!(少女時代)』と韓国語でピッタリそろっていた」と訪れた夕刊フジ記者。
人気の波は、あっという間にオヤジ層にも。
「日本サイドで助言する大手プロダクションは、『少女時代はワイドショー、KARAはバラエティー番組』と戦略を立て、1年がかりで売るつもりだった。半年前倒しでブームが起きている。ファン層が30〜50代の男性に広がったためです」(音楽関係者)
約5年前から追い続ける韓流ライターのシン上田氏が、オヤジ受けする理由を解説する。
「天地真理やキャンディーズ、ピンクレディー、おニャン子クラブなど、それぞれの世代にアイドルに熱狂した過去がある。素地があるところに、歌謡曲風ポップスの親しみやすさと、ペンライトや掛け声といったノスタルジックなアイドル像が見事にハマった」
日本の現在のアイドルには無い側面も。
「デビュー前に5〜6年のレッスンはザラで、よく鍛えている。見た目も、たとえば、真っ先に日本デビューを果たした10〜20代の5人組『4minute』もグッと大人っぽくセクシー。むしろ、ロリコン風アイドルが幅をきかせている日本の方がアジアの中では“異常”という目で見られています」(上田氏)
ようやく、大人目線で見られるアイドルが出てきたってことか。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20100914/enn1009141640021-n2.htm
さらに付け加えるなら、KARAや少女時代のアイドルっぽさについていけない人には、Brown Eyed Girlsがオススメになるでしょう。
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あ、ちなみに、個人的にも好きな「Sign」は「SOUND-G」の正規アルバムには収録されていませんのでご注意を。リパッケージ版には入っているんですけど…。