製作年代はぜんぜん違いますが、現在は光化門広場に並び立っている両銅像の著作権に関する記事。
2009年製作の世宗大王像はともかくとして、1968年に建てられた李舜臣像の著作権者である金世中氏製作の銅像は、ソウル市内にまだ他にいくつかあるのですが、そちらはどうなってるんでしょうか。この記事には何の言及もありませんね。
銅像の現況/記念碑の現況 - Parks of Seoul, Seoul Metropolitan
記事入力 : 2011/08/17 12:43:06
世宗大王像・李舜臣像の著作権、ソウル市が保有へソウル市内にある朝鮮王朝第4代国王・世宗(セジョン)大王、壬辰(じんしん)倭乱(文禄・慶長の役)で活躍した李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像について、今後は市が著作権を保有することになる。ソウル市は16日、条例・規則審議会でこうした内容の条例案など10件を議決したと発表した。
世宗大王像と李舜臣像の著作権は、これまで制作者が保有していたが、今年5月、世宗大王像を手掛けた彫刻家のキム・ヨンウォンさん、李舜臣像を制作した彫刻家の故キム・セジュンさんの遺族が、市に無償で著作権を譲渡した。
キム・セジュンさんの遺族は、1回に10万−50万ウォン(約7000−3万5000円)ずつ、1年間に約10回支払われる李舜臣像の著作権料を、インターネット上の外交使節団として活動する民間団体「バンク(VANK)」や元慰安婦の支援団体に毎年寄付してきたという。市に著作権を無償譲渡する際にも、遺族側は「著作権収益をバンクのような国を守る事業を行う団体に寄付してほしい」と求めた。また、キム・ヨンウォンさんは、世宗大王の国民を愛する精神を受け継ぐ意味で、著作権料を社会福祉団体に寄付するよう要請した。
一方、ソウル市は同日、公園など一部禁煙区域への喫煙区域設置を認めることを骨子とした受動喫煙関連の改正条例案も議決した。条例案には、禁煙区域での喫煙取り締まり権限を該当区域の担当機関長に委任する条項も盛り込まれている。これにより、9月から市が管理する公園20カ所に対する取り締まり権限が「ソウル市青い都市事業所」に移管され、周知期間を経て12月から違反者に対し過料を賦課できるようになる。
崔仁準(チェ・インジュン)記者
で、世宗大王像を作ったキムヨンウォン氏制作の李承晩元大統領像が、南山に建てられるみたいですね。銅像はもうできてるということで、この写真があるわけですか。さすがに、昔のものほどバカでかいものではなさそうですね。
記事入力 : 2011/08/18 08:36:19
李承晩元大統領の銅像、南山に再び建立ソウル・南山に李承晩(イ・スンマン)元大統領の銅像(写真)が51年ぶりに再建立される。
韓国自由総連盟(パク・チャンダル総裁)は17日、会員からの寄付金で李元大統領の銅像を自由総連盟広場(ソウル市中区奨忠壇路)に建立し、25日に完工式を開催すると発表した。銅像の制作は完了しており、現在は基壇と周辺の造景工事が行われている。
李承晩元大統領の銅像は、1956年に南山(現在の南山噴水台付近)に建立されたが、4・19革命(不正選挙に端を発した民衆デモ)で同氏が独裁者と糾弾され、辞任に追い込まれたことから、タプコル公園(ソウル市鍾路区)の銅像と共に、60年に撤去された。
銅像はソウル・光化門広場にある朝鮮王朝第4代国王・世宗大王像を手掛けたキム・ヨンウォン弘益大学美術学部教授(64)の作品で、青銅製で高さ3メートル。基壇は高さ2.2メートルで、花こう岩を使用している。
李承晩元大統領は大韓民国の基礎を固めた「建国大統領」だが、独裁者のイメージが強く、完全な形で残っている銅像は韓国国内に4点しかない。李元大統領が暮らしていた梨花荘(ソウル市鍾路区梨花洞)と培材高校(ソウル市江東区高徳洞)の校庭、国会本館中央ホール、かつて大統領専用の別荘地として使用されていた青南台(忠清南道清原郡)広場にある。
「建国大統領李承晩博士記念事業会」のキム・イルジュ事務総長は「銅像の建立が、建国大統領の功罪を正当に評価する契機になれば」と期待を示している。
李錫雨(イ・ソクウ)記者
かつての李承晩大統領像については、例えばこんな記事が参考になるでしょうか。