悪意なき改悪

今となってはもう思い出すことも難しいかも知れませんが、もともとは、何かの善意があって制度をいじくったんだと思うんですよ。

でも、こんなことになることもあります。

「よくしようとして変えれば何でもかんでもよくなる、わけがない」といういい例です。変えた当事者たちに、変えたことによって生じる諸々の結果を引き受ける気があるかどうか。その結果を最終的に引き受けるのは誰なのか。

変えろ変えろという調子のいい叫びに調子に乗って同調する前に、もう少し、考えることがあってもいいような気がします。

記事入力 : 2011/11/14 12:35
複雑化する韓国の大学入試、受験生も保護者も悲鳴


 ソウル市蘆原区に住む高3受験生のキムさんは、13日午前に鍾路区の成均館大学で小論文の試験を受けた後、すぐに自宅近くにある小論文専門の予備校へと向かった。来週には漢陽大学と高麗大学で小論文の試験を控えているからだ。しかも、前日の12日には中央大学と西江大学でも小論文の試験を受けた。

 今年に入ってキムさんは、修学能力試験(修能、日本のセンター試験に相当)の準備に加え、小論文や内申の対策にも力を入れなければならなくなった。

 随時募集で8大学に願書を提出したキムさんは、今年から毎週末、小論文の予備校に通っている。キムさんは「随時募集での小論文試験は、修能の直前あるいは直後に行われるため、あらかじめ準備しておかなければならない」「大学の中には“数理論述”を課題として出すところもあるので、数学に対する理解も必要だ」と話した。

 平日は内申対策と修能準備のために通っている予備校で、主にビデオ講義を受講している。随時募集と一般募集では、高校在学時の学習成績なども反映されるため、中間試験や期末試験の準備にもおよそ1カ月前から真剣に取り組まねばならない。夏休みには入学査定官試験(学力試験ではなく入学査定官が内申や面接の成績で合否を決める入試)に提出する自己紹介書を書いた。さらに、修能の前の月となる先月は、複数の大学で随時募集の小論文試験を受けた。

 修能後はさらに忙しくなる。引き続き、各大学での小論文試験が毎週末に行われる上、14日からは高校の期末試験も始まる。今年の受験生に関しては、多くの大学が高3の1学期までの成績を審査の対象としているが、もし来年浪人するようなことになれば、高3全体の成績が反映される。そのため期末試験も決しておろそかにすることはできない。

 これまでの大学入試では、1982年から93年までは学力考査、また1954年から1980年までは本考査だけに力を入れて準備していれば、志望する大学に入ることができた。ところが今は学業成績だけでなく、修能、小論文、面接、さらには内申の成績に反映される日常の生活態度など、全ての面で優れた「スーパー受験生」になる必要があるのだ。

さらにここ数年の受験生は、従来の学力考査(修能)に加えて本考査(論述など)、入学査定官試験など、非常に多くの準備をしておかねばならない。これは文字通りの三重苦だ。つまり今の受験生は何一つとしておろそかにできない、非常に複雑な入試制度に対応しなければならないというわけだ。

 一般募集が大学入試全体の70%を占めていた時代には、随時募集はいわば選択で、多くの受験生は修能だけに力を注いでいれば良かった。

 ところが随時募集の受験生数が全体の半分を上回った2007年度からは、入試状況が大きく変わった。随時募集が多くを占める状況では、「修能」「論述」「内申」という三つの分野全てに優れていなければ、大学に合格することはできない。

 しかし修能の比重が下がったからといって、決して甘く見ることはできない。とりわけ文系の上位校では、修能による弁別力が低くなっているため、わずかなミスが致命的な影響を及ぼすこともあるからだ。受験生の子どもを持つヤンさん(ソウル市広津区)は「1回のミスで順位が大きく変わる仕組みは、教育的な観点から決して良くない」と述べた。

 複雑な入試制度は、生徒にも保護者にも大きな混乱をもたらしている。今年度に行われる大学の入学試験は、一般募集と随時募集を合わせて延べ3700回に達する。これは全国に220校ある四年制大学が、1校当たり平均18回の試験を行っていることになる。随時募集に志願する場合でも、修能での「カットライン」は上回らなければならないため、内申、小論文、面接への備えだけでなく、修能にも徹底して準備しておく必要がある。

 受験生のチョ君(19)は「修能が終わると、すぐに随時募集を受けるべきか、あるいは一般募集で受けるべきか、非常に混乱する」「高校でもしっかりと指導できる先生がいない」と語る。こうした状況から、予備校業界による入試説明会やコンサルティングは大人気だ。13日にソウル市内で行われたある予備校の説明会では、あらかじめ用意された2200席が開始1時間前にはすでに満席となり、300人以上の保護者が会場の外で、モニターを通じて説明を受けなければならなかった。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/11/14/2011111401061.html

記事入力 : 2011/11/14 12:42
大学入試:論述試験会場にバイク便数百台が待機!?

ソウルの4大学で受験生を運ぶ


13日午後、ソウル市鍾路区の成均館大で、一般入試の論述試験を受けた受験生たちを、試験日が重なる別の大学の論述試験場に運ぶため、バイク便のオートバイ数百台が一斉にキャンパス内に入っていった。/写真=イ・ジュンホン客員記者

 大学修学能力試験(修能=日本の大学入試センター試験に相当)が終わり、最初の週末となった12‐13日、ソウル市内の四つの大学で、バイク便のオートバイによる競争が繰り広げられた。一般入試の論述試験の会場に受験生たちを運ぶため、オートバイが数百台も待機したのだ。

 13日午後2時20分、ソウル市鍾路区の成均館大。論述試験を終えて出てきた受験生数百人が、キャンパス内で待機していたオートバイに乗った。受験生たちは約40分後(午後3時)、同市東大門区の慶煕大キャンパスに到着し、再び論述試験に臨んだ。

 週末のため、ソウル市内の交通渋滞が激しい上に、この日は成均館大周辺でデモが行われたため、公共交通機関や自家用車を利用すれば、ほかの大学の試験開始時間に間に合わない可能性があった。一部の保護者たちは、試験が終わる20分前からバイク便のオートバイを捕まえ、後部座席に座って、わが子が出てくるのを待った。

 この日、経営・社会科学・人文科学の各学部ごとに論述試験を順次実施した成均館大のキャンパスでは、各科目の試験が終わるたびにオートバイが一斉に出入りする光景が見られた。

 受験生Kさん(18)は「修能の点数が思ったよりも低く、2校の一般入試を受けることになり、両方の論述試験に臨まないといけないため、バイク便を利用した。試験時間が重なったため、1校しか受けられなかった友人に比べると幸運だった」と話した。一方、バイク便業者のLさん(46)は「元々、人を乗せることはほとんどないが、入試の時期だけは例外だ。成均館大から慶煕大まで、6万‐8万ウォン(約4100‐5500円)で連れていっている」と話した。

カム・ヘリム記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/11/14/2011111401066.html