若年層の雇用率が初めて30%台に下落したというニュースの陰に隠れていますけど、朴槿恵政権と若年層との関係を示すものとしては、こちらのほうがもっと示唆的かもしれません。
同じ保守大統領ではありますが、李明博と朴槿恵との間では、関心のあり方がかなり違っているようです。それが特に顕著になっているのが教育の分野です。
記事入力 : 2014/01/16 10:15
高校向け「韓国型TOEFL」4回で廃止、36億円が無駄に
突然の方針転換韓国政府は、2008年から13年までの6年間に371億ウォン(約36億円)をかけて開発した高校生向け「国家英語能力試験」(韓国型TOEFL)を今年廃止すると発表した。
教育部(省に相当)は15日、「高校生が受ける『韓国型TOEFL』2・3級試験を今年廃止する。試験実施にかかる年間予算30億ウォン(約2億9000万円)も削減した」と明らかにした。この教育部発表で「韓国型TOEFL」は1級(成人向け)試験だけが残り、高校生向け試験は12年の導入以来4回(年2回)実施されただけで消滅することになる。
「韓国型TOEFL」は学生に実用的な英語を学ばせ、海外の英語試験への依存度を引き下げようと政府が12年から施行してきた英語評価システムだ。話す・聞く・書く・読むの4領域からなり、成人向けの1級と高校生向けの2級(基礎学術英語)、同じく高校生向けの3級(実用英語)がある。
李明博(イ・ミョンバク)政権は「韓国型TOEFLを大学入試に反映させ、長期的には大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)の英語試験を韓国型TOEFLに代替させることを検討する」としていた。このため、13年度大学入試随時募集で7大学が、14年度入試では36大学が「韓国型TOEFL」の成績を反映させた。
ところが、朴槿恵(パク・クンヘ)政権発足後の昨年8月、教育部は「韓国型TOEFLの試験対策で中高生の私教育費(学習塾代など)負担が増える可能性があるため、韓国型TOEFLは大学受験と連携させない」と方針を転換した。
これまで高校生向け「韓国型TOEFL」の問題の開発やコンピューターシステム構築に掛かった費用は371億ウォンに上る。08年から13年までの6年間に韓国教育課程評価院が「韓国型TOEFL」を研究・開発し、何千もの英語の問題を作ったとされている。韓国教育課程評価院関係者は「実用英語学習のムードは学校現場で高まったが、韓国型TOEFLの廃止で再び以前の入試英語に戻ることになりそうだ」と語った。
だが、誰よりも一番の被害者は高校生たちだ。08年の「実用英語」政府方針に基づき英語を学んできた生徒たちは同日の政府発表について「やはり政府の政策は信じられない」という反応を見せている。ある教育界関係者は「多額の予算を無駄にし、生徒には英語教育と試験に対する誤ったメッセージを与えただけで終わるという『失敗政策』になるだろう」と嘆いた。
アン・ソクペ記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/16/2014011601013.html
修能영어 대체한다더니… 학부모·학생들 "황당해"
김연주 기자
입력 : 2014.01.16 03:01['고교생 한국형 토플' 폐지]
교육장관 바뀌면 말도 바뀌어
정부 "私교육 유발 부작용… 電算 불안정으로 대체 불가"이명박 정부는 '실용 영어 강화'를 대표 교육정책으로 추진해왔다. '고등학교만 졸업하면 누구나 영어로 말할 수 있게 하겠다'는 것이 목표였다.
그 일환으로 일명 '한국형 토플'이라는 '국가영어능력평가시험(NEAT·니트)'을 도입했다. 학교 영어 수업을 말하기·듣기 위주로 바꾸고, 그렇게 배운 실력을 '한국형 토플'로 평가한다는 계획이었다. 외국 회사가 만든 토플과 토익 시험으로 국부가 유출되는 것을 막겠다는 이유도 내세웠다. 우리나라에서 토플은 한 해 12만명, 토익은 207만명이 치른다.
◇장관 바뀔 때마다 말 달라
2008년 당시 이명박 정부는 "현재 중2가 수능을 치를 때(2013학년도) 수능 영어 과목 대신 국가영어능력평가시험을 치르게 하겠다"고 발표했다. 이때부터 학부모와 학생들 사이에선 수능 영어를 대체한다는 '한국형 토플'이 뜨거운 관심사로 떠올랐다.
그러나 '한국형 토플'이 수능 영어 시험을 언제 대체하느냐에 대해선 교육부 수장이 바뀔 때마다 말이 바뀌었다. 안병만 교육부 장관은 2010년 신년 기자간담회에서 "한국형 토플은 2013학년도 대입 수시에 활용할 예정"이라며 "한국형 토플의 수능 영어 대체 여부는 2012년에 결정하고, 대체된다면 2016학년도가 될 것"이라고 말했다. 같은 해 교육부는 한국형 토플 시범 시험을 3회 실시했다. 발 빠른 학원 시장에서는 '한국형 토플 대비반'이 성행했다.
◇"성급한 시행에 혼란만"
그런데 지난해 취임한 서남수 교육부 장관은 학부모들과 만나 "갑자기 수능 영어 시험을 대체한다면 학습 부담이 집중되고 사교육 의존 우려가 높아진다. 학교가 대응할 수 있는 단계가 되기까지 입시와 연결하는 것은 바람직하지 않다"고 밝혔다.
교육부는 "사교육 유발과 전산 불안정 등으로 수능을 대체하기는 어렵다고 판단했다"며 "시험은 폐지하고, 이미 개발한 문항들은 학교에서 교사들이 자율적으로 활용할 수 있게 하겠다"고 밝혔다. 결국 정부 정책 발표 6년 만에 역사 속으로 사라진 '한국형 토플' 때문에 학부모, 학생들만 혼란을 겪은 것이다. 경기 일산에 사는 고2 학부모 정모(47)씨는 "애가 초등학교 다닐 때부터 '한국형 토플'이 중요하다고 해서 중학교 때 영어 학원에서 관련 수업을 받게 했는데, 없던 일이 된다니 너무 황당하다"고 말했다.
371억 들여 만든 고교用 '한국형 토플', 단 네 번 보고 끝 - 안석배 기자
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2014/01/16/2014011600106.html
記事入力 : 2014/01/17 10:35
【社説】韓国型TOEFL廃止、教育部の気まぐれを許すな教育部(省に相当)は高校生対象の韓国型TOEFL「国家英語能力評価=NEAT」試験を廃止すると発表した。韓国型TOEFLは2012年の導入以来、2年間に4回行われただけで消滅することになったのだ。教育部が韓国型TOEFLの開発に掛けた371億ウォン(約36億円)も水の泡となった。
韓国型TOEFLは生徒や受験生が英語の家庭教師を付けたり、早期留学したりしなくても、授業にさえきちんと付いていけば英語で会話ができるよう、学校の英語の授業を強化しようという趣旨から導入された制度だ。教育部は李明博(イ・ミョンバク)政権時代の08年に「13年度から大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)の英語試験を韓国型TOEFLに代替させる」と決めたが、10年に「大学修学能力試験の代替は16年度に先送りする」と発表していた。ところが、新政権発足後の昨年8月には「大学入試と連携させない」と方針を転換、今度は試験自体を廃止すると発表したのだ。
韓国型TOEFLの導入を考えたなら、教育部はすぐさま「英語を英語で教える授業」ができるよう、英語教師たちに研修を受けさせ、ネーティブスピーカーの補助教師を補充すべきだった。しかし、教育部は今になって「学校側がまだ対応の段階に入っていないため」と説明した。政策発表から6年もたって「準備ができていない」というのは、教育部が何もしてこなかったということだ。小中高の英語授業は、再び読解ばかりする以前の入試英語に戻ってしまうのではないかと心配になる。
光復(1945年の日本による支配からの解放)後、大学入試は40回以上変更された。現在の徐南洙(ソ・ナムス)教育部長官は第43代長官なので、長官が変わるたびに入試も変わったことになる。このため、朴槿恵(パク・クンヘ)政権は入試制度を変えるにしても3年前に予告するという「入試3年予告制」という公約まで掲げた。しかし、教育部は大学修学能力試験で国語・英語・数学科目の「レベル別A型・B型修学能力試験」を、昨年一度実施しただけで廃止することを決めた。11年に発表した「高校内申絶対評価を17年度入試から反映させる」との方針も覆した。過去の政権の教育政策を順にごみ箱に放り込んでいるのだ。教育政策をこのように気まぐれで覆すのは、教育部長官が生徒や受験生を「実験動物」程度にしか見ていないからだろう。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/17/2014011701188.html
実際、この手のニュースに接したのはこれが初めてではなく、李明博政権で大々的に推進された中等教育改革のうち、自律型高校やマイスター高校についても、これらを縮小・廃止しようという方針が、朴槿恵政権になってから次々と打ち出されてきています。このニュースの場合、導入された試験自体にもいろいろ問題はあったようですが、だからと言っていきなり廃止されては、どうにか制度に対応しようとしてきた教育現場や現役学生はたまったものではありません。
で、李明博政権期の「教育改革」に代わる新たな改革を朴槿恵政権が打ち出してきているかと言えば、どうもそのような感じではなくて、ただひっくり返しただけで終わっているといった印象が強いです。もしかしたらひょっとして、朴槿恵さんは教育にはあまり関心がないのではないでしょうかね…?
それが教育にとどまる話なのか、若者一般にまで適用できる話なのかはわかりません。ただ、この政権になって、国内のいろいろな亀裂が以前よりも深まってきているような気がしてなりません。世代間の亀裂も、残念ながらその一つに数え上げられるでしょう。
青年失業率は上昇しているのに企業は採用縮小
JANUARY 16, 2014 06:01年明けから雇用市場に赤信号が灯された。 相当数の大企業が今年、新規採用を縮小する見通しだ。 昨年、記録的な就業難で就業浪人が大量に量産された状況で、今年まで採用市場が委縮した場合、政府の「雇用率70%」の目標達成に支障が生じるのはもちろん、青年層の不満が社会の不安要因に浮上するという懸念が出ている。
大韓商工会議所(大韓商議)は、売上額基準でみた500大企業中、採用計画が確定した243社の今年の採用予定人員が3万902人で、昨年の採用実績(3万1372人)より約1.5%減少したと、15日発表した。
本紙が30大グループの採用計画を調査した結果でも、今年の採用規模を増やすと答えた会社は、現代(ヒョンデ)自動車、SK、GS、新世界(シンセゲ)、錦湖(クムホ)アシアナ、現代デパートぐらいだった。 増やす規模も就業準備生が実感するには物足りない水準だった。 昨年、史上最大の実績を上げた三星(サムスン)グループは、「新規採用規模を昨年の水準(2万6000人)から増やさない」と釘を刺した。 スマートフォン市場で苦戦中のLGは、採用人員を対前年比で20%近く減らす予定だ。 構造調整中の現代をはじめ、KT、OCIなども採用人員を減らすと答えた。 相当数のグループは、「昨年と同じぐらい」か「採用計画がまだ確定されていない」と答弁した。 財界の関係者は、「本当は新規採用を減らしたくても、政府と世論の顔色を伺いながら迷っているところが多い」と話した。
新規採用の足を引っ張るのは不確実性だ。 大韓商議の関係者は、「専門家らは今年経済が回復すると見通しているが、産業現場の企業は景気回復に確信を持てずにいる」と説明した。 通常賃金、定年延長、勤労時間の短縮など労使関係を揺さぶる要因がくすぶっているのも不確実性を深める要因だ。 採用計画を「未定」と答えたあるグループの関係者は、「通常賃金判決の後続措置を注意深く見守っている。 企業の負担が増えると判断されれば、新規採用も減らすしかない」と話した。
このため、青年の就業難はさらに悪化する見通しだ。 統計庁は昨年、青年層(15〜29歳)の雇用率が39.7%で、1980年に関連統計が作成されて以来初めて40%を割ったと発表した。 青年層の失業率は対前年比で0.5%ポイント上がった8.0%だった。
雇用市場の委縮で今年、表向きの経済指標に比べて肌で感じる景気はあまりよくないという分析も出ている。 中央銀行の韓国銀行(韓銀)は、産業別新規雇用事情を反映した雇用加重成長率が今年3.4%で、今年の経済成長率(韓銀の見通し3.8%)と0.4%ポイントの格差があると見通した。 これは11年以後もっとも大きな差だ。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014011636678