ACL:蔚山現代がKリーグ勢4年連続の決勝進出

なんだかんだ言っても、ACLの決勝に4年連続でチームを送り込んだKリーグに対しては、アジアレベルでのその実力を認めなければならないでしょう。しかもそれが、浦項・城南・全北・蔚山という、ビッグクラブ*1とは言えない中堅上位に位置するクラブで達成されているということにも目が行きます。

ほんの数年前には、韓国勢が予選リーグで全滅なんてこともあったと思いますが、今年の日本勢はガンバ大阪が予選敗退、名古屋・柏・FC東京がトーナメント1回戦で軒並み敗退と、戦績的には不振を極めています*2

記事入力 : 2012/11/01 08:30
ACLサッカー:蔚山が決勝進出

ウズベキスタンFCブニョドコル下す
Kリーグ4年連続進出の快挙


写真提供=NEWSIS

 蔚山現代FCはアジア・サッカー連盟(AFCチャンピオンズリーグACL)決勝戦に駒を進め、Kリーグのプライドを守った。

 蔚山は先月31日、蔚山文殊スタジアムで行われた2012年ACL準決勝第2戦で、FCブニョドコルウズベキスタン)に2−0で勝利した。24日の第1戦に3−1で勝った蔚山は、2戦全勝で決勝に進出した。

 Kリーグは2009年の浦項スティーラーズ(優勝)、10年の城南一和天馬(優勝)、11年の全北現代モータース(準優勝)に続き4年連続で決勝に勝ち進んだ。特定リーグのチームが4年連続で決勝に進出したのは、大会がACLに再編された02年以降、初めてだ。蔚山アル・イテハドアル・アハリ・ジッダ=共にサウジアラビア=の準決勝勝者と10日に蔚山文殊スタジアムで1試合だけの決勝戦を行う。

 「韓国代表2人組」のキム・シンウク(24)と李根鎬イ・グノ、27)=写真=は今回も試合を決定付けた。後半7分にラフィーニャ=ブラジル=が左サイドから上げたクロスがディフェンダーに当たりこぼれると、キム・シンウクがこれを右足で落ち着いて押し込み先制ゴール。後半29分にはラフィーニャのパスを受けた李根鎬が反対側のゴール隅にシュートを決め、勝利を決定付けた。

 ACLはアジア各国のプロサッカーリーグ優勝クラブと上位クラブが出場し最強クラブを決める大会で、優勝チームは国際サッカー連盟FIFAクラブワールドカップにアジア代表として出場することになる。ACLの前身であるアジアクラブ選手権を含め、Kリーグのチームは優勝9回、準優勝5回と最も良い成績を挙げている。2位は日本(優勝5回・準優勝3回)。蔚山はこれまでACLで06年にベスト4入りしたのが最高だった。昨年は全北が準優勝、カタールアル・サッドが優勝した。

崔秀賢(チェ・スヒョン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/01/2012110100450.html

記事入力 : 2012/11/01 13:19
ACLサッカー:蔚山、決勝の相手はアル・アハリ・ジッダ

 蔚山現代FCはアジア・サッカー連盟(AFCチャンピオンズリーグACL)決勝戦で、サウジアラビアアル・アハリ・ジッダと対戦することになった。

 アル・アハリ・ジッダは1日午前(韓国時間)、サウジアラビアで行われたACL準決勝第2戦で、同じくサウジアラビアアル・イテハドと対戦、2−0で破り決勝に駒を進めた。

 決勝戦は10日午後7時30分、蔚山文殊スタジアムで行われる。

イ・グンホン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/01/2012110101300.html

JリーグもKリーグもよく知るサガン鳥栖尹晶煥監督などには、Jリーグの現状は歯がゆいのではないでしょうか。まあ、そうしたリーグの現状が、サガン鳥栖の健闘に結びついているともいえるのですが…。

2012.10.25 12:12
来季も期待!鳥栖尹晶煥監督と契約更新

 J1鳥栖は25日、尹晶煥監督(39)との契約を更新し、来季も指揮を執ることが決まったと発表した。3年目のシーズンとなる。

 尹晶煥監督は就任1年目の昨季、チームをJ1初昇格に導いた。今季は堅守をベースにしたスタイルを貫き、残り5試合で勝ち点41の9位につけている。手腕は高く評価されており、クラブの意向として広報担当者は「来季も期待したい」とコメントした。

 尹晶煥監督は現役時代、韓国が4強入りした2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会で同国代表として活躍。JリーグではC大阪鳥栖でプレーした。(共同)

http://www.sanspo.com/soccer/news/20121025/jle12102512140000-n1.html

*1:Kリーグで「ビッグクラブ」と言えるのは、FCソウル水原三星くらいでしょう。

*2:また、この4チームは現在のところ、ガンバ大阪は論外としても全チームがACL圏外です。