山清護国院・工事現場の現況

慶尚南道の国立墓地として建設が進められている山清護国院。最初に探しに行ったのは2010年の3月。当時は土地勘もなく、建設候補地の詳しい情報もわからず、だいたいの当たりをつけて突撃したものでした。

慶尚道2泊3日 知らない人のお墓参りツアー・2

その後、紆余曲折を経て現在は建設中の山清護国院の情報について、最近ではこの辺にまとめてあります。

新規設置予定の護国院現況2:南部圏・慶尚南道山清郡

2010年には、「山清郡の南沙里」を目がけていったので、「南沙芸談村」を中心に探索したのですが、実際の護国院の建設場所は、そこからひと山越えたところでした。南沙芸談村から見ると、ここにある南沙初等学校跡の前の道を通って、その先になります。

ただ、そこまで行ってしまうと、交通手段が何もないという事態に陥ってしまいますので、徒歩でのアクセスを避けるのであれば、まずは晋州もしくは山清邑からウォンジ(원지)*1まで行くのがよいと思われます。

3年ほど前にはプレハブ建てだったウォンジのバス停留所は、農協のハナロマートも併設された立派な施設になっていました。



山清護国院の工事現場にアクセスするなら、ここからタクシーに乗るのがいちばん確実だと思われます。

南沙芸談村の手前のT字路を山側に折れてしばらく行くと、右手に工事現場が見えてきます。この時には時ならぬ大雪で、ご覧の通りの埋もれっぷりでした。


あまりの雪に、現場を道路沿いから眺めて終わりにしようかと思っていたら、タクシーの運転手さんがどんどん中に入ってくれます。ただ、雪がまったく溶けない気温下では、踏みしめられたアクセス道はガチガチに凍っていて、ズルズル滑りまくります。あんなところ、自分の運転では絶対に入って行けませんでした。




ともあれ、降りても足元が滑りまくるので、行ける範囲で見て回りました。昨年着工されたとはいえ、今のところはまだ土地造成工事の段階のようです。全貌が見えてくるのは、もう少し先みたいですね。




*1:「ウォンジ」は、いろいろ見てみても、漢字表記がわかりません。行政区的に言えば、山清郡新安面の中心地です。