ガンバ大阪にとっては痛し痒しといったニュース。悪い話とは言いませんが、それも1年限りにしてもらわないと…。
しかしこれ、ガンバ大阪のクラブの人気というよりも、ハッキリ言ってしまえば遠藤・今野の日本代表レギュラー2人の動員力といってもいいんじゃないでしょうか。2人のいないガンバにチーム/クラブとしてそこまで人気があるとは思えませんし。
そう考えてみると、日本代表の現役レギュラークラスが在籍しているチームって、J1にもあんまりないです。前田遼一のジュビロ磐田くらいですか?
てことは、もしかして、「仮に浦和レッズがJ2に落ちたところで、こんなことにはならない」ということになりますか?*1
そう考えると、うーん、J1・J2を通して、「客を呼べるほど知名度のある日本代表クラスの選手の(国内)不在」という事態はわりと深刻かもしれません。もちろん名古屋の闘莉王とか、浦和の阿部とかいった元代表選手の代表復帰というのも考えられますけど、先のことを考えれば、セレッソ大阪の柿谷曜一朗とか、サガン鳥栖の豊田陽平とか、あとガンバなら倉田秋とか、そういう選手の日本代表入りも見てみたい気がします。まあ個人の勝手な願望ですけど。
【Jリーグ】ホクホク♪「ガンバ特需」 J2チケット完売相次ぐ
2013.4.27 12:30[westスポーツ]
今野(15)を中心にG大阪はJ2でも観客動員力を発揮(安部光翁)観客動員の頭打ちにあえぐJ2の地方クラブが「ガンバ特需」に沸いている。遠藤保仁、今野泰幸と2人の日本代表を擁し、昇格候補筆頭の呼び声高いG大阪のアウェー試合で、前売り券の完売が続出。クラブ関係者はそろって「ガンバさんの動員力はすごい」とほくほく顔だ。
3月10日に行われた長崎−G大阪戦。1週間前にこけら落としを済ませたばかりの真新しいスタジアムは、1万8000人を超えるファンで埋め尽くされた。今季、日本フットボールリーグ(JFL)から昇格した長崎にとっては、記念すべきホーム開幕戦。さらに日本代表のプレーを堪能できるチャンスとあって、2月下旬には前売り券が完売したという。
広報担当者は「まさか、そんなに早く売り切れるとは…」と驚きを隠せない。2週間後、次のホームゲームでは2000人余りに激減。一転して閑古鳥が鳴いただけに「これまで名前の通った選手が長崎に来ることはなかったですから。ガンバさんの力ですね」。
4月21日の富山−G大阪戦も、試合の10日以上前に全席完売。富山が2009年、J2に加盟して以来最多となる1万3639人を動員した。この試合までの平均入場者数は約3800人。まさしくガンバ人気の恩恵にあずかった格好だ。
J2の平均入場者数は03年の7895人をピークに緩やかな減少傾向にある。昨年は5805人と11年ぶりに6000人を割り込んだ。どのクラブも苦慮する中、J1リーグ戦に天皇杯、アジア・チャンピオンズリーグのタイトルを獲得している名門がよもやのJ2降格。ファン獲得の呼び水として期待できるG大阪戦は、他のクラブには願ってもない“ドル箱試合”だ。
5月26日に迎え撃つ愛媛も初対戦を心待ちにする。チケットの売れ行きは好調で、すでに指定席は完売。これは06年のJ2昇格後、初めてという。関係者は「観衆は普段の2倍近くを見込んでいます。おかげさまで満員になりそうなので、スムーズに誘導できるように対策を練らないと」とうれしい悲鳴を上げている。
(細井伸彦)
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■今季のJ2における入場者数上位
(1)長崎−G大阪(長崎) 1万8153人
(2)G大阪−京都(万博) 1万8041人
(3)山形−G大阪(NDスタ) 1万7223人
(4)札幌−G大阪(札幌D) 1万7020人
(5)富山−G大阪(富山) 1万3639人
(6)千葉−札幌(フクダ) 1万3583人
(7)G大阪−横浜FC(万博) 1万3476人
(8)札幌−栃木(札幌D) 1万3248人
(9)松本−熊本(松本) 1万2959人
(10)熊本−G大阪(うまスタ)1万1874人
※第10節終了時
http://sankei.jp.msn.com/west/west_sports/news/130427/wsp13042712300004-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_sports/news/130427/wsp13042712300004-n2.htm
*1:もちろんレッズサポーターがアウェーに大挙繰り出すというのはあるでしょうけど、この記事が話題にしているのは「各地の地元での動員につながるかどうか」ということだと思われます。