一昨日の記事の続きになります。
韓国内では気になるニュースでしょうし、済州ローカルでも気になるニュースだったはずですが、当事者にとってはそれどころではなく、負担のかかる迷惑な話だったに違いありません。同じ本貫を持つ一族としてお墓を造ることはできても、そんな報道から生じるあれやこれやにまで責任は持てるはずもありません。
あ、ちなみに下のニュース動画、キャスターがそんな衣装なのは旧正月の連休に入ったからですね。ニュースの内容とは何の関係もありません。
金第1書記の外祖父の墓消える=韓国・済州島
2014/01/29 19:43 KST【済州聯合ニュース】韓国・済州島で見つかった北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の母親、故高英姫(コ・ヨンヒ)氏の父親の「偽塚」(遺体が埋葬されていない墓)が、報道から1日後になくなったことが29日、確認された。
済州市奉蓋洞にある金第1書記の母方の一族の家族墓地には、英姫氏の父親、高京沢(コ・ギョンテク)氏の偽塚のほか、金第1書記の曽祖父の高永玉(コ・ヨンオク)氏の墓など計13基の平葬墓と1基の封墳(土を盛り上げて作られる韓国式の墓)があった。
家族墓地からは京沢氏の墓の前にあった碑石や、別の墓との境界を示す境界石も消えている。何者かによって毀損(きそん)された可能性があるが、墓があった場所はきれいに片付けられており、親せきらが整理した可能性もある。
京沢氏の墓には、「1913年に生まれ1929年に日本に渡った。1999年に亡くなりボンアルム(奉蓋洞の地元での呼び方)に永眠。事情により偽塚を作る」と記されていた。永玉氏の名前と息子5人の名前も併記されていた。
警察関係者は「通報がなかったため、捜査には着手していない。事実関係を確認中だ」と述べた。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20140129002900882
この聯合ニュースの記事にはお墓が消えた事情については書かれていませんが、東亜日報や朝鮮日報がそのあたりを追いかけた記事を出しています。
済州にある金第1書記の祖父の墓、報道受け子孫が移した
JANUARY 30, 2014 03:21北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の母方の祖父の墓がメディアの報道で確認された翌日29日に消えた。
東亜(トンア)日報が同日、住民の情報提供を受けて、済州市奉蓋洞(チェジュシ・ポンゲドン)の耽羅高氏の家族墓地を訪れると、金第1書記の生母である高英姫(コ・ヨンヒ)の父コ・ギョンテク(1913〜1999)氏の墓(遺骨のない墓)がなくなっていることが確認された。
この墓にあった横40センチ、縦30センチの墓碑だけでなく、境界石と平葬墓の上の砂利もすべてきれいに片づけられた状態だった。 墓があった場所は土で埋められていた。 残り13基の墓はそのまま残っている。
付近の住民の通報で捜査を行った警察は、墓碑石を子孫の1人が片付けたことを確認した。 警察は墓碑が保管されている場所も確認したという。 金第1書記の母方の祖父の墓が存在することがメディアに報道されて波紋を呼んだため、墓碑を片づけたものと見ている。 実際、2012年にコ・ギョンテク氏の墓を作った時、子孫の間では作るかどうか意見が分かれたという。
警察関係者は、「親戚間で墓をたてた時から賛否の意見があったが、メディアの報道で金第1書記の母方の祖父の墓が世間に知れ、被害を受けることを恐れて墓碑を別の場所に移したと見える」と話した。
墓を傷つける行為は、刑法上墳墓発掘罪に当たり5年以下の懲役に処されるが、警察は墳墓毀損と見ることはできないとして捜査を拡大しない考えだ。
この墓地は、コ・ギョンテク氏の実兄で金第1書記の外従祖父にあたるコ・ギョンチャン氏が1987年、畑2080平方メートルを買い取り、家族墓地にした。 コ・ギョンチャン氏は、「耽羅高氏新星岳派興祥公系家族墓地」という碑石をたて、あちこちにあった家族の墓を集めて14基の墓を作った。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014013005448
記事入力 : 2014/01/30 09:39
金正恩氏祖父の墓、報道翌日に姿消す /済州
済州道済州市奉蓋洞で見つかった北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の母方の祖父、高京沢(コ・ギョンテク)氏の墓が、報道の翌日にこつ然と姿を消した。28日の本紙報道を受け、メディアへの露出を避けたい親族が墓石を移転したことが分かった。
29日に現場を確認した結果、金正恩氏の母方の一族が眠る墓地では、14基の墓のうち、高京沢氏の墓石だけがなくなっていた。高京沢氏の墓は遺体を埋葬せず、墓石だけが設置されていたもので、碑石と墓の境界を示す境界石がなくなっていた。墓石のあった場所は、周辺の土で埋め戻されていた。
高京沢氏の墓石には「1913年に生まれ、29年に日本に渡った。1999年に死去し、奉蓋洞に眠る。事情により、『虚塚(遺体を埋葬しない墓)』を設ける」と書かれていたほか、高京沢氏の父親、高永玉(コ・ヨンオク)氏と6人の息子の名も刻まれていた。金正恩氏の曽祖父に当たる高永玉氏の墓を含む13基の墓はそのまま残されていた。
警察が高氏一族から事情を聴いたところ、高京沢氏の実兄、高京賛(コ・ギョンチャン)氏の孫(40)が同日未明、墓石を掘り出し、自身が経営する済州市内の宿泊施設に移したことが判明した。孫は高京賛氏の四男、高承勲(コ・スンフン)氏の息子で、金正恩氏とは6親等の関係にある。
孫は父親の高承勲氏が昨年5月に死去後、一族の墓地を管理している。警察によると、孫は墓石を移した理由について「一族の墓が報じられたことで不都合を感じ、墓が壊されることもあり得ると考えた」と説明した。また、「金正恩氏との関係は全く知らなかった」とも語ったとされる。孫は身元が公になるのを極度に恐れているという。
金正恩氏の母方一族の墓は、金正恩氏の母親、高英姫(コ・ヨンヒ)氏の伯父に当たる高京賛氏が1990年ごろ、済州市朝天邑に散在していた親族の墓を1カ所に集めたものだった。当初墓地は封墳(丸い盛り土形式の墓)で作られ、金正恩氏の祖父に当たる高京沢氏の墓はなかった。
しかし、約2年後に当時墓地を管理していた高承勲氏とその息子が封墳を盛り土がない「平葬」形式に変更し、その際に高京沢氏の墓も加えられたという。家族墓地の設置費用は日本に住む高京沢氏の長男が大半を負担したとされる。
済州= オ・ジェヨン記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/01/30/2014013000374.html
제주의 김정은 外祖父 묘(虛塚: 시신이 묻히지 않은 묘), 보도 하루만에 사라져
제주=오재용 기자
입력 : 2014.01.30 03:00보도 이후 큰 부담 느낀 친척이 훼손 우려해 다른 곳으로 옮겨
29일 제주시 봉개동에 있는 한 가족묘지에서 북한 김정은 외증조부 고경택의 평장(平葬) 묘(흰색 점선)의 비석과 경계석이 사라지고 흙으로 채워져 있다. /이종현 객원기자제주도 제주시 봉개동에서 발견된 김정은 북한 국방위원회 제1위원장의 외조부 고경택(高京澤)의 허총(虛塚·시신이 묻히지 않은 묘)이 감쪽같이 사라졌다. 지난 28일 본지 보도로 처음 세상에 알려진 지 하루 만의 일로, 언론 노출에 부담을 느낀 친족 고모씨가 묘를 옮긴 것으로 확인됐다.
29일 현장 확인 결과 김정은 외가 가족묘지에 있던 묘 14기 가운데 고경택의 평장(平葬) 묘만 없어졌다. 묘 경계를 표시한 경계석과 비석이 사라졌고, 그 자리는 주변에 있던 자갈과 흙으로 평탄하게 채워졌다. 고경택 묘 비석에는 '1913년 태어나 1929년 일본으로 건너갔다. 1999년 귀천하시어 봉아름(봉개동의 제주사투리)에 영면하시다. 사정에 따라 허총을 만들다'고 적혀 있었으며, 아버지 고영옥(高永玉)과 아들 여섯 명의 이름이 함께 새겨져 있었다. 김정은 외증조부인 고영옥의 묘 등 나머지 묘 13기는 그대로 보존돼 있었다.
경찰은 고씨 일가에 대해 조사를 벌여 고경택의 친형 고경찬의 손자 A(40)씨가 이날 새벽 묘의 비석과 경계석을 파내 자신이 운영하는 숙박업소(제주시 구좌읍)로 옮긴 것으로 확인했다. A씨는 고경택 친형 고경찬(高京贊)의 넷째 아들 고승훈(承勳)의 아들로, 김정은과는 6촌 관계다.
그는 아버지 고승훈이 2013년 5월 사망한 이후 가족묘지를 관리해 오고 있다. 경찰에 따르면, 그는 묘를 옮긴 이유에 대해 "가족묘지 보도 이후 큰 부담을 느꼈고, 작은 할아버지(고경택) 묘가 훼손될 수도 있다는 생각에 그랬다"고 말했다. 또 "김정은과의 관계에 대해 전혀 알지 못한다"고 말했다. A씨는 현재 자신의 신분이 노출되는 것을 극도로 꺼리는 것으로 알려졌다.
김정은 외가 가족묘지는 고영희의 큰아버지인 고경찬이 1990년쯤 제주시 조천읍 지역에 흩어져 있던 선친들 묘를 한곳에 모아 관리하기 위해 조성했다. 이때까지만 하더라도 가족묘지는 봉분 형태의 묘들로 조성돼 있었고, 김정은 외조부 고경택의 묘는 없었던 것으로 알려졌다.
하지만 2년 전쯤 당시 가족묘지를 관리하고 있던 고승훈씨와 그의 아들이 봉분 묘를 평장 형태로 바꾸면서 김정은 외조부 고경택의 묘를 포함시켜 조성한 것으로 알려졌다. 가족묘지를 조성하고 단장하는 데 들어간 비용은 일본에 거주하고 있는 고경찬의 큰아들이 대부분 부담한 것으로 알려졌다.
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2014/01/30/2014013000021.html