まあ、そんな大したことを考えているわけでもないので、羊頭狗肉な記事になると思いますけど。
以前にも同じネタを話題にしたことがありました。その時と同じく「2012年8月」の写真を掲載するというのは、京都新聞もいささか手抜きではないでしょうか。ちゃんと現場取材してますか?
京都市内の鴨川に特定外来生物のヌートリアが生息している問題で、京都府と京都市は、3月末までに生息状況などの実態調査を初めて実施することを決めた。農業などへの被害が出ていないが、鴨川の生態系保全のため、調査結果を踏まえ2014年度以降、本格的な捕獲に乗り出す。
ヌートリアは南米原産で大型のネズミの仲間。西京区などの桂川沿いでは農業被害が発生し市が捕獲している。近年、10〜30匹ほどが鴨川の出町橋近辺などで確認され、府と市は淀川から北上してきたとみている。河川を管理する府が餌やりを禁止する看板を立て、パトロールをしてきた。
初の府と市による調査は、北山大橋−出町橋間の鴨川を中心に、中州にあるとみられる巣穴の場所などを調べ、正確な生息数を把握する。食べ物の種類、行動の範囲やパターンを確認した上で、実際に捕獲しながら、最適な対策を検証する。14年度以降、特定外来生物法に基づく防除計画を策定し、捕獲を本格化する方針。
ヌートリアは繁殖力が強く雑食で、イタセンパラなどタナゴ類が産卵する二枚貝を食べるため、生態系に与える影響が大きいという。
市環境管理課は「街中で捕獲が難しい面もあるが、生物多様性を守るため適切に対応したい」としている。
【 2014年01月27日 08時22分 】
ここで問題になっている「鴨川のヌートリア」の来歴について、参考になるブログ記事も貼っておきましょう。
私自身の考えは、前回記事を書いた時と特に変わっていません。捕獲そのものは必要かもしれませんが、もしそれがカワイルカだったり、ネズミ仲間のカピバラさんだったりしたら、人間様の反応はまた違ったんとちゃうかなあ、と思うだけです。
個人的な提案としては、これも前回から大して変わり映えしません。
1.動物園・水族館で飼育してもらい、ヌートリアの実物とその生態により多くの人に親しんでもらう。
同じネズミ目のカピバラやビーバー同様、動物園にいても人気者になる素質は十分だと思うんですよ*1。どうですか岡崎動物園様に京都水族館様、さらには福知山動物園様!
ヌートリアとカピバラとビーバーの違い - 東山動物園の動物の写真と動画(mi84ta’s)
2.「京ジビエ」の食材としての可能性を探る。
もともと美味な食材として知られるヌートリアの肉。駆除で終わるのではなく、積極的に食べてみてはいかがでしょう。繁殖力もあるヌートリア、「食の多様性の確保」という地球規模の課題への貢献も含め、京料理界の威信にかけての挑戦を期待します。
手近なお手本はお隣、滋賀県の琵琶湖博物館がやってるブラックバス料理です。これも知られていることですが、ブラックバスは美味しい白身魚なんですよ。
スペシャルメニュー|にほのうみ - 滋賀県立琵琶湖博物館内ミュージアムレストラン
B級グルメな日記 ブラックバス天丼を食べてみた!@ミュージアムレストラン にほのうみ(琵琶湖博物館) - ビワイチ!近江路・ブロガー旅紀行(22)