鳥インフルエンザが鳥類に影響を及ぼすのはまだ理解できるんですが、姫路のネズミの仲間たちがそんな風に影響を受ける羽目になるとは…。さすがに予想できませんでした。
カピバラさんだけではなく、ヌートリアさんだって人気はあるのに…。
まあこれで、姫路を訪れるインセンティブは当分失われました。近々行きたいなーと思っていたのになー。
2016/12/10 15:30神戸新聞NEXT
干支引き継ぎ、鶏が着ぐるみに… 鳥インフル余波
姫路セントラルパーク内でカピバラなどが飼育されている施設。鳥インフルエンザの影響で「温泉」が中止となった=姫路市豊富町神谷全国で鳥インフルエンザウイルスの確認が相次ぐ中、兵庫県内の動物園や水族館に思わぬ余波が出ている。酉(とり)年にちなみ、鶏が「干支(えと)の引き継ぎ式」に登場する予定だった動物園では急きょ、着ぐるみに変更。感染リスクのある鳥類を隔離するため、展示やイベントの見直しが相次ぐ。(伊田雄馬)
鳥インフルエンザウイルスは11月になって確認が相次ぎ、新潟県や青森県で飼育中の鶏や食用アヒルから高病原性の「H5N6型」を検出。名古屋市の動物園の鳥からも簡易検査で陽性反応が出た。
兵庫でも、小野市内で採取された野鳥のふんから同型のウイルスが検出され、県内の動物園なども対策に乗り出している。
神戸市立王子動物園(同市灘区)は、11日にある恒例行事「干支の引き継ぎ式」を一部変更。飼育している鶏を登場させ、着ぐるみの猿から引き継ぎ書を受ける予定だったが、野鳥との接触を避けるため、急きょ“欠席”となり着ぐるみ同士にした。
担当者は「年賀状の写真に利用する人も多く、本物に登場してほしかったのですが…」と悔しがる。
同市立須磨海浜水族園(同市須磨区)は11月末、鳥類のペンギン58羽を屋外からネットに囲まれた場所に移した。水中を泳ぐ姿は見られるが、記念写真の撮影や餌やり体験は当分自粛する。
思わぬとばっちりを受けた動物もいる。姫路市立水族館(同市西延末)はヌートリアの展示を中止。ペンギンをヌートリアの屋内展示室に移したため、バックヤードに追いやられた格好だ。「人気者のペンギンを裏手にはやれない」と同館。
姫路セントラルパーク(同市豊富町)は冬の目玉イベント「カピバラ温泉」を取りやめた。気持ち良さそうに風呂に漬かる姿が人気だったが、鳥類を放し飼いにしているケージ内にあるため公開を中止。お湯にも漬かれなくなった。担当者は「先を争って体を温めているだけに気の毒。集客にも影響がある」と話している。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201612/0009740109.shtml