【釜山の風景】周禮廃駅のにゃんこと社稷の銅像
にゃんこには今日もそこそこ出会ったのですが、写真に収めることがなかなかできませんでした。都会のど真ん中に生きているにゃんこほど、人間を信用できない過酷な環境で生きている様子であるのは、人間としては悲しいことです。
辛うじてカメラを向けることができたのは、今は廃駅となったKORAILの周禮駅の跡地でだけでした。
今は跡形もないその駅は、1989年に通勤列車の運行に伴って臨時ホームが設置され、通勤列車の運行中止とともに2002年、営業が停止されたとのことです。
ホームが設置されたのは、今ではKTXも走っている京釜線ではなく、伽倻線の側だったということですから、線路沿いに畑のある釜山地下鉄2号線周禮駅の側とは反対側にホームがあったはずですが、今は何もないといっていい状態です。
現地の陸橋から亀浦方面を見たこの写真で言うと、左と中の線路が京釜線、右の単線が伽倻線ということになります。その伽倻線の線路わきにあるコンクリートが打たれた部分がかつての周禮駅臨時ホームの痕跡なのかなと思ったのですが、いかがでしょう?
さて、その後訪れたのが釜山地下鉄3号線の社稷駅。ここは言うまでもなく、あの野球場の最寄り駅です。日本で言えば阪神甲子園駅のようなものです.
この野球場の正面に向かい合ってあるのが、あの銅像です。
これを一目見るために、雪が舞う日没ギリギリの時間であっても、どうしてもここを訪れたかったのです。
栄光の背番号11、そしてユニホームの「LOTTE」のロゴも、ちゃんと刻まれています。
社稷駅から社稷野球場に向かうロッテジャイアンツのファンの目には必ず触れる場所に建てられていて、安心しました。人目につかない場所だったらどうしようかと思っていましたから。