KARASIA2014余話:気の利かない大阪市

KARASIAの大阪2日目、諸々あって行きはなんばから大阪市バス60号に乗って、大阪市中央体育館前の八幡屋のバス停で降り、帰りは同じ八幡屋のバス停から88号のバスに乗って大阪駅前で降りたのです。

どちらのルートも、途中で乗り換える必要もなく、ゆっくり座って目的地まで210円で着くことができました。これらのバスを使っている人がいないわけではありませんでしたけど、ほとんどの方はその存在自体を知らなかったんではないでしょうか。会場周辺でも何の案内もしていませんでしたし。


しかし、現地に行かれた方はご存知なように、ライブ帰りの大阪市営地下鉄朝潮橋駅は、ホームにたどり着くのも難儀するほどの大混雑になっていました。皆さんがどこへお帰りだったのかはわかりませんけど、難波や梅田を目指す人は少なくなかったと思います。

もし、大阪市交通局が、大阪市営の施設である大阪市中央体育館で10,000人規模のライブがあることを把握していたとしたら、60号や88号の路線に沿って、なんばや大阪駅前まで直通の臨時バスの5台や10台、体育館前から走らすことくらい、思いつきはしませんかね…?

阪神タイガース高校野球の試合開催時の甲子園球場阪神電車のように地下鉄が臨時列車を走らすことは容易ではなくても、ガンバ大阪の試合があるときの万博競技場と近鉄バスや阪急バスのように臨時バスを走らすことは、そう難しくないと思うんですよ。


利益がどれほど上がるかはともかく、混雑緩和のために、帰りの交通手段を分散させるってのは、利便性や安全性の観点から考えてみてもいいことなのではないでしょうか。

まあ、今の大阪市交通局大阪市にそんな細やかな配慮ができるなんて期待は、まったくしていません。後々の参考になればと思って、ここに書き留めている次第です。