こちらの続きです。
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この場所の謂れについては、前回の記事にリンクを貼った「韓国古建築散歩」の該当ページを見てもらった方がいいので、こちらは見たままの表面を撫でることにします。
すり鉢状の斜面に広がるタルトンネの底の部分は、広くない道を挟んで高層アパートや学校との間に線が引かれ、その両側には明らかに異なる空気が流れています。
底から見上げる道々には、生活感が今なおあるものも、いまや抜け殻と化したものもあります。
その点からすれば、映画のロケ地として知った場所ではあります*1が、ここは決して観光の場所ではなく、どこまでも生活の場、もしくは生活の跡地であるわけです。壁画なんぞに騙されてはいけません*2。