まさかの今さら:政府がガンバ新スタジアムの設計を参照

新国立競技場が問題となって以来、ガンバ大阪の新スタジアムを参照した人は私を含めてたくさんいたと思うんですけど、まさか今になってこんなニュースが出るとは思いませんでした。

新国立競技場建設費用の換算の仕方:ガンバ大阪単位

まあでも、今からでもそれが役に立つのなら、悪いことではないでしょう。ただ、仮にも「国立競技場」なら、民間委託して、五輪後の将来は事業者の判断次第…なんてのは、それでええのんか?

新国立の手本になるか?G大阪の140億新スタジアムの設計図を調達
2015年8月10日6時0分 スポーツ報知


建設中のガンバ大阪の新スタジアム(右下)。左上は大型複合施設「エキスポシティ」(共同通信社ヘリから)

 政府が2020年東京五輪パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場を建設する際の参考とするため、大阪府吹田市で建設が進んでいるサッカーJリーグ・ガンバ大阪の新スタジアム(総工費約140億円)の設計図などを入手したことが9日、分かった。政府関係者が明らかにした。

 G大阪側は「協力は惜しまない」とし、すでに関連資料を政府に提出した。同スタジアムは約4万人収容のサッカー専用競技場。2001年に建設された同規模のカシマスタジアム大分銀行ドームはいずれも230億円以上。新国立とは収容人数など規模が異なるが、資材や労務費が高騰する中での140億円は、政府与党内で「格安な総工費」と評価されている。

 新スタジアムでは、設計と施工を一体的に行う業者を指名する方式を採用。選定された竹中工務店のデザインについての評価も高く「選手が肩を組む円陣をイメージし斬新で印象的」とし、動線確保なども優れているとされた。

 また、構造を簡素化したり、格安な資材を使うことで大幅なコストカットにも成功した。関係者によると、室内照明などの内装も特注品をできるだけ使わず、既製品を使う工夫もこらした。関西では初めて国際Aマッチの使用基準を満たし、屋根部分にはソーラーパネルも設置された。今年秋に完成する予定。

 また日本初の試みとして、建設費用を募金で集めており、既に総工費の約140億円を超える募金が集まった。

 新国立の総工費が2520億円と膨張したことが批判を浴び、計画を白紙撤回した政府は、G大阪側の手順を参考にした上で、9月上旬にも整備計画をまとめ、設計と施工、完成後の運営を一体で行う業者をコンペで選定する方針。その場合、五輪後は民間委託し、事業者側の判断で、陸上兼サッカーや専用球技場などの用途を決めることが可能となる。

http://www.hochi.co.jp/topics/20150809-OHT1T50299.html