暴行事件にありがちでしかも不愉快な顛末

朝から胸が悪くなるニュースを見たのですが、もともとはこちらの事件から始まったものだったんですね。

朝鮮日報東亜日報は加害者の監禁暴行を「2時間以上」と書いていますけど、YTNや毎日経済など多くのメディアは「4時間以上の監禁暴行」と伝えています。

記事入力 : 2015/12/04 10:54
朝鮮大、恋人2時間暴行大学院生を除籍処分

 朝鮮大学(光州市)は3日、「暴力事件を起こした医学専門大学院(医専院)の学生を除籍とする処分を下した」と発表した。

 同大医専院に在学していた男子学生は今年3月28日未明、電話での受け答えが気に入らなかったとの理由で、医専院に在学する女子学生の自宅に押し掛け、監禁して暴行を加えた。その後、女子学生の通報を受け起訴された男子学生は、裁判所で罰金1200万ウォン(約127万円)の判決を受けた。

 この判決を受け、「禁固刑や懲役刑(執行猶予付きを含む)を適用した場合、除籍が懸念されるため、裁判所が罰金刑を適用し、寛大な処分を下した」と批判する声が上がった。だが、大学側はこのほど、医専院教授会での議決と総長の決裁を経て、男子学生を除籍とした。

 朝鮮大大学院の学事規定によると、「懲戒による除籍」を受けた者は再入学が不可能となる。これにより、問題の男子学生は同大の医専院に再入学することはできない。

 同大医専院のチェ・サンジュン院長は謝罪文を通じ「医学専門大学院の学生の間で発生した事件により、社会的に物議を醸したことについて、おわび申し上げる」とコメントした。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/12/04/2015120401372.html

[社説]医師の卵の「デート暴力」を大目に見なければならないのか
DECEMBER 03, 2015 07:17

インターネットの検索欄に、「朝鮮大学」を打ち込めば、「朝鮮大学の暴行男」、「朝鮮大学医学専門大学院」が自動的に現れる。 朝鮮(チョソン)大学医学専門大学院生のA氏(34)が、同期生の交際相手のB氏(31)を2時間も監禁し暴行したのに、医師の卵であるという理由で、処罰が軽くなった事件が、社会的な憤怒を招いた。 朝鮮大学は一昨日、A氏を除籍処理し、教育部は昨日、朝鮮大学に対して実態調査に乗り出したが、世論に押された後手の措置だという批判は免れない。

A氏は今年3月、B氏と電話をしていたところ、電話への応対が気に入らないという理由で、明け方にB氏の自宅を訪れ、2時間以上も暴力をふるった。 当時、B氏の録音で、ばしばしと殴る音と女性の悲鳴、「ねえ、助けて」と許しを請うのに「十数えるまで起きなかったら、また殴るぞ」と無慈悲に暴行する音を聞いていると、心臓が震えるほどだ。

B氏は、肋骨2本が折れる全治3週間の傷害を負ったのに、光州(クァンジュ)地裁刑事3単独の崔絢瀞(チェ・ヒョンジョン)判事(女)は10月、A氏に対し、1200万ウォンの罰金刑のみの判決を下した。 「執行猶予以上の刑が判決されれば、学校から除籍される危険性があることを考慮した」という判決理由は、将来医師になる「金の匙」であるので、甘い処罰を下したという告白に他ならない。 朝鮮大学が、「学校でA氏と顔を合わせることがないようにしてほしい」というB氏の要請に、8ヵ月間以上も背をむけてきたのも、医学専門大学院という特権意識や男女差別の意識のためではないか疑わしい。

最大野党新政治民主連合の朴南春(パク・ナムチュン)議員が6月、警察庁から提出された資料によると、交際相手から暴行や傷害、強姦・強制わいせつ、殺人未遂などの「デート暴力」を受けた人は、この5年間で3万6362人に上る。 被害者の大半は、身体的弱者の女性であり、強姦や殺人などへと凶悪化しており、「愛の戦い」ではなく、厳然たる犯罪行為として処罰しなければならない。 野蛮な暴行犯も、医師の卵だからという理由で大目に見るような法曹人のいる国は、法治国家とは言えない。 2審の判決を見守っていきたい。

http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2015120352738

今朝目にしたのは、ここから下の記事でした。クラクラするほど既視感ありまくりのうんざりな展開です。

데이트 폭력 사건, 조선대 의전원생…피해자에게 튄 불똥? `X같은 X`
입력 : 2015.12.03 16:12:00

데이트 폭력 사건, 조선대 의전원생…피해자에게 튄 불똥? 'X같은 X' 조선대학교 의학전문대학원생 박 모씨가 여자친구를 4시간 동안 감금하고 폭행한 것과 관련해 결국 제적조치를 당한 가운데, 피해 여성이 박 모씨 제적과 관련한 비난을 받고 있다는 소식이 전해졌습니다.
2일 언론 매체들은 의전원생 박 모씨가 솜방망이 처벌을 받은 이후 여론의 비난을 견디지 못한 학교 측에 의해 결국 제적 징계 처분을 받았다고 보도했습니다.

이후 한 언론매체가 학교 측으로부터 입수한 단체 카톡방 화면은 두 눈을 의심케 했습니다.

제적을 당한 가해자가 아닌 피해여성을 향한 비난의 글들이 주를 이뤘기 때문입니다.

카톡 단체방에서 대화를 나누고 있는 사람들은 해당 학교 의학전문대학원 소속 학생들로, 이들은 가해자가 아닌 피해 여성을 향해 입에 담지 못할 욕을 하며 '맞은 것에도 책임이 있다'고 말하고 있습니다.

제적 조치와 관련해 피해 여성을 '한 때 사랑했던 사람의 인생을 망친 원흉'으로 취급하며 오히려 가해 학생을 걱정하고 있는 것입니다.

해당 대학 의전원 소속 전부가 아닌 일부가 참여한 단체 카톡방이긴 하지만, '전화를 건방지게 받았다'는 황당한 이유로 잔인한 폭행을 한 가해자를 감싸는 듯한 모습은 다소 충격적입니다.

이 단체 카톡방에서 대화를 나눴던 5명 가량의 의전원생은 대화 내용이 외부로 공개돼 비난 여론이 일자 오늘 아침 부랴부랴 사과문을 게시했습니다.

한편 광주지검은 지난 1일 여자친구를 폭행한 혐의(상해)로 기소된 조선대 의전원생 박모(34)씨에게 감금 혐의를 추가 적용, 벌금 300만원에 약식 기소했다고 이날 밝혔습니다.

http://news.mk.co.kr/newsRead.php?year=2015&no=1147176