奈良学園大より近大より強い和歌山大

お、プロも注目する投手を擁して初戦で近大を破ってた岡山商科大に勝ったんや!凄いな和歌山大。

近畿学生野球リーグで和歌山大学が初優勝 - 大塚愛と死の哲学

立大など登場 全日本大学野球選手権/速報中 - 大学・社会人 : 日刊スポーツ

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てことは、この大学選手権に関する限り、近大よりも東北福祉大よりも東洋大よりも、和大は上に行ってるわけでですね。今年も全般にいわゆる地方大学の躍進が続いています。

第66回全日本大学野球選手権大会:公益財団法人 全日本大学野球連盟

2017.6.7
和歌山大が全国初勝利 2010年以来の国立大白星に沸く

 「全日本大学野球選手権・2回戦、和歌山大4-1岡山商大」(7日、神宮)

 初出場の和歌山大が、初戦の2回戦を突破して、全国大会初勝利を挙げた。国立大としては、2010年大会の北海道大以来の勝利となった。

 初回は先頭・田淵公一郎外野手(2年・鳥羽)が四球で出塁すると、二盗と遊ゴロで1死三塁として、主将の真鍋雄己捕手(4年・高川学園)の三ゴロの間に先制。無安打で先手を奪った。

 三回1死一、二塁からは3連打で3点を追加。主将・真鍋が「相手に『何で負けたんや』と考えさせる野球をしたい」と話していた通り、そつのない攻撃でリードを奪った。

 また、五回からはセーフティバントを多用。得点にはつながらなかったが、岡山商大のプロ注目右腕・近藤弘樹投手(4年・安佐北)に何度も揺さぶりを掛け続けた。

 先発・貴志弘顕投手(2年・桐蔭)は9回1失点で完投した。

 同大会での国立大の最多勝は1998年の京都教育大と、2010年の北海道大の2勝。ただ、両校とも8強で敗退しており、和歌山大は準々決勝・上武大戦で、国立大としては初の4強進出を狙う。

https://www.daily.co.jp/baseball/2017/06/07/0010261201.shtml

そう言えば、2010年に白星を挙げた北海道大の話もそのとき、ネタにしてました。大野雄大がまだ佛教大のエースだった頃のことでしたか。

大学野球選手権が面白い - 大塚愛と死の哲学

ともあれ、いい流れが来てますね。「本気で野球をやりに和歌山大へ」という人の流れがこれから加速することも、期待できると思いますよ。

国立大「考える野球」でリーグ初V 和歌山大の挑戦
橋本佳奈 2017年6月3日12時44分

 国立の和歌山大野球部が、近畿学生野球春季リーグで1924年の創部以来初めての1部優勝を遂げた。練習環境が整わない中、桐蔭高(和歌山)の元コーチ、大原弘さん(52)が率いて10年目。選手の自主性を重んじた「考える野球」が花開き、6月5日から東京である全日本大学選手権に出場する。

 「いち、に、いち、に」。5月25日、和歌山大グラウンドで、ジョギングする選手の生き生きとしたかけ声が響いた。平日の練習は週2回で、授業終了後の午後4時半から4時間ほど。薄暗くなると、照明が点灯するものの、明るくできるのは内野だけ。アメリカンフットボールが練習する外野へのノックはできない。

 大原さんは「サークルかと思った」と就任当時を振り返る。指導者不在で練習をし、OBの監督が試合でベンチに入っていた。茶髪の部員もいた。07年秋に3部降格が決まると、当時の学長が大原さんを招いた。

 大原さんは選手たちに「野球をやってきたことに誇りを持とうよ」と語りかけ、あいさつ、マナーの講習会も開いた。練習用のボールは2箱しかなかったため、県内の高校から使わなくなったボールをもらった。教えは徐々に浸透し、12年秋に13季ぶりの1部復帰を果たした。

 15年、向陽高の監督として10年の選抜大会に導いた石谷俊文さん(64)をコーチとして招いた。その年、声の大きさや発言力に注目していた当時2年の真鍋雄己(4年、山口・高川学園)を主将に指名し、3年計画でチーム作りを任せた。春夏合わせて甲子園に29回出場の星稜高(石川)が、1年から主将にしていたことを知ったからだ。

 「練習試合はほとんどノーサイン。自分たちで考える野球をさせる」。大原監督は中学や高校の試合を数多く見て、様々なプレーのパターンが頭にある。

 練習の指揮を真鍋に任せる一方、大原さんは選手のプレーの引き出しを増やすように助言する。自分たちで最善の方法を考えさせることで成長させようとした。昨年からは週2回朝に自主練習の時間を真鍋の提案で始めた。その年秋に2位になり、大原さんは「本気で優勝を狙おう」と選手を鼓舞した。

 迎えた今季。「考える野球」が生きたのが、15連覇中の奈良学園大に2連勝して優勝を決めた試合だった。1―0の三回1死二、三塁。スクイズも考えられる場面で、3番の真鍋は、走者とアイコンタクトでゴロが転がった時点で走者スタートを切る「ゴロゴー」を選択し、二ゴロの間に追加点を挙げた。

 近畿学生野球の1部は、大阪府内での試合が多く、投手の貴志弘顕(きしひろあき、2年、桐蔭)は、遠征費を稼ぐため、週4回塾の講師と牛丼屋でアルバイトをし、深夜2時まで働くこともある。それでも「毎日が充実している。野球が出来るということに感謝したい」と話す。1部に定着することで、地元からだけでなく、山梨学院や東邦(愛知)など他県の強豪校から入部する選手も出てきた。

 大原さんが目指すのは「和歌山の手本になる野球」だ。和歌山県高校野球は盛んだが、大学は和歌山大が県内唯一の野球部だ。石谷さんと県高校野球連盟に働きかけ、昨年から高校野球で使われることが多い和歌山市紀三井寺球場でリーグ戦を数試合できるようにした。交通費の節約や移動時間の短縮ができただけでなく、地元の子供たちにも見てもらえる場ができた。

 大原さんは「やっと優勝し、作り上げたこの伝統をどう受け継いでいくか。まだ始まったばかりです」。全日本大学選手権では7日の2回戦で、岡山商科大と近大の勝者と戦う。(橋本佳奈

http://www.asahi.com/articles/ASK5Z63JWK5ZPTQP012.html

和大野球部の初優勝記念展 スポーツ伝承館
17年06月06日 18時56分[スポーツ]

 和歌山大学硬式野球部が、近畿学生野球連盟加盟67年目で初のⅠ部リーグ優勝を果たしたことを受け、和歌山市本町の「わかやまスポーツ伝承館」(フォルテワジマ3階)は22日まで、初優勝記念展を開いている。

 同館での大学野球に関する企画展示も初めてとなった。

 会場には、表彰状やウイニングボール、ユニホーム、帽子の他、選手の集合写真や大原弘監督を胴上げするシーンの写真などが展示されている。

 優勝決定から約2週間の早さで記念展が実現した背景には、県立桐蔭高校出身の大原監督が数年前に同館を訪れた際、「いつか和大が優勝した際には展示してほしい」と語り、開催を約束していたことがあった。

 同部は、5日に神宮球場と東京ドームで開幕した「第66回全日本大学野球選手権大会」に出場。大会3日目、神宮球場での第1試合(午前9時~)に登場し、近畿大学関西学生野球連盟)と岡山商科大(中国地区大学野球連盟)の勝者と対戦する。

 同館は「野球王国和歌山の誇りを胸に、まず1勝を目指して頑張ってほしい」と期待を寄せ、記念展への来場を呼び掛けている。

 問い合わせは同館。

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ウイニングボールも展示

http://www.wakayamashimpo.co.jp/2017/06/20170606_70104.html