関西空港に無理をさせてはいけない。

深刻な被害を受けた関西空港に、そこまで無理を押して復旧を求めるのは、よくないと思います。

つきましては、伊丹空港金浦空港間の国際線就航だけでも実現してから、話を先に進めるべきであると思います。はい。

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伊丹、神戸空港 国際線準備もどかし しぼむ「就航」
毎日新聞 2018年9月19日 13時45分(最終更新 9月19日 13時45分)

 台風21号の浸水被害を受けた関西国際空港の減便を補うため、大阪(伊丹)、神戸両空港で国際線の運航が可能になった。だが、関空連絡橋の鉄道は18日に再開され、関空の旅客便は21日から被災前の運航ダイヤに戻る見通し。伊丹・神戸での国際線就航はこのまま実現しない可能性は高いが、税関や検疫、出入国手続きを担う政府機関は、もどかしさを感じながらも準備を進めている。

 定期便が国内線に限られる両空港には、CIQ(税関、出入国、検疫)の施設がなく、国際線就航には新たに整備する必要がある。国際線と国内線、出発と到着の利用者が交じらないような施設改修も求められる。

 1994年まで国際線が就航していた伊丹。検疫を担うことになる厚生労働省大阪検疫所は「準備はほぼ終わった。体温を測るサーモグラフィーも搬入した」と話す。大阪税関の広報担当者も、職員配置や設備改修について「大きな問題はない」と自信をみせる。

 利用者や飛行機の受け入れ能力の限界もある。3空港を運営する関西エアポートの西尾裕専務執行役員は「待合室などが限られ、大型機が入るのは難しい面がある。航空会社から要望があれば協議していきたい」と話す。伊丹・神戸から国際線を飛ばす具体的な動きはまだないという。

 大阪入国管理局も「準備は進めているが、実際に飛ぶのか報道以上の情報はない」と戸惑う。実現した場合、関空の人員を充てる予定で、「関空便が増えれば、対応しづらくなる」と明かす。

 神戸では、2006年2月の開港以来、国際交流事業で団体が自己使用のために借り上げる「オウンユース」の国際チャーター便を計4往復運航した実績がある。神戸市によると、中国、韓国に計約770人の乗客を運んだ。当時の乗客はターミナル1階の一室に検疫所などが職員を派遣してCIQ手続きを行った。同時に複数便を受け入れる場合、ある程度の設備も必要だが、関西エアの広報担当者は「関空復旧までの一時的なものなので、新たに常設の設備を作るのは考えにくい」と話した。

【山口知、目野創】

https://mainichi.jp/articles/20180919/k00/00e/040/271000c