【大田の風景】大田大学校
こちらの続き。小ネタがもう一つあるのを忘れていました。
blue-black-osaka.hatenablog.com
前回までの小ネタが集中する地下鉄中央路駅界隈からバスに乗って大田駅の東側へ。こちら側もほとんど行ったことのないエリアです。
新興のアパートが立ち並ぶところのバス停で降りて少し歩くと、広い駐車場の向こうに大田大学校の建物群が見えてきます。こちらは西門と呼ばれるところで、本来の正門にあたる南門はまた後ほど見ることになります。
西門あたりには寄宿舎が集まっているようです。こういう寮生の比率が高いのは、日本の大学とは違うところですね。
ROTC(学軍団)もこちら側の建物内にあります。
ちなみに、韓国の大学の内実を垣間見ようとすればまずチェックすべきはnamuwikiなわけですが、これを見ると創立は1980年、人文・社会・デザイン・工学・医療系の大学(学部)に加えて、韓医科大学(韓方医学部)があるのが目につきます。大田市内に何校かある私立大学の中では、総合大学としてそれなりの存在感のある大学だと言えるでしょう。
ちなみに、大田市内の国私立大学の一覧は、こちらにあります。
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閑話休題。大田大のキャンパス内の建物、比較的レンガ調のものが多いのですが。
どうして人文社会館の建物だけ白いのでしょうか。「人文系学部学科の校舎が白塗り」というのは、他の大学でも何度か見かけた気がするのですけどね…なんか理由でも?
また話がそれかけましたが、こちらに来た目的は、韓国の大学遊びの恒例として、大学博物館を見学することでした。それがあるのは上にも掲げた変わった形の30周年記念館…のはずなのですが、なかなか見つからない。何この建物。
namuwikiに「大田大学校最高の迷路」とありましたけど、入ってみてよくわかりました。ホンマにわけわからん。
最終的になんとか見つけましたけどね。これ、裏側にある志山図書館の建物から入った方がわかりやすかったと思います*1。
入り口の説明にもありますが、ここの博物館は他の大学のそれとはちょっと違っていて、そのメイン展示(圧倒的大多数)は個人からの寄贈品です。いわゆる一般的な大学博物館のような歴史やテーマに沿った展示構成への配慮がまったくないわけではないのですが、「個人コレクションの紹介」としてのモノの展示が先に来ている感じです。
で、それらの展示室の先に進むと、大学設立者の紹介から校史展示へとシームレスにつながっています。このへんの並べ方は奇異と言えば奇異ですが、設立から現在に至る大学のアイデンティティについて考えるときには、なかなか興味深いところでもあります。
うーん、どことは言わん(=日本語には起こさない)けど、こんな風に展示されるなら、もう少しええもん贈っといたほうがよかったんやなかろうか*2。
まあでも、これはこれでなかなか面白いところでした。
なお帰りは、志山図書館から学生会館・金永浩(卒業生のシドニー五輪フェンシング金メダリスト)記念碑を見ながら、南門を出て、比較的年季の入った街並みを経由して、大田のバスターミナルまで市内バスで移動しました。