名古屋大学のドラフト候補左腕
名古屋大学の体育会野球部の話なんて正直あまり聞いたことがないですけど*1、そんな注目を集める選手が今いるんですね。知りませんでした。
中学が軟式野球で高校ではバレー部、それでいて最速148キロを記録する貴重な左腕。「足腰がしっかりしていて、伸びしろを非常に感じる」とあの潮崎哲也に言わしめる素質が見られるとなれば、それはもう、気にならないわけがないですね。
星稜の奥川恭伸も東邦の石川昂弥も気になっているはずですが、地元球団としてさあどうする、中日ドラゴンズ!
高校はバレー部、名古屋大・松田完投勝利プロへ前進
[2019年9月14日18時18分]
2失点完投勝利の名古屋大・松田(撮影・柏原誠)
味方の好守に喜ぶ名古屋大・松田(撮影・柏原誠)<愛知大学リーグ3部B:名古屋大3-2南山大>◇14日◇第3週1戦目◇大同大元浜グラウンド
高校時代はバレー部ながらプロの注目を浴びる名古屋大・松田亘哲(ひろあき)投手(4年=江南)が2失点(自責なし)完投勝利で、勝利に貢献した。
異色の左腕がドラフトを1カ月後に控えてまた評価を上げた。自己最速は148キロ。3部リーグとしては異例の5球団17人のスカウトが注目する試合で、力みが目立ったが、スカウトのスピードガンでは145キロを計測した。力のある速球で押したかと思えば、制球のいい2種類のスライダー、チェンジアップを低めに落とし、味方の失策による2失点だけに封じた。
「今日はこの秋で最悪の出来でした。直球が浮いてしまった。投球は納得していないけど、試合に勝てたのでOKです。チームが粘り勝ちできた」と逆転勝利を喜んだ。
すでにプロ志望届を提出。難関の国立大である名古屋大からのプロ野球選手は過去にはいない。指名されれば旧帝大では東大、京大に続く3校目になる。中学まで軟式野球で、高校ではバレー部。3年間グラウンドを離れて「今しか野球はできない」と再び野球への情熱を取り戻し、地道な努力で成長を遂げた。3部リーグとはいえ、今秋は3連続完投勝ちとエースの仕事を果たしてきた。
目標はプロ1本。安定収入が見込めるサラリーマン生活は捨て、就職活動もしない。指名漏れしても、独立リーグなどで「プロ」として活動するつもりだ。「もう野球だけです。とりあえず土俵に乗りたい。そこから食らいつきたい」。知的さを醸し出す黒縁めがねがトレードマークの異色左腕が、がぜん注目を浴びている。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201909140000604.html
名古屋大の「グラゼニ」松田、プロ野球で稼ぐ覚悟
[2019年9月15日9時0分]
ドラフトファイル:松田亘哲
2失点完投勝利した名古屋大・松田亘哲(撮影・柏原誠)<ドラフト候補生全員!? 会いに行きます>
<愛知大学リーグ3部B:名古屋大3-2南山大>◇14日◇第3週1戦目◇大同大元浜グラウンド
愛知大学リーグ3部の名古屋大の異色投手がまた快投だ。松田亘哲(ひろあき)投手(4年=江南)が14日、南山大戦(大同大元浜グラウンド)で2失点(自責0)完投勝利を挙げた。開幕5連勝で松田も3連続完投で評価を上げている。
黒縁めがねの左腕は野球漫画「グラゼニ」の凡田夏之介そっくり。「よく言われます」。実はめがねは童顔隠しと知的なキャラ作りで着用。「いかにも」な外見から放つ最速148キロの球威、スライダーの威力のギャップは魅力だ。
中学まで軟式野球をしたが高校はバレーボール部。野球への情熱が再燃し大学で硬式デビューすると入学時の120キロからぐんぐん成長した。「リベロだったので打球処理はめちゃくちゃ得意です」。この日は5球団17人のスカウトが来場。7人体制だった西武の潮崎編成グループディレクターは「足腰がしっかりしていて、伸びしろを非常に感じる」と高評価。同大からプロが出れば旧帝大では東大、京大に続く3校目だ。
進路はプロ1本。「いい企業に行けば年収1000万円。プロ野球で失敗すれば名大の名前は使えないから500万円。でも安全を選んだら後悔すると思った」。指名漏れしても独立リーグなどでプロにこだわる。「もう野球だけです」。グラウンドに落ちている銭を本気で拾いにいく。【柏原誠】
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201909140001085.html
「グラゼニ」の凡田夏之介に似てるとか言われてますけど、全然似てないような…。