大阪人権博物館(リバティおおさか)、35年の歴史に幕を閉じる。

自分でも記事にしましたけど、改めて朝日新聞が記事にしていたので、ここにクリップ。

blue-black-osaka.hatenablog.com

しかし、この建物と場所自体が、歴史的な意味を持つ場所なんやけど、大阪市はここを解体した後、どうするつもりなんすかねえ。

大阪人権博物館、35年の歴史に幕
2020年6月1日 11時53分

f:id:bluetears_osaka:20200602161209j:plain
最終日の大阪人権博物館には多くの人が訪れた=2020年5月31日、大阪市浪速区

 大阪市浪速区大阪人権博物館(リバティおおさか)が31日、現在地での一般公開を終えた。最終日も大勢の人が訪れ、展示に見入った。運営する財団は2022年の移転・再開をめざすが、移転先は未定だ。

 同館は5月25~31日は無料で公開した。のべ4379人が来館し、1985年の開館以来、団体見学を除けば最多だった。SNSを通じて休館を知った若い世代も目立ったという。

 友人と初めて来館した大阪市東成区の村中みわさん(43)は「1日かけても見きれないほど、学びにつながる貴重な展示があった。来るのが遅すぎました」。兵庫県川西市の中学教員、井上直子さん(38)は「差別を体験したさまざまな当事者の声が紹介され、心を動かされた。生徒にも見せたかったのに本当に残念です」と話した。

 被差別部落ハンセン病などを総合的に取り上げ、世界でも例が少ない人権専門の博物館として知られたが、橋下徹氏が知事時代に展示内容を問題視したことがきっかけとなり、大阪市が土地を所有する現在地から退去することになった。

 7月から建物の解体工事に入る。来館者を見送った朝治武(あさじたけし)館長は「2年後には再出発します。よろしくお願いします」と語った。(武田肇

https://www.asahi.com/articles/CMTW2006012800003.html