こちらの続きです。
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煙竹共同墓地の向こう側斜面に広がっている自然葬地の「追慕庭園」。鳴り物入りの大型ルーキーとしてデビューしながらその後鳴かず飛ばずだった感がなきにしもあらずだったのですが、しばらく前から徐々に変化を見せています。
私がその変化に気付いたのは、2年ほど前のことでした。
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入り口の石碑のところから見渡すと、明らかに相貌が違ってきています。ここ、こんな歩きやすそうな場所ではなかったですよ。
この看板も、今回初めて見ました。ここはもともと自然葬地として造成されたはずなのですが、ここに来ての再宣言です。
「2具型」のエリアの上は、まだ従来の植え込みが残っていますね。これは残す気なのか、取り去る気なのか、次回改めて確認することになるでしょう。
この看板があるところを辿っていけば、現時点で「葬地再生」がどこまで進んでいるかがわかります。
少し下って展望台から眺めてみれば、斜面の下の方はまだ手つかずであることがわかります。
めんどくさいけど、いちおう降りて確認しないと。急斜面なのもそうなんですけど、階段が危ないんですよねえここは。高齢者の墓参とか考慮したとは思えない造りです。
ちなみにこれが、自然葬地の中でもいちばんの底にあって、毎回ベンチマーキングしてるベンチです。
2年前は3台中2台がいちおう座れる形を保っていましたが、昨年には全倒壊、今年も起き上がることなく草に埋もれつつあります。これは、ここまで自然葬地再整備の手が伸びていない証拠です。いずれは起こして再び座れるようになるか…もしくは撤去かもしれません。
で、ここから再び斜面を上がっていくと、また埋葬者のいる墓域にぶつかります。自然葬地としての未整備感はまだだいぶ残っていますが、ここもいずれ道路沿いの墓域のように再整備されるでしょう。ただしこの辺は大半の墓域でかなり傾斜がきついので、問題はそれをどうするか、です。
この「1具型」の自然葬地とか、いちおう自然葬形式のお墓は増えてきていますけど、通路から墓域へはまだ無理矢理出入りするしかない構造のままです。ちゃんと稼働するまでにはもうちょっとかかりそうですね。
てことで、今年の南海追慕ヌリ定点観察はこれにて終了ー。あとは、追慕ヌリにいたにゃんこと、南海邑に戻る途中で話しかけてきたわんこたちの写真でもどうぞ。