安重根記念館、新装へ

南山公園のことについては以前に書いたが、この事業によってあの空間がどう変化していくのかについては注視してみたい。
ちなみに、この手の歴史記事業のてこ入れは、安重根記念館に限らず、独立紀念館などにも見られる大きな動きの一環と見ることができよう。

記事入力 : 2009/03/20 15:19:13
安重根記念館、装い新たに誕生へ

 安重根(アン・ジュングン)義士記念館建立委員会は19日、安重根死去99周年に当たる今月26日、ソウル南山公園で新たな記念館の起工式を行うと発表した。

 新記念館は、現在の記念館から南に約20メートル離れた場所に、地上2階・地下2階建て、延べ面積3779平方メートルの規模で建設される。南山公園には1970年に建てられた安重根義士記念館があるが、地上2階地下1階、延べ床面積590平方メートルと狭く、安重根の遺品、遺物すら展示できない上に施設も古く、観覧客に不便をきたしていた。

 同委員会は、新記念館を安重根死去101周年に当たる2010年10月26日に完成し、竣工式を挙行することを目指している。

 また同委員会は、記念館新築のための政府支援予算130億ウォン(約8億8000万円)を確保したが、足りない財源30億ウォン(約2億円)を集めるため、昨年から募金活動を行っている。現在まで各界各層の老若男女約2000人が募金に協力し、7億8000万ウォン(約5300万円)が集まっており、26日の起工式を契機に本格的な募金活動を展開する予定だ。

 昨年10月には、順興安氏大宗会2派が建設資金として1000万ウォン(約68万円)を、檀国大の教職員と学生1026人が2319万ウォン(約157万円)を、晋州・鳳源中の教職員と学生953人が82万4330ウォン(約5万6000円)を寄付した。また昨年12月には、ウリ銀行鍾路4街支店が1000万ウォンを、国民銀行が1億ウォン(約680万円)を寄付した。同委員会のパク・ユチョル委員長は「新記念館は国民にとって、民族教育の生きた現場となるはず。全国民の誠意を待っている」と語った。

キム・ミンチョル記者

http://www.chosunonline.com/news/20090320000051