老人の知恵

若いときの自己批判はきわめて思弁的であるが、年を取ってからの自己批判は実践的である。
若いときは「できそうもないこと」を理想に掲げて現状を罵るが、年を取ってからは「できること」しか反省しない。
「できないこと」を「やっていない」と反省してもまるで時間の無駄である。
だったら、いろいろある問題点のうち、「なんとかなりそうなもの」と「手が着けられないもの」を仕分けして、リソースを「なんとかなりそうなもの」に優先的に配分する。
それが老人の知恵である。

http://blog.tatsuru.com/2010/02/02_1022.php

おや、それって「老人の知恵」でしたか。

すでにそうやって生きていますねえ。というより、そうでないと私、やっていけません。

無理なものは無理です。興味ないことは興味ないんです。それで生きていくしかないんです。

「私にできそうもないこと」ができる人は、それだけで尊敬の対象です。

もちろん、実際に尊敬するかどうかは、また別の問題です。そこはほら、やっぱり愛がないと。