全羅道をめぐる政治変動…?

この記事を見たときには一瞬そう思ったんですけど、読んでみるとそこまでのことでもなかったですね。

「韓国政府樹立以来初めて」っていうのがどういう事態を指しているのか、イマイチよくわかりませんが。

記事入力 : 2010/10/04 10:21:57
李大統領の支持率50%超、全羅道で大きく上昇
金滉植新首相の任命が功を奏す

 李明博(イ・ミョンバク)大統領の支持率が最近、50%を突破した。支持率の上昇には、湖南(全羅道)地域が大きく貢献したが、これは韓国政府樹立以来初めて、全羅道出身の金滉植(キム・ファンシク)新首相を任命したためだと考えられる。

 金新首相が候補者に内定した後の先月26日、大統領府が世論調査会社リサーチ・アンド・リサーチ(R&R)に依頼して実施した世論調査の結果、李大統領の支持率は49%から50.9%へと、約1カ月前に比べ1.9%上昇した。特に光州市・全羅道での支持率の上昇(20.2%→28.6%)が際立った。

 R&Rの調査に先立ち、東アジア研究院と韓国リサーチが行った調査でも、湖南地域での支持率が22.1%から32.5%へと、10%も急上昇した。世論調査会社が行った調査で、湖南地域での李大統領の支持率が30%を超えたのは今回が初めてだ。

 最近の李大統領に対する支持率の変化は、湖南地域での「金新首相任命効果」だけではなかった。金台鎬(キム・テホ)前慶尚南道知事が首相候補に指名された際には、釜山市・慶尚南道での支持率が10%上昇したが、出馬を辞退した後は4%下落した。

 専門家たちは、「首相候補者の出身地域で大統領の支持率が上昇するというのは自然な現象だ」と話している。

洪永林(ホン・ヨンリム)記者

http://www.chosunonline.com/news/20101004000033

ただ、このニュースと併せて読むと、政治的な地殻変動が起きているのかも…と思わせなくもないです。「湖南‐嶺南」とか「進歩‐保守」とかいった図式が曖昧になりつつある中で、民主党が党勢を立て直して次の大統領選挙に臨むとすれば、前回の選挙よりは面白くなるかもしれません。

記事入力 : 2010/10/04 08:59:19
民主党新代表に孫鶴圭氏
李明博政権の暴政に立ち向かい、2012年に必ず政権獲得を」
2位・鄭東泳氏、3位・丁世均氏

 野党・民主党の新代表に、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)前議員(63)が選出された。孫氏は3日、仁川文鶴競技場で行われた党大会で、1万1904票(得票率21.37%)を獲得し、2位の鄭東泳(チョン・ドンヨン)氏(1万776票、19.35%)、3位の丁世均(チョン・セギュン)氏(1万256票、18.41%)を破って新代表に選ばれた。

 鄭東泳、丁世均両氏のほか、4−6位となった李仁栄(イ・インヨン)氏(6453票、11.59%)、千正培(チョン・ジョンベ)氏(5598票、10.05%)、朴柱宣(パク・ジュソン)氏(5441票、9.77%)が最高委員に選出された。候補者8人のうち、7位の崔宰誠(チェ・ジェソン)氏は最高委員にも選ばれなかったが、最下位の趙培淑(チョ・べスク)氏は、「女性配慮条項」により、指名制の最高委員に任命された。

 孫氏の当選は、民主党所属の国会議員や支持者たちが、孫氏が掲げた「政権獲得」というスローガンに共鳴したためだと考えられる。今後の同党の至上の課題は、2012年の大統領選で政権を奪還することであり、その目標を実現できる適任者として孫氏を選んだというわけだ。孫氏がかつてハンナラ党に所属していたという不利な条件にもかかわらず、「全羅道出身者以外の代表を立てることで、地域政党のイメージを捨て、2012年の政権奪還の可能性を高める戦略的な選択を、議員たちがしたことになる」と、同党の幹部は評価した。

 孫氏は「すべての力は国民にあると信じ、爆風のごとく突き進んでいく。勝利のための大長征を始める」と述べ、大統領選に向け本格的な第一歩を踏み出すことを予告した。また孫氏は、「党員たちの意思は、李明博(イ・ミョンバク)政権の暴政に立ち向かい、2012年に必ず政権を獲得するという強い意志を示すことだ」と話しており、政府への対抗を強めていくものとみられる。

崔宰赫(チェ・ジェヒョク)記者

http://www.chosunonline.com/news/20101004000020

期待込みのてきとーな観測ですので、真に受けないでください。