【韓国の続報】崔東原の背番号11、ロッテジャイアンツの永久欠番に

前に取り上げた故・崔東原の背番号がこのように扱われることは、誰にとってもよかったのではないでしょうか。

名投手・崔東源の話

記事入力 : 2011/10/01 08:31
野球:「背番号11・崔東原」 ロッテ、永久欠番

故・崔東原氏と張孝祚氏、「一球大賞」受賞者に


ロッテのダッグアウト前の芝生に描かれた「背番号11番」。ロッテではこの背番号を永久欠番とし、韓国最高の投手だった故・崔東原氏にささげることを決めた。「崔東原の日」だった30日、社稷球場では故人をしのび、チアリーダーや観客による応援は行わず、電光掲示板には1イニング終わるたびに故人の活躍を記録した映像が映し出された。/写真=キム・ヨンウ記者

 「懐かしい背番号11番」が釜山に帰ってきた。

 30日、釜山・社稷球場では先月14日に大腸がんで死去した元ロッテ・ジャイアンツの名投手・崔東原(チェ・ドンウォン)氏の追悼式が行われた。同氏の母校・慶南高校の野球部員18人は、大先輩のロッテ時代の勇姿が描かれた横断幕をグラウンドに掲げた。慶南高校の後輩で、ロッテの投手イム・ギョンワンは「先輩の霊前に優勝をささげるため最善を尽くします。天国からロッテ選手にパワーを送ってくださると信じています」と語った。

 同球団のチャン・ビョンス代表取締役は背番号11番を永久欠番にすることを宣言、1塁側フェンスの上部には「11番のユニフォームの旗」が掲げられた。そして、3塁側フェンスの上には永久欠番のモニュメントが設置され、除幕式が行われた。ロッテファンも3塁側の応援団に、同氏が1984年の韓国シリーズで活躍した時の写真を入れた横断幕や応援用マフラーを用意し、渡した。

 電光掲示板には、同氏が84年の韓国シリーズで、一人で4勝を挙げ優勝した時の映像と共に「忘れません。ロッテ・ジャイアンツの背番号11番は永久にあなたであることを」という言葉が映し出された。

 許南植(ホ・ナムシク)釜山市長は同氏に釜山市文化賞を授与、ロッテ奨学財団のクォン・オサン部長は同氏の息子ギホさん(日本の帝京大学経営学科)に奨学証書を渡した。大きな額縁に入った同氏の写真を贈られた母キム・ジョンジャさんと夫人のシン・ヒョンジュさんは涙をぬぐった。

 高校では野球部に所属していた息子ギホさんは始球式に登場、追悼式を締めくくった。ギホさんは兵役中だが、休暇をもらって式に臨み、「永久欠番をいただくことで、父が皆さんの記憶に永遠にとどまることは光栄だし、誇りに思います」とあいさつした。社稷球場はこの日、全席(2万8500人)が売り切れた。

 また、プロ野球界の功労者のグループである一球会は同日、今年の一球大賞受賞者に、現役引退後ハンファ2軍監督も務めた崔東原氏と、故・張孝祚チャン・ヒョジョサムスン2軍監督を決めたことを発表した。

釜山= ホン・ジュンギ記者

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