で、2012年最も話題になった葬墓施設と言えば、ソウル追慕公園。
アクセスについては、上のリンクにもありますが、こちらもどうぞ。
実際に行ってみると、現在は廃墟と化しているように見える貨物ターミナル*1の脇を抜けて、360メートルのトンネルを抜けた先に、さらに緑多き風景が広がって、そのさらに先に、ようやく施設が見えてきます。この施設レイアウトとデザインに見る気の遣い方は、朝鮮日報社説子のような傲慢さからは決して出てこない徹底したものです。
施設周辺の公園エリアだけでなく、食堂・コーヒーショップ・ギャラリーまで備えた施設には、昔ながらの「葬墓施設らしさ」は、もはやほとんど感じられなくなっています。行った当時ギャラリーでやっていた「再建時代 ソウル1957-1963」という写真展では、個人的に非常に興味深い写真がたくさん掲げられていて、じっくり見て回ってしまいました。
ちなみにこのソウル追慕公園は、葬墓施設としては火葬施設と無縁者の遺骨を葬る「유택동산(幽宅の丘)」のみを備えています。それ以外の方の遺骨を納める納骨堂や自然葬地などは、ここには置かないことになっているようです。
で、最後に。私が書いているような表面的なことではない、ソウル追慕公園の中身について具体的にお知りになりたい方は、こちらのブログをご覧いただくことをお勧めいたします。
*1:ここ、どうも再開発で揉めているような雰囲気だなと思ったら、案の定でした。→ 파이시티 인허가, 화물터미널에서 백화점-오피스텔로…수상한 ‘도계위’ - 동아닷컴・ハンギョレ・サランバン - 貨物車600台が駐車していた良才洞貨物ターミナル パイシティ開発過程で200台に減少