前々からこの問題を気にしていた立場からすれば、望ましい方向のニュースであることは間違いありません。
ただ、そこまで言われると、「ホンマかいな?」と思ってしまう私のほうが、疑り深過ぎるのでしょうか…。
記事入力 : 2013/06/19 08:00
韓国大企業の大卒内定者、地方大出身者の割合拡大「誠実で地方勤務に抵抗少ない」
採用で優遇する企業が増加韓国・蔚山市に本社を置く世界1位の造船メーカー、現代重工業では今年上半期の採用で、大卒内定者470人のうち地方大学出身者が240人(約52%)ほどを占めた。地方大学出身者の割合が半分以上を占めたのは、昨年(50%)に続き2回目だ。
地方大学出身者の割合が上昇したのは、同社が昨年から大卒新入社員の採用時に首都圏以外の大学出身者を優遇する制度を実施しているためだ。キム・ホンソン常務は「蔚山をはじめとする慶尚道地域の大学出身者も優遇対象から除外している。さまざまな地域から多彩な経歴を持つ人材をまんべんなく採用するための制度だ」と説明した。
上半期、主要10グループの新入社員採用で地方大学出身者の躍進が目立った。「大企業の採用ではソウルをはじめとする首都圏大学の出身者が優遇される」という社会通念とは裏腹に、大企業は「地方大学出身者の方が誠実で会社への忠誠度も高い」という経験則に基づき、地方大学出身者の採用を増やすためのさまざまな制度を導入している。
韓国トップ企業のサムスン電子では、上半期の大卒内定者約2000人のうち地方大学出身者が35%の700人余りに達した。筆記試験と面接の成績通りなら27%にとどまるはずだったが、地方大学出身の社員たちが高い成果を出していることを知った人事部が地方大学出身者を優先的に採用し、35%まで引き上げた。ポスコやLG化学なども、上半期に地方大学出身者の内定者の割合が約40%に達した。
大企業が地方大学出身者の採用を増やしているのは、誠実で地方勤務に抵抗が少なく、会社への忠誠度が高いという判断によるものだ。サムスン電子のウォン・ギチャン人事チーム長(副社長)は「今では地方大学の出身でなければ採用で不利になりかねない状況になっている」と語った。
金起弘(キム・ギホン)記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/19/2013061900498.html