【別府の風景】猫が暮らす街の色は

今回歩いたのは、だいたいこの円に収まるあたりです。竹瓦温泉と寿温泉を目標にすればわかるはずです。

アーケード街から裏通りに至るまで、自分の足で歩き倒します。

専用の餌場の先に見つけた猫。





裏通りで道案内を買って出てくれた猫。







お店の前でずっといい子にしてる猫。






そして正真正銘の看板猫。




出会った猫たちはみんな、人を恐れるでもなく、卑屈でもなく、物欲しげでもなく、ごく当たり前の生活者として、この街で暮らしているように見えました。

おそらく、猫可愛がりされることのない代わりに、嫌われ追い払われることもない。そんな暮らしを送っているのでしょう。

この街に漂う、怪しくて如何わしい雰囲気は、猫にしてみれば知ったことではありません。

ただ、私の知る都会の猫たちに比べて、ここの猫たちがずいぶん落ち着いていることは、この街の何かを、反映しているはずです。

怪しい闇を払って街を漂白することそれ自体が、よいことなのかどうか。

この界隈の将来がどこに向かうのかはわかりませんが、もし環境アセスメントを行なうようなことがあれば、ここに暮らす猫たちの意見も取り入れるべきではないかと思います。