【浦安の風景】浦安市斎場

新浦安駅から一駅乗って舞浜駅。普通ならここは某ネズミのいる国に行くための最寄りなのでしょうが、幸か不幸か私はそちらにはまったく興味がありません。これまで一度も行ったことありませんし、自分の意思でそちらに行くことは、たぶん今後もないでしょう。

舞浜に来たのは、そんなことのためではありません。ネズミ目当ての人は目もくれないであろう、東京ベイシティバスの20系統に駅前ロータリーから乗って、千鳥車庫で降ります。目的地まで直行してくれるバスもあるのですが、数が少ないため、今回はここから歩いていくことにします。



バスのルートの延長線上をそのまま歩き、産経新聞を目印にしてこの交差点を右に曲がります。

ちなみに、曲がらずに直進すると、浦安市のクリーンセンターと、埋立地と海との境目を見ることができます。



ちゃんと曲がると、目的地・浦安市斎場は突き当たりの左手にあります。クリーンセンターの西隣、浦安市の第二期埋め立て地の西の果てということになります。ちなみに東の果てが浦安市公園墓地、舞浜駅前のかのネズミの国は、第一期埋立地の西の端ということになります。



斎場 - 浦安市

http://suumo.jp/journal/2011/07/09/4245/

ところで、この斎場、埋立地の最奥部にあって、近隣にあるのはクリーンセンターや京葉ガス、またその他にも倉庫や流通センターに工場や給食センターや、そういったものばかりです。もともと工業ゾーンとして計画された区画ですから、住宅地はそもそも存在しません。NIMBYの解決策としては、これは最良の立地かもしれませんが、白いキャンバスに絵を描くようなそんな土地利用計画を策定できる埋立地を抱えている自治体がそうあるわけではありません。火葬施設の新設に悩む他の自治体がここからどのような示唆を得ることができるのか、そこは少し考える必要がありますね。

http://www.city.urayasu.chiba.jp/dd.aspx?menuid=13261

縦長の建物は、手前半分が式場、奥が火葬場となっていて、両エリアは中で仕切られています。



民間経営の火葬場が大半を占める東京圏に隣接した浦安市、瑞江葬儀所と同じ公営の火葬場でしかも式場を併設しているとあって、市内外の火葬需要を担う人気の斎場となっているようです。

ちなみに、ここに隣接した護岸からは、対岸にネズミの国がよく見えます。向こうからはきっと見えていないと思いますが。