光州・全羅南道庁遺跡=アジア文化殿堂が正式開館

ああこれも、今年9月にあったニュースの続報ですね。

光州・全羅南道庁遺跡=アジア文化殿堂が開館へ

この工事が始まる前の姿をいちおう知っている者として、また光州に行った時には、現場の様子を観に行ってみるとします。


国立アジア文化殿堂 先月25日に正式にオープン=韓国光州
2015/12/16 14:28

【光州聯合ニュース】韓国南西部、光州市の複合文化施設「国立アジア文化殿堂」が11月25日に正式にオープンした。

 2004年の事業スタートから約10年での開館となった。

 1980年の光州民主化運動の歴史的現場となった旧全羅南道庁跡に建てられた大型複合文化芸術機関で、五つの主要施設からなる建物群は延べ16万平方メートルに達する。

 アジアの文化中心都市としての発展をけん引していくことが期待されている。


国立アジア文化殿堂=(聯合ニュース

 ◇アジア文化研究の場、文化情報院

 地下2階から地下4階に位置する文化情報院は、アジア文化を研究しコンテンツを開発する施設だ。

 各国固有の文化資源を集め研究し、文化理論を生み出す。

 図書、記録物、写真、映像、音響などさまざまな形態の資料を備えアジア文化についての知識や情報を提供するライブラリーパークとアジア文化研究所、アジア文化アカデミー、アジア文化資源センターなどがある。

 ◇芸術と科学の融合、文化創造院

 文化創造院はアーティストらが集い、新たな文化を生み出す場だ。

 視覚アーティスト、ニューメディアアーティスト、サウンドアーティストなど各分野の専門家の知識と技術、経験をつなぎこれまで見たことのない新たな形式の文化芸術を創造する。

 院内の複合展示館は8メートル〜16メートルと十分な高さがあり、大型作品も展示できる。

 ほかに、多様なジャンルを融合し未来志向的なコンテンツを展示する創作・製作センターやアジア研究ラボ、メディアラボ、デジタルオーディオ・ビジュアルスタジオ、機械造形スタジオなどの研究施設が入っている。

 ◇国際的な文化交流目指すアジア芸術劇場

 芸術公演の場であるアジア芸術劇場は劇場1と劇場2で構成されている。

 劇場1は座席とステージを自由に変えられる可動式の劇場で1120席ある。客席を床に収納しステージを16種類の形態に変えられる。

 劇場2は512席で固定式の小規模劇場だ。

 アジア芸術劇場は公演だけにとどまらずアジア各国の公演関連機関・団体と作品を共同制作し、流通ネットワークを通じて紹介する文化交流の場として育てる。

 開館を記念して上演される約30作品のうち16作品は共同制作され今後、国際的な舞台で上演される。

 ◇民主・人権・平和に取り組む民主平和交流院

 民主平和交流院は光州民主化運動の歴史的現場を保存して作られた。

 旧全羅南道庁の本館や別館、会議室など六つの建物を改築しアジアの民主・人権・平和の精神を表現した。

 光州民主化運動を記念した民主平和記念館は来年初めにオープンする予定。

 ◇夢育む子ども文化院

 9月に部分開放され人気を集めているのが子ども文化院だ。

 地下に建てられているものの、ガラス張りの構造で日が差し込み地下であることを感じさせない。

 遊びを通し文化を体験する子ども体験館やアジアと世界のさまざまな物語に出会える子ども劇場、子ども図書館から成る。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/Locality/2015/12/16/3000000000AJP20151216001600882.HTML

国立アジア文化殿堂 「文化創造」の拠点目指す=韓国
2015/12/16 14:47

【光州聯合ニュース】韓国南西部・光州市に先月25日にオープンした複合文化施設「国立アジア文化殿堂」は、文化の創造に寄与することを目指している。

 文化を単に「消費」するのではなく、アジアを代表する「商品」としての文化コンテンツを制作し、海外に流通・普及させることが目標だ。これに向け、9月に主要施設の一部をオープンして以降、独自企画したコンテンツの創作・制作システム作りに取り組んでいる。


国立アジア文化殿堂で行われた文化芸術公演のもよう=(聯合ニュース

 アジア各国の神話や説話などのストーリーをアーカイブにまとめる作業もスピーディーに進めている。中央アジアに広く伝わる民話や童話などを絵本にする「アジア・ストーリー・コミュニティー構築事業」には、韓国の絵本作家や各国の作家が参加した。

 また、国立アジア文化殿堂の開館式で公演した「アジア伝統オーケストラ」は、韓国と東南アジア諸国連合ASEAN)10加盟国の計11カ国の演奏者により2009年に結成され、精力的に活動している楽団だ。30種類のアジア伝統楽器だけで編成され、韓国・ASEAN特別首脳会議などでの公演経験を持つ。

 国立アジア文化殿堂を運営するアジア文化院は、伝統音楽オーケストラ(音楽)、アジア舞踊団(舞踊)、アジア・ストーリー・コミュニティー構築(絵本)の3事業を柱に中央アジアとの交流を拡大する計画だ。カンボジアアンコール・ワットなどアジア文化遺産の3Dデータを活用し、アジアの神話に関するコンテンツを展示する計画もある。

 アジア文化院の関係者は「アジアの神話を背景にキャラクターを開発し、商品化することも検討している」と伝えた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/Locality/2015/12/16/3000000000AJP20151216001800882.HTML