映画「築地ワンダーランド」を観る。
できれば観たいと思っていたこの映画。調べてみたらシネリーブル梅田とMOVIX京都でやっているということで、初日にMOVIX京都で観てきました。
評判はいろいろ聞いていたんですけど、実際に観てみて、いやーよかったですよ。
作品全体を貫くのは、築地市場という「プロフェッショナルの現場」に対する敬意です。
現今の築地市場移転をめぐる騒動において、いちばん欠けているものです。
誇りを持って働いている現場のプロを、侮蔑し、貶め、その価値を買い叩いて、丸ごと売り飛ばして換金しようとする地上げ屋の策動の何がまずいのか。何故に豊洲への移転プロジェクトが破綻不可避の惨憺たる有様を晒しているのか。昭和の名建築と言っていい「築地市場」と、あの「豊洲市場」とは何が違うのか。
そのへんのことが、よーくわかります。
ま、そのへんのことは措いといたとしても、面白いです。世界で観てもらう価値のあるドキュメンタリー作品です。
で、この映画を観た後には、やっぱりお魚食べたくなりますね。