話としてはこちらの続きになります。
blue-black-osaka.hatenablog.com
慶北大学校から少し移動してバスに乗り、都市鉄道3号線の太田(태전)駅近辺、太田三差路(태전삼거리)で降ります。
太田三差路からは、大邱保健大学校などを手がかりとしながら、漆谷インターチェンジの方向に向けて洛山里(낙산리)を目指して歩きます。
インターチェンジの脇道から高速道路をくぐれば、大邱広域市から慶尚北道漆谷郡に入ります。
ここまでくれば、あとは「現代公園(현대공원)」の案内看板を頼りに山に入っていけば、そう迷うことなくたどり着くでしょう。必ずしも徒歩向きとは言えませんが、歩けなくはない道と距離です。
地図上では隣接してるはずの大邱市立墓地のほうはまだ見ていませんが、案内図を見る限り、現代公園のほうが墓地としては規模が大きいような気がします。これは相当大きいですよ。
ただ、朝が遅くて寄り道もしたため、午後3時も過ぎてだいぶ夕方近くなってきています。全部を見て回る余裕などとてもありません。しんどいし。
なので最低限、これだけはというものに絞ることにします。民族民主烈士墓域。ソウル近郊・南揚州の牡丹公園と並ぶ、民主化運動家・社会運動家が眠る墓域です。ここには16名が葬られています。
しかしここは、牡丹公園のように入口の特定の墓域に対象となる墓地の大半が集まっているわけではなく、山腹に広がる広大な墓域内に点在する形になっています。
全部見て回るのはとても無理なので、この案内板から近い墓域を一つ二つ見て回るので今回は精一杯です。
日が暮れる前に撤退です。次回はもう少しいい季節の早い時間に訪れることにしましょう。
追記:現代公園の民族民主烈士墓域に眠る16名については、こちらのブログにわりと詳しい言及があります。
また、上に写真を掲げた案内板にも言及されていますが、この墓域成立のきっかけは朴正煕政権時代の人民革命党事件の犠牲者のうち慶北地域出身の4名がここに埋葬されたことにあります。この前に訪れた慶北大学校などは、事件で死刑執行された8名のうちの一人の母校であったことも知られています。