仁川「イエローハウス」撤去へ

少し前から、この記事を見に来る人が急に増えたので、何かあったのかと思ったら、やはりイエローハウスに動きがあったわけです。

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清凉里のこともありましたし、ここもいつかは、と思っていましたが、ついに来ましたか。

仁川の売春街「イエローハウス」撤去に着手…住民らは反発も
2019年02月17日12時24分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

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16日、再開発組合側の撤去業者がイエローハウス一帯の商店街と性売買業者を撤去している。(写真=イエローハウス移住対策委員会)

仁川(インチョン)の売春街として知られる「イエローハウス」の撤去が始まった。性売買従事女性らによると16日午前8時30分ごろに撤去作業員がフォークレーンを動員して集結地内の食堂の建物を壊し始めた。

この一帯にはまだ住民が居住している。住民のイさん(38)は「撤去業者が食堂をはじめ空き家の性売買業者など近隣にある建物を順に撤去している。町内が荒廃しないか心配だ」と話す。

昨年6月に仁川市弥鄒忽区(ミチュホルク)は崇義(スンウィ)1区域地域住宅組合の設立を承認した。組合はイエローハウスと周辺地域1万5600平方メートルにマンションを作るため撤去を予告した。先月この地域の一部商店街・住宅を撤去したが、議論になった性売買業者を撤去したのは初めてだ。

弥鄒忽区崇義洞にあるイエローハウスは1962年に造成された。一時は30ほどの業者が営業していたが、2004年の性売買防止特別法施行、2006年の崇義洞都市住居環境整備事業計画策定などで減り、現在は10カ所ほどが残っている。

性売買従事女性と業者関係者など20人ほどが「行く所がない」として退去を拒否しており、撤去過程での衝突も懸念される。先月13日には撤去業者関係者が性売買業者関係者を暴行して立件されている。

住民らは撤去にともなう対策を要求したが、弥鄒忽区は民間再開発事業であり区庁は介入しにくいと明らかにした。仁川弥鄒忽警察署は衝突が発生した場合には人員を配置する計画だ。

残った住民らはイエローハウス移住対策委員会を構成し、14日に弥鄒忽区庁前で無期限1人デモを始めた。オ・チャンイ委員会代表は「数十年間働いて暮らしてきた生活の基盤なのに移住費を1ウォンも払わずに突然出て行けというのが話になるか。組合に移住補償金を要求する」と話した。

オ代表はまた「弥鄒忽区が性売買女性らに自活支援金を払うと広報したために組合がこれを言い訳として補償金を払わない。われわれが望むのは実効性のない支援金ではなく補償金だ」と話した。組合側は補償金を建物主にすべて支給しており、性売買従事女性に対する補償計画はないという立場だ。

弥鄒忽区は昨年9月に脱性売買を条件に1人当たり1年ずつ年間最大2260万ウォンを支援する内容の「性売買被害者の自活支援条例施行規則」を公布した。だがこれに対し性売買女性らは「支援人数が3~4人に限定されている上に身元露出が懸念され実効性がない」と話している。

https://japanese.joins.com/article/308/250308.html

인천 집창촌 ‘옐로하우스’ 철거 착수…주민 “못 나가”
[중앙일보] 입력 2019.02.16 14:06
최은경 기자 사진 최은경 기자

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16일 재개발 조합 측 철거용역 업체가 인천 미추홀구 숭의동 옐로하우스 일대 상가와 성매매 업소를 철거하고 있다. [사진 옐로하우스 이주대책위원회]

인천의 성매매 집결지 ‘옐로하우스’의 철거가 시작됐다. 성매매 종사 여성 등에 따르면 16일 오전 8시 30분쯤 철거용역 직원들이 포크레인을 동원해 집결지 내 한 식당 건물을 허물었다.

주민 “이주 보상금 달라” 퇴거 거부,
재개발 조합 “건물주에게 이미 지급”

이 일대에는 아직 주민들이 거주하고 있다. 주민 이모(38)씨는“철거업체가 식당을 시작으로 빈 성매매 업소 등 인근에 있는 건물을 차례로 허물고 있다”며 “동네가 황폐해질까 걱정스럽다”고 말했다.

지난해 6월 인천 미추홀구는 숭의1구역 지역주택조합 설립을 승인했다. 조합은 옐로하우스와 주변 지역 1만5600여㎡에 아파트를 짓기 위해 철거를 예고했다. 지난달 이 지역 일부 상가·주택을 허물었지만 논란이 된 성매매 업소를 철거한 것은 처음이다.

미추홀구 숭의동에 있는 옐로하우스는 1962년 조성됐다. 한때 업소 30곳이 영업했지만 2004년 성매매방지특별법 시행, 2006년 숭의동 도시주거환경정비 사업계획 수립 등으로 줄면서 현재 10곳 정도가 남았다.

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지난달 20일 옐로하우스 전경. 김경록 기자

성매매 종사 여성과 업소 관계자 등 20여 명이 “갈 곳이 없다”며 퇴거를 거부하고 있어 철거 과정에서 충돌이 우려된다. 지난달 13일에는 철거업체 용역 직원이 성매매 업소 관계자를 폭행해 입건되기도 했다.

주민들은 철거에 따른 대책을 요구했지만 미추홀구는 민간 재개발 사업이라 구청이 개입하기 어렵다고 밝혔다. 인천 미추홀경찰서는 충돌이 발생할 경우 인력을 배치할 계획이다.

남은 주민들은 옐로하우스 이주대책위원회를 구성해 지난 14일 미추홀구청 앞에서 무기한 1인 시위를 시작했다. 오창이 위원회 대표는 “수십 년 동안 일하고 살아온 삶의 터전인데 이주비 한 푼 안 주고 갑자기 나가라고 하는 것이 말이 되느냐”며 “조합에 이주 보상금을 요구한다”고 말했다.

오 대표는 또 “미추홀구가 성매매 여성들에게 자활 지원금을 줄 것이라고 홍보한 탓에 조합이 이를 핑계로 보상금을 주지 않는다”고 주장하며 “우리가 원하는 것은 실효성 없는 지원금이 아니라 보상금”이라고 말했다. 조합 측은 보상금을 건물주에게 모두 지급했으며 성매매 종사 여성에 대한 보상 계획은 없다는 입장이다.

미추홀구는 지난해 9월 탈성매매를 조건으로 한 명당 1년씩 연 최대 2260만원을 지원하는 내용의 ‘성매매 피해자의 자활 지원 조례 시행규칙’을 공포했다. 하지만 이에 대해 성매매 여성들은 “지원 인원이 3~4명으로 한정된 데다 신분 노출이 우려돼 실효성이 없다”고 말했다.

인천=최은경 기자

https://news.joins.com/article/23375807

中央日報のサイト内に中部日報の記事も掲載されています。そちらにはよりはっきりと、瓦礫と化した建物が写っています。

"퇴직금 지급 않을땐 철거 불응"…인천 옐로하우스 종사자들, 업주들에 이주보상비 요구
[중부일보] 입력 2019.02.17 22:17 수정 2019.02.18 11:12

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17일 인천시 미추홀구 숭의동 집창촌인 옐로하우스의 성 매매 업소가 철거되고 있다. 숭의1구역 지역주택조합 측 철거업체가 지난달부터 철거를 시작해 논란이 되고 있는 성매매 업소를 철거한것은 처음이다. 현재 일부 성매매 종사 여성과 업소 관계자 등은 옐로하우스 이주대책위원회를 구성해 조합에 이주보상을 촉구하고 있다. 윤상순기자

인천 유일의 성매매 집결지인 미추홀구 옐로하우스가 16일 본격적인 철거에 들어서면서 종사자들이 업주들에게 이주 보상책을 촉구하고 나섰다.

옐로하우스 종사자 30여 명으로 구성된 이주대책위원회는 구청 앞에서 기자회견을 열고 실질적인 이주 보상비를 요구했다.

이들은 “국민의 세금으로 이뤄진 구청의 지원금을 바라는 것은 결코 아니다”라며 “그간 실질적인 이익을 누려온 업주들이 직접 이주 보상금을 지불해야 한다”고 주장했다.

최대 20년 가까이 옐로하우스에서 일하는 동안 업주들이 수입의 60% 가량을 차지했다는 게 주된 이유다.

대책위는 “그간 성매매 수입 대부분을 차지한 업주들이 이제는 재개발 이익까지 노리고 있다”며 “업주들이 정당한 퇴직금을 지급하지 않으면 끝까지 철거에 응하지 않겠다”고 강조했다.

이들은 이날 오후부터 구청 앞에 천막을 치고 무기한 1인 시위에 들어간 상태다.

앞서 지난해 구는 옐로하우스가 있는 숭의동 숭의1구역 1단지 일대에 아파트 조성 계획을 세우면서 이곳 성매매 종사 여성들의 자활 지원 명목으로 1년간 최대 2천260만 원을 지급한다고 밝혔다.

이를 위해 최대 4명까지 지원할 수 있는 규모로 올해 예산 9천40만 원을 편성하면서 비난 여론이 일었다.

옐로하우스 종사자들은 사전 협의도 없이 지원책이 마련된 데다 지원금을 받을 수 있는 대상도 한정적이라며 반발하고 있다.

조윤진기자<중부일보(http://www.joongboo.com)>

※위 기사는 중부일보 제휴기사로 법적인 책임과 권한은 중부일보에 있습니다.

https://news.joins.com/article/23377547

中央日報日本語版には、下記の記事も掲載されています。これは、これ単独の記事ではなく、上の報道記事も書いているチェウンギョン記者の連載記事「イエローハウス悲歌」の中の一本(第11回)です。

news.joins.com

この記者さんの地道な取材活動があっての、中央日報のイエローハウス報道なわけですね。

70年代日本人キーセン観光ブーム…韓国政府は「愛国行為」奨励も(1)
2019年02月07日08時44分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

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釜山玩月洞の集娼村の2014年の様子(写真=釜山発展研究院)

1962年にできた仁川弥鄒忽区崇義洞(インチョン・チュホルグ・スンウィドン)の集娼村である俗称「イエローハウス」が再開発される。「1月末までに全業者退去のこと」という最後通告を受けたが、10軒余りの業者の売春女性およそ40人は行く先がないといって動かない。ソル(旧正月)連休が終われば強制撤去が始まるという話が出回り、思わぬ事故への懸念も高まっている。崖っぷちに追いやられた女性たちが胸の奥深くにしまいこんでいた彼女たちだけの話を教えてくれた。集娼村で30年余りを過ごした売春女性Bさん(53)の証言を紹介したい。

イエローハウス店内に入ると、膝の高さのオンドル部屋がある。女性たちが「玄関おばさん」の手に引かれてやってくる男性たちを待つ控室だ。ここで女性たちと数回インタビューした後、ある日、Bさんがノート一冊を見せてくれた。ものを書くのが好きで、時々日記を書くと話していたことを思い出した。日記帳だと察することができた。記者が映像撮影記者と一緒にイエローハウスに立ち寄った後、Bさんが書いた日記の内容だ。

「記者さんが私たちの話を聞きに来られた。過ぎたことが走馬灯のように思い浮かんだ。同じ人間なのに、私たちもやはり多くのことに背を向けて生きてきたようだ。私たちの話が新聞に載せられて話を吐き出し、想像もできなかったことが起こっている。関心を持ってくれた記者さんには有難いが、どこからどのように私たちのことをお話するべきか」

Bさんはその日以降、心の奥に埋もれたままになっていた記憶を探り続けた。Bさんは大邱(テグ)チャガルマダンから仁川イエローハウスに来るまでの20年余りの間、全国のさまざまな集娼村を経験した。釜山玩月洞〔プサン・ワンウォルドン、現在の西区忠武洞(チュンムドン)〕の集娼村もその中の一つだ。

釜山玩月洞の集娼村は韓国最初の性売買密集地だ。1900年代、日帝が港の近くであるここに集娼村を作って以来、80年代まで盛況を極めた。当時は業者が150軒余り、従事女性が2500人を超えていた。売春女性が2500人もいれば、どれほど多くの男性が毎日ここに来ていただろうか。

2004年の売春特別法施行後、規模が大幅に減った。2015年釜山市と西区庁が都市再生事業に出たが、業者45軒・220人が依然と営業をしている。

釜山発展研究院の報告書によると、ここも「ブティック店従業員求む」「家政婦求む」のような求人広告にだまされてきたり、家庭暴力や性暴力などを受けた後に家出をして業者生活をしながら借金が増えたりしてやってきた女性が多かった。

Bさんは玩月洞で10年以上働いていた。80年代後半~90年代後半をここで過ごしたといえる。

「玩月洞はとても規模が大きかったです。儲けているところはほぼ企業でした。○○場・○○館、このように呼んでいましたが、事業主はテレビに登場する芸能人とも知り合いで財産が何十億ウォン台でした。この世界で玩月洞出身といえば私たちの間で一目置かれていました」

ここでは主に日本人団体観光客やヤクザ(日本の組織暴力団)を相手にした。客10人のうち9人は日本人だった。3泊4日間、一緒に釜山南浦洞(ナムポドン)や京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)の民俗村、済州道(チェジュド)を訪れながら観光ガイド役もした。

「ヤクザが来ると釜山の暴力組織が接待しました。私たちはキーセンパーティーをするかのように韓服を着て彼らを出迎えました。チャーミングスクールとともに外部の私設学院に通いながら日本語はもちろん、茶道や礼儀作法、歩き方まで学びました。一種の外貨稼ぎですね」。Bさんはまだ日本語をかなり話すことができる。

https://japanese.joins.com/article/946/249946.html

70年代日本人キーセン観光ブーム…韓国政府は「愛国行為」奨励も(2)
2019年02月07日08時45分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

このような形の売春は一つの産業として位置を確立した。全北(チョンブク)大学新聞放送学科のカン・ジュンマン教授は著書『売春、韓国を剥がす:国家と権力はいかにして性を取り引きしてきたか』でこのような内容を明らかにした。「1970年代、日本人を主な客とする観光キーセン業という名称が普遍化した。日本人観光客数は71年9万6000人余りから79年65万人余りに増え、このうち85%以上が男性だった」

また、カン教授はこの本に「朴正熙(パク・チョンヒ)政権は73年から売春婦に許可証を与えてホテルの出入りを自由にし、通行禁止と関係なく営業することができるようにした。また、朴政権は旅行会社を通じて『キーセン観光』を海外に宣伝しただけでなく、文教部長官は73年6月に売春を女性たちの愛国的行為と奨励する発言をした」と書いた。

カン教授はこの本で、78年韓国が売春で日本人に対してあげた収入が700億ウォン(現在のレートで68億円)程度だとした。カン教授は『同盟の中のセックス』(キャサリン・ムン)、『韓国の女性運動:昨日と今日』(イ・ヒョジェ)、『韓国の売春』(パク・ジョンソン)などを参考にした。

絶対的な力を持った政権の管理の下で女性の性は商品として取り引きされた。輸出が最高の愛国だった時期、彼女たちは日陰で外貨を稼いだ。集娼村は法の死角地帯で公認を受けたためか、人身売買犯が大手を振って歩いていた。

年若い少女たちは訳も分からずドロ沼に引きずり込まれ、一生抜け出すことができないのが普通だった。彼女たちの一部は現在も営業主として、玄関おばさんとして、売春女性として生きていく。どん底に縛られていた30年の歳月が彼女たちから外の世界と接する勇気を奪い取っていった。

日本人を相手にした「キーセン観光」が盛んに行われていた中、玩月洞の売春女性と釜山太宗台(テジョンデ)の新仙岩に行った日本人観光客が女性の写真を撮ろうとして崖から落ちて亡くなる事故も起きた(1976年)。95年釜山地検強力部が日本ヤクザ100人に売春をすると契約した料亭の事業主を拘束したこともある。この事業主は4カ月間で日本人観光客1人あたり3万円を受け取って堕落行為を斡旋(あっせん)して1500万円(当時約1億2000万ウォン)を稼いだ。

町の男たちはBさんをはじめ玩月洞の女性たちが通ると「チョッパリ(日本人の蔑称)」と遊んでいるとからかった。「正直いえば自尊心が傷つけられました」。自尊心のためだったのだろうか、独立運動記念日の3月1日には営業を休んだ。

この日、日本人観光客が来ると「今日が何の日か知らないのか。どこを上がってくるか」とののしりながら追い返した。虚しい事実は、数日過ぎたら「イラッシャイマセ」と叫んで、また忙しく日本人を迎えたということだ。

ソウル明洞(ミョンドン)の近くでも日本人相手の売春業者が繁盛した。俗称「ダチ」と呼ばれるここの女性たちは斡旋元から連絡を受けてホテルのような宿泊業者で売春をした。この「ダチ」は2012年までもメディアに登場していた。ソウル中区(チュング)の有名ホテルである○○○ホテル・○○ホテルの支配人が「キーセンパーティー」をするとし、「ダチ」女性を有名高級料亭に連れていったりした。

89年にはソウル市警がキーセンパーティー営業が疑われる有名料亭を対象に一斉捜査(売春行為防止法違反)を行った。ソウルで旅行会社の会長、料亭のマダム(女主人)、組織暴力団などが「円稼ぎ」売春を斡旋して拘束されることがたびたびあった。済州道(チェジュド)も70~80年代、日本人を相手にしたキーセン観光が活発だった。

「日本人たちが韓国に『現地妻』を多く置いていました。私もマダムに60代の日本人ゴルフ場社長を紹介されましたが、正直いうと身震いしました。しわだらけの老人が私の目の前で『かわいいね、かわいいね』と言っているのに、国力が弱いので年若い韓国の娘たちがこういう目に遭うのかなと思いました。その佗びしさは体験したことがない人には想像できないでしょう。(地位の)高い方々は知らなかったと思います」。

https://japanese.joins.com/article/947/249947.html

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