国家報勲処、 元・現職の職員30人の有功者認定を取消
記事入力 : 2008/09/26 10:00:55
国家報勲処は25日、「国家有功者に指定された元・現職の報勲処職員92人が在職当時、公傷公務員に登録されていたことと関連し、再審査を実施した結果、このうち30人について国家有功者の地位をはく奪した」と発表した。報勲処の関係者は「昨年11月から医師や弁護士など、外部の専門家らを中心として委員会を構成し、公傷公務員に登録された元・現職の報勲処職員92人全員を再審査した結果、このうち30人については、疾病が公務とは関係のない生物学的または遺伝的要因により発生したものである可能性が大きいことが分かり、該当者に対し有功者の地位をはく奪した」と語った。
またこの関係者は、「疾病のうち特にがんについては、現在まで無条件で有功者認定の対象と判断してきたが、今回の再審査では、公務との因果関係がある場合のみを認定した」と付け加えた。
報勲処は今回の一件と関連し、今後有功者の登録申請を行う報勲処の職員について、民間病院で身体検査を受けさせるようにし、報勲審査委員会での審査の際には報勲処の関係者を排除し、外部の人物による審査を受けさせる方針だ。
しかし、今回の再審査で有功者の地位が剥奪された30人のうち17人は、再審査を不服として行政訴訟などを起こしたという。
チャン・サンジン記者
なるほど。韓国における「国家有功者」ってのの審査の実態を垣間見せる興味深い記事である。
国家有功者になると国立墓地に埋葬されることになると思うのだが、全員が全員そうなるかは知らない*1。
まあ、それ以外にも例えばこんな役得がついてくるようだ。有功者認定は、必ずしも名誉だけの問題ではないと言えよう。
国家有功者の子女、公務員試験の加算点引き下げへ
記事入力 : 2006/08/18 09:48:48
国家有功者の子女が公務員採用試験を受ける場合に反映される加算点の比率が既存の科目別10%(100点満点中)から5%に引き下げられる。しかし、国家有功者本人と既に登録された遺族(殉国烈士、戦没軍警、5.18光州民主化運動犠牲者遺族)に対しては今後も10%の加算点が与えられる予定だ。国家報勲処は17日、このような内容を含めた「国家有功者など礼遇および支援に関する法律改正案」を18日に立法予告することにした。今回の法の改正は、憲法裁判所が今年2月、現行の加算点制度に対し憲法不合致決定を下したことに伴うもの。
改正案はまた、「公務員としての最小限の能力と資質を備えた国家有功者選抜」の趣旨に従い、得点が100点満点中40点未満だった場合に与えられていた加算点は廃止することにした。
アン・ジュンホ記者
もっと切実な問題としては、『ハンギョレ21』が追求している次のようなものがある。
*1:確か、遺族に選択権があったはずである。
